SPOON フライホイール  

純正クラッチと組み合わせて使用しています。

本文が長いので一言でいうと、
「サーキット走行を重視したいけど、普段乗りの気楽さも最低限もったままにしたい」という方におすすめできるかなと思います。

以下興味があればご覧になってください。


【導入背景】
クラッチ交換のついでに導入しました。

もともと、純正フラホ&クラッチの繋がりの質感や適度なイナーシャは非常にバランスがよくて気に入っていました。

ところが、一度軽量フラホの車に乗ったところ、高回転域まで回して走る時のSのシフトショックの大きさや回転落ちの遅さが気になってしまいました。

せっかくVTEC乗ってるんだから、高回転重視のフラホも使ってみたいなーという思いもあったので、導入することにした、という経緯であります。

ちなみにAP1純正フラホも検討しましたが、どうせなら大きな変化を味わいたいということで、より軽いSPOONを選びました。


【レビュー】
サーキット走行においては、レーシーさ(スパスパキレキレな感じ)は強くはありませんが、高速シフトアップにも十分追従してくれますし、純正フラホで発生していたシフトアップ時の吹け残り(クラッチ切ったら一瞬吹け上がってしまうあの現象)も軽減されました。

普段使いにおいては、まったり走りたいときも緊張せずにクラッチワークできるだけの快適性も確保されていると思います。

バランスがとれていていいですね。

ただ、AP1にも乗った経験からいって、やはりというかAP1向けの製品なのかなぁという感想が頭をよぎりました。
AP2のメリットの一つは極低回転(2000回転あたり)の豊かなエンジントルクだと思っていて、街乗りやワインディングでちょっと駆け出したいと思ったときに、その回転域を使ってポンポンとシフトアップするのが好きなのですが、このフラホだとその領域のトルクが使いづらいものになります。
具体的にいうと、少しアクセルを踏み込むと歯打ち音が聞こえ始めて、さらに踏み込むとガーっと体に伝わるジャダーが出ます。
これが使えなくなると、AP2ならではの大きな長所が1つなくなっちゃうなー、と私は感じました。
ここを美点だと感じる方は、純正フラホ、あるいは少なくともこれより重いフラホを使われると良いと思います。

まあ1つ下のギヤを使って回転域を少し上げてしまえばジャダーは気にならなくなります。実際慣れてしまえば何でもないことになりました。