ツイーター導入で3WAYへ
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
オーディオは好きですが、車内の見えるところに物が増えるのがあまり好きではなくて…。
それもあってダッシュボード上にワイドレンジスピーカーをポンと載せて終わりにしていたのですが、アンプやスピーカーを購入してきた店舗さんがヤフオクでツイーターを3000円で出品していたので、実験用と思って購入してみました。
(写真のEN-T2)
2
このようなシステムです。
チャンネル数が余っていたのでつなぐだけつないでいた純正リアスピーカーと入れ替えた形です。
3
順番が前後しますが、購入したツイーターの写真。
見映えのいい写真はブランドHP(enough)やヤフオク出品ページで見られると思うので、内容物とサイズ感だけでも。
比較用のスマホはiPhone SE2です。
埋め込み加工用のリング(?)、2パターンの角度の選択できる台座が付いています。
パッと見の感じだと、純正のダッシュボードツイーターとのリプレイスもできそうっぽい。
4
ドアスピーカーとワイドレンジスピーカーとのクロスを500Hzで使っていました。
ツイーター追加でさらに、ワイドレンジとツイーターのクロスを4kHzに設定。
この測定結果だと、ワイドレンジスピーカーの帯域が位相変化が大きいですが、4kHz以上の帯域の変化が小さく抑えられたように見えます。
※以前からLチャンネルは2kHz付近に反射の影響の大きなところがあって、それが位相特性グラフに現れているのかなと思います。
5
スペクトログラムの変化です。
ツイーター追加前のグラフの青枠部分が、追加後にきれいに改善されているかなと思います。
6
聴いた感じの印象としては。
ツイーター自体は、(あまり聴き比べたことがないのでよくわかりませんが)シャカシャカ言わない柔らかい感じの音なのかなと思います。
また、このサイズ感のツイーターの中では低い周波数まで再生できそうな感じで、クロスポイントを探すためにいじっていたときには女性ボーカルの成分が聴こえるくらいまでは出ていました。
なので普通の2WAY構成のツイーターとして使ってみるのも面白いかも知れません(自分はワイドレンジスピーカーがあるのでツイーターのクロスはあまり下げずに使おうと思っていますが)。
調整してみてシステム全体の印象としては、ちょっと細かな空気感とか楽器の定位・分離みたいなところに違いは出たかなという感じ。
ツイーターなしだとノーメイク、ツイーターありだと軽くお化粧した感じ。
よく言えば華やかになった、悪く言えば加工されたような。
ドライな録音のボーカルとかだと、どちらも一長一短という感じがします。ツイーターなしでワイドレンジスピーカーだけに任せるほうも捨てがたい。
また、これはタイムアライメントを詰めることで改善の余地があるかもですが、ちょっとフォーカスが甘くなったというか、焦点がばらけたような気もしなくはないです。これはユニットを増やせば増やすほどそうなるのではと想像していました。
※追記。「音の焦点」というワードを有名な業者さんが使っていることを知りました。わたしが上記でフォーカスとか焦点とか言っているのは、音像が一点に集中してまとまるかどうかみたいなことを指しています(業者さんの用法とは違います)。モノラルのナレーションを再生する場合、スピーカー1個ならまさにその場所で鳴っているとわかり、スピーカーLR2個なら中間から聴こえますけどちょっとふわっと広がることが多いと思います。その違いのことを自分はフォーカスとか焦点という言葉で言語化しようとしてました。
7
DSPはプリセットを複数持てるので、構成を何種類か保存して気軽に切り替えて聴き比べられるのがいいですね。
現状、
①SW+ドアスピーカー+ワイドレンジ
②SW+ドアスピーカー+ワイドレンジ+ツイーター
の2種類を作りましたが、
③SW+ドアスピーカー+ツイーター
の2WAYのプリセットも気が向いたら作ってみようと思います。
というわけで3000円で経験を買ったお話でした。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( 3WAY の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク