クーラント漏れ

通りすがりの中古車屋で見つけた１９０E。最終１コ前の９２年式。センターコンソールにウッドが増えてちょっとリッチ？外装もまあ綺麗（に見えた）！何たってそのお値段。あらまあ諸費用込込で新車価格の1/10じゃございませんか？ということで、現状で嫁に迎えました。納車は車屋さんへ直接引き取りに行き、そのまま花嫁修行の為、即ディーラーへ入庫。ここからが悪夢の始まりとなります。

「なかなか程度いいんじゃないですか？」というディーラーマンのお世辞を真に受けながら「まあチョット見てやってください」と納車整備を依頼。「じゃ工場へ移動します･･･あれっ！これクーラント臭いですよ！」「えっ！これって古いベンツの臭いと違いまっか？たいていこんな臭いしてまっけど？」「明らかに違います」「･･･」「ほら窓にも白っぽく出るでしょう？」「これって単に曇ってるのとちゃうの？」「違います」「がーん」とりあえず他の点検も合わせて不具合箇所を見積もってもらうことに･･･

整備自体はまあ油脂程度の交換でＯＫでした。「ところで･･･」と何か言いにくそうなディーラーマンに冷や汗を書きながら冷静さをよそおう私。「まずはこれを」と赤紙のような見積書が登場！「こんなにかかるんですか？」と症状はさておき合計金額に目を奪われ失神寸前。「残念ながら娘さんは、ヒーターコアが蝕まれておりまして･･･」とは言われなかったけど、そこから微量漏れていることが原因、完治させるにはダッシュボードを全バラシして、ヒータコアを交換する必要有り。「他に何か手立ては＝安くごまかせる方法ありませんか？」「無いことは無いのですが･･･」「先生それでお願いします」

「運が良ければ止まります。止まらない場合は貯金しておいてください」「ははあ～」ということで、ストップリークを投与することに･･･これだと２千円でお釣りがきます、止まってくれないと十数万円コース。まさに天国と地獄状態。この後、無事症状は治まり、３年ぐらい乗りましたけど再発はしませんでした。めでたし、めでたし。
ところがこの後･･･（次回エンジン編へ続く）