パワステの不思議
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
走行距離を2万キロほど遡ったころに、訳あってパワステの油圧回路にインラインフィルターを追加した。
写真はエアインテークをはずしたところ、左手前がリザーバタンク。
そもそも9万キロあたりでパワステが異音を発し、ディーラーでリビルド部品を使用して交換してもらったのだが、ディーラーでのエア抜きがいい加減で異音が取りきれずに何度も持ち帰らせたという経験から、13万キロ時に又もや異音が発生した折には、近所の修理工場でリビルドで修理し、その際にはエア抜きを自ら丁寧に行って、あっさりと修理完了したものだった。
しかし1年かそこらで車庫入れ等のアイドリング時に重ステとなってしまい、修理工場に相談したところクレームとして処理をしてくれて、新しいポンプに交換をしたのだった。
2
ところが又もや1年ほどで同様の症状を発し、今度はクレーム処理はできないとの宣告。その理由は、前回クレーム返品したポンプを分解調査してみるとポンプ内のリリーフバルブがコンタミによりスタックし、低回転で十分な圧力を発していないということが判明し、これはポンプ側の責任ではなくパワステフルードもしくは回路側の問題である、ということなのである。前回はサクションホースも交換しているので、圧油中のコンタミを取り除かねばならない。リザーバタンクの中にはストレーナがあり、大きなごみは回路中を流れることはないのだが、どうも前回フルードをリザーバタンクから抜くときにホースを突っ込みすぎて、そのストレーナを破ってしまったらしい。
そこでGoogleの力により左のパワステ用インラインフィルターを発見しこれが約1,600円、適用ホース径も全長も丁度良い。リザーバタンクが約4,000円なのでフィルターの設置の方を選択した。リビルドパワステポンプも購入しすべての作業を自分で行った。
3
それ以降2万キロを走った今、パワステは機嫌よく作動するのだがフルードの色が静脈の血液のようで汚い。リリーフバルブが詰まるぐらいのコンタミを漉し続けたフィルターも、詰まってしまうと内部バルブが開いてごみを通してしまうので、フィルターとフルードの全量交換をすることに。
フルードは赤ワインのようにきれいになった。働きづめだったフィルターを解剖してみるとこのように大そうな汚れである。油圧回路とは思えない。
リザーバタンク内のフルードを抜くときは充分にご注意のほどを!
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