エバポレータ 清掃 【HN14】
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
27年分の汚れを一掃します!
エバポレータは脱着して清掃OH、エキスパンションバルブも交換します。
まずは、エンジンルーム側の配管継手、高圧側と低圧側それぞれを縁切りします。
継手脱着にはモンキーレンチを使用しました。
どのくらいのトルクで締められているか、感覚で覚えておきましょう。
取り付け時、締め付けトルクが強すぎた場合、Oリングをねじ切ってしまうからです。
ABS装着車は、周辺にあるリレーをブラケットごと外しておきます。
画像は、ブラケットを外した状態です。
*エアコンガスが入っています。
回収を依頼する等、対策を取ってから作業します。
2
3
エバポレータご開帳。
何個かの8mmボルトで止まっており
ケースはアッパとロワに分離します。
虫やら葉っぱやら何やらで...
しかし27年分の汚れにしては、キレイかもしれません。
目立った悪臭もありませんでした。
4
エバポレータを掃除していきます!
今や当たり前の「エアコンフィルター」
そんな概念など、当時は無かったのでしょうか。
装着されていないどころか、装着するスペースすら用意されていません。
エアコン洗浄スプレー(家庭用)まるまる一本使って
やっと汚れが浮き始めました。
あとは水道水と歯ブラシでゴシゴシ洗います。
歯ブラシの効果は抜群です。
ホコリ汚れをみるみる絡め取っていきます。
5
ここで、エキスパンションバルブ(エキパン)を取り替えておきます。
コンプレッサが焼き付いた場合、鉄粉がクーラーサイクル内を回り、ここに堆積しやすいようです。
今回は、念には念を。ということで一応替えておきます。
やや粘着質な物体で囲まれていました。
感熱筒はクリップで挟まれており、その回りをスポンジ質の物体が包んでいました。
スポンジは全て一掃します。
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新品のエキパンがありました。
純正部品番号
92200-55C00
R12用ですが、レトロフィットを施工するので
適合確認がとれるものにしました。
新品は、配管が真っ直ぐの状態で届くようです。
現物合わせで、そっくりな形に曲げます。
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エキパンを脱着します。
結構強いトルクで締まっており、当て板がなければ、配管を曲げてしまいます。
多少の曲がりは、手曲げで調節します。
モンキーレンチが勝手よく使えます。
ここでも、締め付けトルクを感覚で覚えておきましょう。
8
スポンジ類は一掃して
ケースを組み付け、逆の手順で車両に取り付けます。
スポンジはホームセンターで揃えました。
配管に巻く分は、切り売りコーナーにて購入。
エバポ外周に貼る分は、スキマテープで代用。
よく似た材質のものが、割とすぐに見つかりました。
新品は気持ちがいいものです。
エキパンに巻く粘着質のアレは
清掃して再利用。
少し剥がれてくるので、絶縁テープで全周密閉しました。
頻繁にできる内容ではありませんが、
何かのお役に立てれば幸いです。
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