![子供はエネルギーの塊とあらためて知る旅 ~こんな旅もたまにはいい~ 子供はエネルギーの塊とあらためて知る旅 ~こんな旅もたまにはいい~](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/047/717/909/47717909/p1m.jpg?ct=6524d6b800a0)
子供たちの朝は早い。
6時には起きている。
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静かな朝。居間から眺める中庭
朝からかくれんぼうに3回はつき合った。
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身体が小さいから、黒いテーブル(?)の下でもかくれられる
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ここのスキマにかくれていた時はおどろいた。そしてママに叱られていた笑
これが小さな子供たちの楽しみなんだと思い出す。
【まちの宿いろはのHPより】
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町屋なのでうなぎの寝床のように奥に長い
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反対側に階段があり、2階の寝室へ向かう
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広々とした部屋でぐっすり眠れた
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キッチンやバスルームなどの水回りはスタイリッシュにリフォームされている
長浜駅から電車で10分、米原へ向かう。
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電車のなかは混んでいた。
電車から眺める田園風景が、川越に似ていると言い出す弟夫婦。
長浜の古い町並みも、何となく川越(小江戸と呼ばれる地域)に似ている。
川越とは違い、車がほとんど入り込まないので、気楽に街歩きできるのがいい。
一番の違いは、食文化の豊さだと思った。
川越はかつて伝統的であることを否定した経験のある街。
少しずつ食文化が廃れてしまったのか、それとも元々なかったのか。
(なかったんじゃないかなと私は思っているけど)
そういうことを俯瞰的に考えられるから、遠くに来ることは楽しい。
翌日の目的地はローザンベリー多和田
ここを決めるのに、ある程度の逡巡はあった。
子供たちは果たして楽しめるのだろうか。
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入口で出迎えてくれたかわいらしいクルマ
ありがたいことにそれは杞憂に終わった。
事前予約したひつじのショーンパン作りに子供たちは駆けだしていく。
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HPより。人気イベントのため、早めの予約必須。
特に姪が大喜びだったのではないだろうか。
1時間ほどの作業の間、母と私はTEA PASTRIESでのんびりお茶を楽しむことにした。
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ここでしか扱っていないというファーラーズ〈Farrer's〉の紅茶がお目当て。
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シックで広々とした店内
ロンドンバスの中で飲食も可とのことだけど、持って登るのが大変そう。
そして車内は揺れることも後々わかった。
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今日の天気は曇り空なので、テラスでお茶をすることにする。
選んだ紅茶はジュビリーブレンド(Jubilee Blend)
エリザベス女王の即位70周年記念ブレンド。華やかで香り高い味わいと説明書きにあった。
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私はそれをミルクティーにしてもらう。
クセのないあっさりとした味わいで飲みやすかった。
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残念なことはティーポットに葉っぱが入ってないこと…
ただ多くのお客をさばかなくてならない観光施設でのティールームゆえ、仕方ないかなと思う。
クロテッドクリームを半分近く残す母。
付け合わせのものが何にも残っていないので、私がスプーンにとって少しずつ舐めることにした。
貴重なクリームを残すわけにはいかない。
だけど単独で口に含むのは初めてのことで、少々戸惑った。
まったく甘くないし、脂肪分高めのクリームって感じ。
残すならもっと早く言ってほしいです…
せっかくなので紅茶をお土産にすることにした。
いろいろ香りを試し、専属パティシエさんにもいろいろ話を聞きながら、結局はさきほど楽しんだジュビリーブレンド(Jubilee Blend)にする。
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薄桃色は近江ほうじ茶のクッキー、灰色はジンジャーブレッド
自宅にあるフランス紅茶のクセの強さに少々飽き気味だったので、もっとシンプルな紅茶を飲みたいと思った。
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テラスの裏手には、マナーハウスが
そろそろ時間なので、パン作り体験工房へ向かう。
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焼く前のパンを見せてもらう。
なかなか上手にできているじゃない!
甥は「ネクタイをつけたんだよ」と得意そうに語っていた。
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帰り道に引き取ったパン。翌日おいしく食べたとのこと。
パン作りもほぼ終わる見通しとなったところで、ローザンベリー鉄道ミルキーウェイの切符を買いに行く。
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HPより拝借。1kmの道のりをゆったりと走る
小高い丘にある「ひつじのショーン ファームガーデン」へ向かう。
丘の上に着くと、弟家族はランチを取ることにした。
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またまたかわいらしいクルマ
母と私はスコーンとお茶でお腹もいっぱいなので、外でのんびり待っていた。
店内は混雑していたので、それでよかったと思う。
一人であちこち歩いてみた。
子供連れの家族から、カップル、若い人達の集団がそこらじゅうにいた。
大混雑というほどではない、ちょうどいい具合の人の入り具合。
聞こえてくるのは、どちらかと言うと関西の言葉が多かった。
あ、もちろん関東の言葉は完全にアウェイね。
やわらかな口調なので京都とか奈良とかそっち方面から来てるのかなと想像する。
京都も奈良も滋賀のおとなりだから。
そういえばお土産屋さんで、若い女性がひつじのショーンのぬいぐるみを手に取りながら
「おしり、かわいい!」と言っていた。
ちなみに「おしり」はフラットなアクセントじゃない。
「し」の音が頂上にくる山を描いたようなアクセント。
若い女性が言うと、「おしり」がとってもキュートなものに聞こえるから不思議。
ちなみに「歴史」も同じアクセント。
私が関東に戻って大学生になった時に、「歴史」のアクセントを大阪から持って来ているのに気づいておかしくなったことがある。
こっちじゃ、どうやって発音するんだろう?ってね。
「かわいい」のアクセントもフラットじゃないことも記しておく。
「わ」が下がって上がる感じかな。
ピザを食べ終わると、子供たちの探検が始まった。
ランチ前からキョロキョロ興味深そうにしていたのを、「まずは食べてから!」と制していたものだから、爆発ぶりがすごかった。
走り回って探検している。
それについて回る大人たち。
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HPより拝借。「牧場主の家」
私は姪の後をついて回った。
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ピアノを見つけると習っている曲を披露してくれた。
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リアリティあふれる台所
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引き出しを開けるとちゃんと洋服が入っていた。
台所や居間、寝室の引き出しという引き出しをすべて開けてなかを確認する姪。
ちゃんと洋服や文房具、キッチンツールが入っているリアルさに感動する私。
あげくにバスルームのトイレにまで触手を伸ばしていた。
トイレのふたをあけて、ちょこんと座っているのだ。
いたずらっ子の目をしている。
おどろくやら呆れるやら。
その姿をカメラに収めたものがよく撮れていて、お見せしたいのは山々なのだが、姪の名誉のために止めておくことにする。
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羊のえさやりは二人ともどうもニガテだったらしい
外に飛び出して、羊を見に行ったり、滑り台を降りたり、すべてを試さずにはいられない。
ものすごいパワーである。
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狭い竪穴の中はパブになっていた!
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食べられそうなオリーブのおつまみ
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生まれたばかりの羊のメグちゃん
そろそろ帰る時間になってきたので、入場口のほうへ歩いていくことにした。
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趣があっていい。
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アジサイの一種らしい
バラと宿根草の庭を歩きながら、さきほどの子供たちの喧騒とは打って変わったしっとりとしたひと時を味わう。
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一番のお気に入りの写真
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モッコウバラではないと思う。
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キッチンガーデンへの入り口
母が感心していたのは、
・雑草を活かした庭造り
植えた植物と雑草の可憐な花が見事なコラボになっていることに目を留めていた。
・地元のおばあちゃんらしき人が足を延ばして雑草を抜いていたのに、挨拶をしていた。
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まるでイギリスの石垣(Wall)のように見える
イギリスでは野うさぎ、野ネズミ、キツネなどの小動物から畑の農作物を護るため、それと羊や牛の逃亡を防ぐために石垣が築かれたそうだ。
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㏋より拝借。これがイギリスのホンモノの石垣
まさにピーターラビットの世界!
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牡丹とアイリスの庭
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この辺りで太陽が出てきて、ちょっと暑くなってきた
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宿根草の庭入口付近の寄せ植え
大好きなカラーの植木鉢がたくさん!
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これはマナーハウスの前にあったカラーの寄せ植え
ずっと歩いてタクシー乗り場まで来るけど、タクシーが常駐していない!
行きのタクシーの運転手さんから、乗り場があるからと聞いていた。
でもちゃんと確認していなかった。
だからものすごく慌てた。
急いで配車を頼むと、15分程度で来てくれた。
ここが唯一、今回の旅での「ツメの甘さ」
それ以外はほぼ完ぺきにエスコートできたはず。
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米原駅にいたとび太くん。
新幹線のホームに上がると、雨が降っているのに気づいた。
旅行中の天気には根拠のない自信があるのだが、今回も天気に守られた。
のぞみが通過するときはものすごい勢いなのにびっくりする。
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15時57分、私達の乗るひかりがやってきた。
ホームで予約しておいたお弁当を受け取る。
事前に電話で問い合わせた時に言われた。
「営業時間は過ぎているけど、特別サービスでホームまでお持ちします」
さすが近江商人の末裔だけあって、商いに長けている。
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湖北のおはなし
新幹線のなかで早めの夕食にする。
早めに取れば、帰宅してからも気楽だ。
お弁当を食べて、心地よい疲れと共に眠りに入る。
大人でずっと起きていたのは、義妹のAさん。
子供たちがずっと起きているのに、つき合わされたらしい…
18時12分、東京駅着。
おつかれさま~
楽しかったひとときは思い出として皆の心に残っていくことでしょう。
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大切な大切なカールのお土産