• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

Tpのブログ一覧

2009年09月21日 イイね!

CD再生 CDP-XA7ES

CD再生 CDP-XA7ESMMB方式のD/Aコンバーターについては、以前書きましたが、今回はCDトランスポートについて。

現在でこそ音楽の情報は、デジタルデータとしてCD1枚ならば約800MBであり、上位規格でも固体メモリに収ってしまう程度のデータ量で、その気になればネット配信などでマスター音源のデータを入手できるようにすることも可能です。その方が、データに揺らぎが無く、データとしてはレコーディングルームの音に忠実なはずです。
ですが、円盤に対するノスタルジーなのか、虹色に輝くピット面に魅せられるのか、はたまた単なる所有欲なのか、未だにDiskの形状で世に出回っているのです。この形態を最初に形にしたたSONY(とフィリップス)は偉大だったと思います。
そのCDオリジネーターであるSONYのプレーヤーメーカーとしての最後の輝きと言ってもよいCD再生専用機がこれ。実は、CDP-R10という怒級のデーター読み取り専用プレーヤーと共通の設計思想で作製されています。
その特徴は、光学ピックアップ固定。
通常は、光学ピックアップフロート。
どういうことかと言うと、普通のCDプレーヤーは精密なピットトレースするために、絶えずその位置を補正しているのですが、それを固定してあるものです。例えば、ひらひら舞い落ちる落ち葉の動きを3メートル離れた光学カメラから44.1KHzのタイミングで連写することを考えて見ましょう。高度なサーボ技術をもってしても画面の真ん中に常にピントが合った状態で常に撮影を行うことは難しいでしょう。つまり、量子化されたピットをもっとも確からしいデータとして読み出す役目を負わされているのがCDプレーヤーのピックアップで、これは常に制御を受けデジタル歪を発生させており、これが音質に影響を与えているのです。
厳密には、内周から外周にかけての動きを固定してあるだけで、ピント機構には制御がかかっています。落ち葉で例えると、落下方向のみ鉛直に固定された落ち葉を撮影することになりますが、これでも相当制御が楽になることが解ります。

ここまで書くとなんだか訳解らないですが・・・・
要は、ピックアプに対してCDの方が内周から外周に動くのです(バッサリ過ぎ?!)。
コロンブスの卵的な機構を持つこのプレーヤー、デジタルといえども回転系はアナログな時間軸の揺らぎに影響されていることに気づかされます。

本当はCDP-R10が欲しいのですが、当時軽1台が軽く買えてしまう高価な機器であったため、その設計思想を廉価で実現したこのプレーヤーをCDの読み取りに用いています。
Posted at 2009/09/21 18:34:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | オーディオについて | 日記
2007年11月18日 イイね!

A-09

A-09我家の音楽再生環境の要となっているアンプがこれ。
パイオニアのA-09。
1992年に発売され、プリメインアンプのくせに43万円もするゴージャスな価格設定、純粋な伝送と増幅のため理想を追求した設計思想、驚きの重量(約30kg(一人で持ち上げるのがやっと))、すべてこのモデルのために設計された贅を尽くしたパーツ構成(購入後15年経つ今でもほとんど抜けた感じなし)、終段無帰還の純粋A級動作のパワー部(なんと8Ω負荷時にたったの35W+35Wしか出力しない!)などの唯我独尊の設計思想に惚れて購入。入力に対する増幅が実に純粋で、高いレベルで個性の無い個性が存在すると言われていました。
このクラスからはセパレートアンプも視野に入ってきますが、よほどのマニアで無い限り、日本の普通の家にセパレートアンプを理想的に設置するのは無理(^^;。なので、このモデルは手放せずに重宝しています。

この前、プリメインアンプを少し物色する機会があったのですが、日本メーカー製の数は本当に寂しくなってしまいました。

ただ、難点をひとつ。。
その異常な発熱量はストーブ要らず(爆)

上の石は変な宗教ではありませんよ(^^;;天板の鳴き止めです。
Posted at 2007/11/18 19:59:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | オーディオについて | 日記
2007年08月14日 イイね!

デジタルとアナログの繋ぎ手(2)

デジタルとアナログの繋ぎ手(2)Accuphase DC-91
これを知っているあなたはかなりの音オタク(笑)。
これは、驚愕のDAC構成によりサンプリング周波数44.1kHzにおいて、未だNo.1と言われる変換性能を誇るコンバータです。設計は大変なバブリーさで、MMB方式と言う厳選された20bitD/Aコンバータ(真の測定機のA/D、D/A変換能力は未だ14~18bitを保証する程度などという話は置いといて)を16個並列駆動させ、20log(1/SQRT(16))(dB)=12dBのひずみを低減するという、まことに非効率的で確実な手法により理論値どおりのD/A変換性能を発揮し、結果として微小レベルから最大レベルまでのリニアリティが直線になっていて完璧な限界性能を示すと言う逸品。
最近では100万越えのDACも珍しくないですが、当時価格は80万円でとても普通の人に買えたものでは・・・。
と、憧れの存在だったのですが、2006年(発売から14年)ふとしたことがきっかけでメーカーにて完全オーバーホール済みの本機を発見。価格は今でも十分びっくりの30万円。
うーーーーーんっっと悩むこと3時間(8を買う時並みに悩みました)、衝動購入(笑)。
詳細にチェックしましたが、前のオーナーが物凄く大事にしていたらしく、端子には全てキャップがかぶせてありほとんど新品、傷、汚れ皆無。掘り出し物です。
1も2もなく持ち帰ってチェック。

音の雰囲気は、200×200ミリの方眼紙を細部までピントが合った状態でゆがみ無くスクリーンに投影したような音。ピアノコンチェルトのピックアップマイクのブレンド具合まで想像できる精密感。一歩間違えれば究極につまらない音とも言えるギリギリでの物理特性を感じさせる凄み。とにかくオーケストラ物が素晴らしい。
使い勝手も良く、ディザの有り無し指定、サンプリング周波数の強制レベル指定、デジタル出力位相切り替え、精度を保証するデジタルボリュームなどが付いて、マニアユースにも十分対応。

もちろん、すぐにTHETAの後継機として我家のリファレンスDACのポジションを得たのですが。。。
困った問題もあります。
合計32個のDACが均一な温度になる(最低1時間)まで、普通の音(笑)。
ゆえに電源を切りたくないが、この手の機器にあるまじき常時42Wの消費電力(^^;。
これではガソリンが高くて走れないスポーツカーと一緒では?!(爆)
音楽を聴くにはある種の手軽さも必要なことを痛感しました。

でも、欠点を補ってとても良い、これは!
U+M+Iさん視聴如何?前よりももっと良いですよ(^^)

*これも写真は弄り倒しです
Posted at 2007/08/14 23:35:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | オーディオについて | 日記
2007年08月13日 イイね!

デジタルとアナログの繋ぎ手(1)

デジタルとアナログの繋ぎ手(1)デジタル信号をアナログ信号に変換するユニットは、D/Aコンバータというカテゴリとしてオーディオではひとつの世界を確立しています。最近では、キーデバイスとなるDSPの高速化や多機能化にともない、廉価な製品においても一昔前の超高級機並みの音を出すモデルも少なくないようです。このあたりは、車と一緒で技術の進歩の恩恵を受けやすい部分でしょうか。しかし、性能だけで語れない「何か」をもつモデルが存在するのも車と同じのようです。

我家では、ポピュラーからクラッシクまで色々な音楽をかけることが多いので、気分や音源に合わせた音色の変化を楽しめるように(車も色々なシチェーションで乗り換えたいように)、4系統のD/A変換を用意しています。
写真は、所有しているTHETA digital社のDS pro prime。確か1992年頃の発売だったと思いますが、D/A変換部と超高域のフィルターにDSPを用いた画期的な設計思想を購入しやすい価格(といっても30万近くはしましたが(^^;)に投入したモデル。今の基準で見れば、DSPの性能などは比べるまでもないのでしょうが、このモデル独特のポップスを聴いたときの雰囲気のよさから現役で存続させています。アメリカで作られたモデルですが、エンジニアのいい意味で力の抜けた設計に、極力物量を投入せず(日本の製品とは対照的に:笑)に感性でチューニングされた音色。このD/A変換にかかると、何気なくバックで流れているブラスセクションのバッキングの様子が楽しく鮮やかに聴き取れます。パーカッションセットなどは、粒立ちが良くリズム感をとても出してきます。全体の雰囲気は、西海岸チックな陽性さで、陰湿感とは無縁などこまでも青い空が広がっているようです。
購入後、コンディション維持のため何回かしか電源を切ったことが無く、15年以上が経過しコンデンサ類は経たってきているものと思われますが、まだまだ元気な音を聞かせてくれてます。

レストアしても、オリジナルのコンデンサが手に入らなければ違う音になるだろうし、いつか壊れるまでこのままかな・・・(^^)
デジタル信号とは言っても、コンピュータでデーターをコピーするのとは訳が違ってアナログな現象の上に信号を変調させているだけですから、もちろんケーブル類やトランスポートの変化などにも敏感で、使いこなしには多少のこだわりが必要です。このモデルはアース取る取らないではっきりノイズに差が出るし(爆)

*写真はフォトショップで弄り倒していますので、この辺の技(?)もぼちぼちご紹介^^
Posted at 2007/08/13 10:59:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | オーディオについて | 日記
2007年07月26日 イイね!

8N-A2080

8N-A2080一部のマニア向けになりそうですが、本命(?)のオーディオネタ開始です。機器の構成(超高級機では無いですよ(^^;)はおいおい書くとして・・・。
いわゆるマニア向け機器を購入し始めたのは、20歳ぐらいの頃からです。始めたきっかけは、音楽が聴きたかったんですけど、当時のシステムコンポは79800円(ななきゅっぱ)とか69800円(ろっきゅっぱ)の価格帯のものが圧倒的に売れており、値段の割に造りのしょぼい物が多くて、なかなか楽器の音を雰囲気良く出してくれるものがなかったのが背景にあります。いまだと、それくらい出せばセッティング次第で結構良いものはありますけれどね(^^;。生い立ちはそれくらいにしておいて・・・。

まずは、我が家のメインフレームの伝送系から。
写真はアクロテック(日本鉱業株式会社)の8N-A8020です。
伝送系に高純度銅を使用し、純度99.999999%の8NCuを使用する、ハイテクケーブルです。金属に混ざる不純物は0.01PPM以下であり、文字通りほとんど純粋な銅になっています。製法は、精錬法を吟味し、アニール処理により大きな結晶体を作製し、圧延によって単位長当たりの不純物を減らす方法が採られています。当時、革新的な素材による材料特性を追求したケーブルとして注目を浴びました。しかし、価格も驚異的で、写真のものは60cmしか無いのですが、確か6万ぐらいだったと思います。また、絶縁体や皮膜にもテフロンや絹が使われており、音質的に問題になりやすプラグ部にも対策の施された、構造的にも納得のいくものになっています。

普通、伝送系というのは確実に繋がってれば事足りるものだと思われがちです。
ケーブルでオーディオの音が変わると言うのは、昔から言われていたことですが、このケーブルに変えたときは驚きました。普通は、ちょっと良いケーブルを使うと、高音が綺麗に伸びるとか音場がスッキリしたとか透明度が上がったと感覚的に評価されるのです。
しかし、このケーブルは低域方向に音が伸びます。ブースとをかけてでっぷりさせたような低域ではなくて、思い金庫の扉を閉めた後に残る低音の空気の振動を写実的に再現するような低域の出方をします(タラさんの経験を引用^^)。そして、日本のケーブルにありがちなさっぱりとした中域ではなく、艶めかしささえ感じさせる音色と、音場の透明感を両立しています。高域は、エッジを強調しすぎることないが輪郭がぼやけることは無く、高音楽器の倍音が良く響く感じです。
こう書くと写実的ではないケーブルに思われますが、高画質デジタル写真を良く撮れたアナログ写真調に程よく変換した感じです。
他にも、色々なケーブルを試しましたが、最後に残ったのはこれでした(^^)。もうとっくに絶版になっていますが、手放せないものの一つです。
最近は、こんな物が後継として出ているようですが、構造を見る限り老いた耳にはくっきり過ぎるのではと思います(笑)。
うちのケーブルは、エージングが進みすぎて劣化してきてるかと思いきや、この前6.5Nのケーブルを買ってきて繋いでみたら、たいした進歩は遂げていなかったようです(^^;

どこかでお安く見かけたら、ラッキーかも。。
ちなみに送り出し側にゴールドリングの端子を使うと良いようでした。
オーディオパーツは高くても、車のように劣化が進まないのが良い所ですね^^。
Posted at 2007/07/26 01:39:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | オーディオについて | 日記

プロフィール

「3台8に乗り換えた人って日本でどれくらいいるんだろう??」
何シテル?   03/15 22:07
三十路初頭に免許を取り、RX-8に乗って早四十路近く。ようやく車を転がすのも板についてきたようです。 ボチボチ後継機を考えねば・・・と思っていたら、いつの間に...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

掲示板

<< 2024/5 >>

   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 

愛車一覧

マツダ RX-8 マツダ RX-8
前期型からの乗り換えです。現在手に入る新車300万クラスの車では、これを超えるものが見当 ...
マツダ RX-8 マツダ RX-8
免許をとって初めて買った車です。購入3年ちょっとで走行距離88888.8km、エンジン載 ...

過去のブログ

2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2008年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2007年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation