YB50(F5B) ボアアップ/ポート加工/ヘッド面研/キャブセッティング
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
元から焼き付いててボロボロだった2ストYB50のピストン(写真)とシリンダーだけど、磨いたりピストンリング変えたりしても、状況はあんまり変わらなかった。元々鈍足なYB50がエンジンボロボロなんだから快適なはずがないよね。多分圧縮低い。
そこで、ピストンとシリンダーを新調しようと思ったんだけど、どうせなら多少速くしたいなと、eBayでヨーロッパのFS1用(多分FS1E用)の43mmシリンダーとピストンを見つけたので買ってみたよ。送料入れても1万円かからなかった。安いね。これだけでもeBayに登録する価値あるよ。
日本でまだボアアップキット売ってるのはオートボーイだっけ。たしかYB-1用とかで4万円以上してたよね。モノはいいかもしれないけど、もう1台買えちゃうよ(笑)
2
注文したキットはドイツから2週間程度で到着。
ガスケットは付いてなかったから別で用意しました。
ポン付けでもトルクは体感できるほど上がったけど、上はあまり伸び無かった。最高速65kmくらいかな。このときメインジェットは105、スプロケはF13。
あと冷却フィンがエンジンケースにあたるから、ちょっと削る必要があったよ。
まあ全体からしたら、空冷2st50ccは簡単なエンジンでいいね。
3
新しいシリンダーは、そのままの排気ポートを計ると、ヘッド側から26.8mm、横幅は25.5mmくらいだった。ノーマルシリンダーとそんなに変わらないね。
4
そこでドリルと超硬バーでヘッドから24mm、幅28mmまで排気ポートを拡大。
個人的にはリューターで削るより、充電式じゃない高回転のドリルと超硬バーで削るのがおすすめ。ガツガツ削れるしドリルはいろいろ使い回しできるしね。超硬バーは50mmくらいの長さだとポートまで届かないかもしれないから注意ね。100~150mm、Φ6mmくらいが使いやすいよ。
ちなみに前述のシリンダーのフィンを削るのもこの組み合わせでいけちゃいます。
ポートは、楕円というか角を取った四角というか、まぁそれなりにデカくした。(写真はポート拓)
掃気ポートは縁を少しとったくらいであまりいじらなかったよ。
実は24mmにする前に25mmも試してみたんだけどね。もっと回らないかと欲が出て、すぐ変えちゃった(笑)
いきなり24mmなんてやりすぎでは?って思う人もいるかもしれないけど、事前情報で日本版のFS1はノーマルで24mmと聞いていたので、まぁいけるだろうとね。
(後日追記・分離のままならおすすめは25mmです。24だと濃いめにしないと排熱が厳しいっす)
5
排気ポートを上に2.7mmも広げたから、ヘッドも1mmくらい面研しました。グラインダーでギュイーンとやったから面研量はだいたいね。燃焼室は段差がなくなって小さくなった。多分もっと削れちゃったな。その後サンドペーパーでならしました。そして圧縮からキックが重くなったよ。
メインジェットは105にしてたんだけど、エンジンかけたらアイドリングからチリチリいってて、慌てて番手上げました。圧縮上げ過ぎちゃったかな。まぁ上がり過ぎたらヘッドガスケットの枚数で調整しよう。
ピストンとプラグのクリアランスもあんまりマージンないね。これ以上ヘッド削るのは厳しそうだ。
(後日デトネーション起こすのでヘッドガスケット追加しました。ヘッド削り過ぎたけど、ガスケットの枚数で圧縮比設定できるのはいいかも→スキッシュエリアを少し広げて低回転側を濃いめにしたらデトネ起こさなくなったので再度ガスケット1枚に(笑))
6
結果は、だいたい75km以上は出るようになってトルクもまあまあいい感じ。軽く回るエンジンになった。もっと高回転回ってもいいと思うんだけど、ノーマルマフラー(サイレンサーは穴あけ加工済み)ではこんなもんなのかな。まあ元のボロボロシリンダー&ピストンよりは全然快適に走るようになった。
圧縮が高すぎて上が伸びないのかね。これぐらいじゃそんなことないと思ったけど。。
どうすればノーマルマフラーのままで回るエンジンになるかな。。
社外CDIでもあるといいんだけど6vのYB50では絶望的だからな。
ロータリーバルブはあまり手を加えたくないな。。。
いろいろ考えるのも楽しいね。
とりあえずメインジェット115、パイロットスクリュー1と1/4回転、ニードルクリップ1段下げ、スプロケ前13後37で運用中。タイミングや圧縮をだいぶいじったから様子見でハイオクにしてる。分離給油はそのままだけどね。
(追記:後日MJ125まで上げました)
エアフィルターは全天候で乗りたいし、変えるとバランスが悪くなるので純正で。
思い切ってメインジェット20も上げていったけど、まだ少し薄めな感じがする。夏ならこれぐらいで平気そうだけど。
YB系の排気ポートはどれぐらい削るのがベストなんだろうね。ヘッドから24mm以上に削ってる人をネットでは見かけないんだけどさ。どこまでいけるんだろ。NSR50はノーマルで23mmくらいだったっけ。水冷エンジンとは単純比較出来ないけどさ。
まあ目的は最高速を求めるマシンではなく、快適な街乗りマシンだから、これ以上は必要ないんだけどね。でもいじり出すとこのエンジンに対する好奇心が湧いてくるじゃん。
そういえば、ポート加工前にいくつかサイトを巡回したけど、セッティングの数値は企業秘密とか書いてるページも結構多いのね。なんのためのページなのか疑問だ(笑)
あ、傷はあるけどノーマルシリンダーが残ってるから、いずれまともなノーマルピストン入手したら23mmくらいまで試してみるかも。
7
ノーマルシリンダーでポート加工だけでも80km出る人もいるようだね。ウチのはエンジン焼けてたからクランクが悪いのかなぁ。うーん。できればクランクはそのままでいきたい。
あ、俺の体重が重いのがいけないのか(笑)
もしTZR50とかDT50とかの豚鼻付ピストンにしたらどうなるんだろう(・ω・`)
(※後日ポート穴付きピストンにしてみました)
おすすめのカスタマイズはありますか?
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( YB50 の関連コンテンツ )
関連リンク