太陽電池&鉛補助バッテリ&ドラレコ最新型(ドラレコ常時録画システム たぶん最終完成版)
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写真は太陽電池パネルを裏から見たところです
当初、走行中に車両電源で補助バッテリーを充電し、充電できた分だけ駐車時にドラレコを動作させるプランでした
途中から放電制御用に太陽電池充放電器を流用したことにより、むしろ太陽電池を設置して、それを積極的に活用することにしました
今更ですが、諸条件を明記し、テスト結果等を踏まえて、各部品の選定とシステム構成のご報告を行いたいと思います
車の運用状況:通勤時は朝1時間走行、日中8時間会社露天駐車場、夕1時間走行、夜間14時間自宅露天駐車場
休みの日に出かけないときはほぼ自宅露天駐車場ですが、ここは日陰です
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ドラレコ:前面録画用の物です、既存の物(5年6ヶ月使用)は対応するメモリの容量では録画時間が24時間に少し足りないこと(但しこれ以上画質は落としたくない)、録画ファイルに異常がでたこと(メモリは半年ほど使用)、夜間駐車の録画が暗いことなどあって、新しくコムテック HDR852G 19年モデルに換装しました
このモデルは駐車録画時に、タイムラプス機能(1秒1コマ)で画質を落とさずにメモリを節約できること、暗い場所ではナイトビジョン機能で明るく映ること、タイマーだけでなく連続録画設定が可能であること(但し電源電圧降下により停止)などを考慮して選定しました
また画質は、WQHD 370万画素対応ですが、録画時間が通常録画時 2時間以上、駐車録画時 22時間以上になるよう画質を落とそうと思います(運用結果 FullHD に変更し、常時録画 140分 駐車録画 35時間)
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太陽電池充放電器:市販品を流用しました、充電制御電圧はバルク14.4V、フロート13.7V、放電制御電圧は終止11.5V、復帰12.5V、自己消費電流は平均2mAです
そもそも太陽電池パネルと鉛バッテリーの組み合わせで、商用電源の無い場所での電子機器の運用を実現するためのものです
なので、太陽電池パネルと鉛バッテリーのスペックを適切なものにすれば、ドラレコの24時間運用ができるはずです
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補助バッテリー:当初、Nicdでしたが、最終的には鉛シールドバッテリーにしました(12V5Ah LONG製 WPL5-12)
スペックシートを見ると250mAで放電した場合、満充電12.9Vから11.5V付近まで17時間かかります(ちなみに今回のドラレコの消費電流は常時録画 240mA 駐車録画 170mA)
充電は仮に500mAの電流で充電できた場合12時間(5Ahの2割増し)で満充電になりますので、日照条件がよければ、昼間で満充電できて夜間次の朝まで運用できる計算になります
電池の上の小さい箱にポリスイッチ(過電流防止素子、定格5A、トリップ10A、過負荷というよりショート事故防止用)を入れて、充放電器に接続しています
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太陽電池パネル:太陽電池だけで運用するとなると、ドラレコに3W(250mA)、充電に6W(500mA)、合計10Wもあればよいことになります
しかしながら、設置場所のリアハッチがスモークガラスであることや、曇天の際もある程度出力されることを期待して20Wを選定しました
アルミのLアングルと電気配管固定用のサドルでハッチ開閉用のダンパーに取り付けました、ダンパー取付部とLアングルさらにフレーム固定用のレールの間にクッションも兼ねて防振ゴム付きの金物を挟んでいます
実際の発電状況ですが、晴天の日より、曇天の日(雨の日を含む)のほうが発電効率がいいようです、ハッチ内部に設置したためおそらく晴天の日はパネルが高温になる為かと思われます
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システム接続図:車両電源で補助バッテリーを充電しようとすると、現在の運用状況で車両電源の電圧は充電制御の為か13Vから14Vなので、逆流防止ダイオードをつけると電圧降下してバルク充電の電圧に足りません、時々フロート充電できる感じですので、朝夕2時間の走行では補助バッテリーを満充電することはできません(そもそも、バルク充電で今回設置した鉛蓄電池のスペック表の最大1.5Aで充電しても満充電まで4時間かかる計算)
そこで太陽電池パネルの登場ですが、太陽電池パネル及び鉛バッテリーのスペックとテスト運用結果から、その組み合わせだけでドラレコが24時間運用できる見込みが立ちましたので、走行時の車両電源の利用は鉛バッテリーへの充電はせずに、ドラレコのみを動かすことにしました、つまり走行時は、夜間や荒天時、万一補助バッテリーの容量が無くても録画できるし、昼間、太陽電池は充電専用になります
採用したドラレコ HDR852G は、常時録画と駐車録画を切り替えるのに、+B線とACC線(今回はイグニッション線)を両方繋ぐ必要があります、つまり今回のように補助バッテリが無い場合は、駐車録画は主バッテリーを消費しますのでバッテリー上がりに注意する必要があります(タイマー、電圧監視でOFFの機能はあります)
尚、使用した充放電回路BOXはプラスアースなので、前回同様プラス側は共通ライン、負荷の切り替えスイッチはマイナス側へ接続しました
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写真はドライブレコーダー向けという売りの「Transcend 高耐久 microSDHCカード MLCフラッシュ 32GB」です、テスト運用の際に録画チェックする為に、2枚を交代で使用しています
設置(接続変更)から3週間経過して24時間録画できています、今後の課題ですが(最終完成版と言っておきながら・・・)執筆時点での運用状況では過放電になることは無いのですが、逆に満充電になることも無いので、商用電源から補充電しなければならない場合がでてくるのかどうかが要検証です
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2020.02.10 追記
バックミラーで後ろを見た際に邪魔になる為、太陽電池を水平にしていたところ、冬になってから充電が追い付かずバッテリーが放電してしまいました
先日、リアカメラを付けた際に、後方はカメラ&モニターで見えるようになりましたので、元通りハッチとほぼ平行に直したところ回復したようです
ちなみに、太陽電池の角度は、夏場はほぼ地面と平行、冬場は60度くらいで、年間平均では30度くらいがよいようです
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