スバル３６０のエンジンオーバーホールの記録その⑰～そして復活へ～

取りあえず、混合を全部燃やしてから通常のガソリンの燃料ラインに取り換えて、近所を走り回ってこの日は終了。不安はあるものの、達成感と共にこの日の作業は日没終了。

明くる日、エンジン始動するも吹けず。燃料コックの不具合を疑って、ガソリンをオイラーから供給してみるも、症状変わらず。何だか、燃料が足らない感じを受けました。詰まりでしょうか？詳しい方に尋ねると・・・あ、メインジェットを見て無かった。

こいつにクリーナーを吹きつけてみると・・・透明な樹脂らしき破片が飛び出てきました。これが詰まって、ガソリンが供給されなくなったのではないかと思いました。その後、やはり普通に吹けるようになりました。どこから出てきた破片なのかが気がかりではありますが・・・ひょっとしたら、穴を開けたオイラー（混合入れてた容器）の破片だったのかもしれませんが・・・。

その後、点火時期を13度に再調整。プラグを外し、1番プラグコードにプラグをセット、アースさせながらクランクを回して、火が飛ぶポイントを探ります。あとは、デスビを回しながら微調整。なかなか決まらず、ちょっとてこづりました。

4カ月も不動だったので、タイヤの空気圧が心配でしたので、給油ついでに確認してもらいましたが・・・何と抜けてませんでした。さすがです。ちなみに、スバルでフルサービスのスタンドに入ったのは初めてでした（＾＾；

近所を一回りしても特に問題ないと判断できたので、買い物使用を解禁。BARA妻を助手席に乗せて、久々のスバルで買い物を楽しみました。ああ、懐かしい、この感じ。単なる買い物も、何だか楽しいものに。

2014年1月早々に故障してから4カ月、ついに復活しました。壊れたところで手放すつもりは全くなく、どうやったら復活するかで終始頭がいっぱいでした。それから、詳しい方に教えてもらったり、オールドタイマー誌のかつての連載を引っ張り出したりして、冬の寒い間は座学で過ごし、春になってから一気に仕上げました。作業時間だけなら、一カ月かかってませんね、ちょっとGWの連休に助けられましたが。いろいろ勉強になり、達成感も味わえ、良い思い出になりました（＾＾

【おまけ】私のスバル、MTオイルパンからのオイル漏れが止まりませんで・・・何回もオイルパンを貼り替えてきました。そして、今回の作業を終えたら、オイル漏れが無くなりました。オイルパンは貼り替えていません。原因はこれ、ハウジングのガスケットを剥がしたところですが・・・下部がオイルで膨潤してぐずぐずになっており、ガスケットをオイルが染み出る状態になっていました。昔、このエンジンをいじくった人が交換したのでしょうが、どんな材質を使ってガスケットを作ったのか・・・ガスケットを自作する方は、材料には重々気をつけましょう・・・これもいい勉強になりました。