目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
このブレンボでスポーツ走行する場合、ブーツは溶けてパリパリになるのは標準仕様と断定できる。特にパッド新品でブーツが縮んだ状態だと、どうしてもパッドにブーツが接触するからその状態でハードブレーキしてパッドが250℃位になっちゃうとどうしても溶ける。この画の赤字の様に、ツバの高さが低いからブーツが縮みきった時に微妙にパッドのプレート面とブーツが接触しちゃうんだよね。
さて、作業について。
小さなマイナスドライバー一本あればブーツは簡単に(?)外せる。ローターが無い方が楽だけど、パッド外しただけの状態でも作業に特に問題無し。
ピストンが縮みきった状態でやると大変なので、ある程度パッドを消費した状態=つまりピストンが出た状態で作業する事。もしくは、使い切ったパッドを一旦入れてブレーキ踏んでピストン出す。但しその場合、間違えてもパッド入れてない状態でブレーキ踏まない様に。ピストン出過ぎて、戻すのに大変なだけならまだマシだが、場合によってはシールまで出てきたらキャリパーの中のフルード漏れてきちゃうので。。この画の様にローター付けた状態で作業するのであれば、そんな事故起きないけどね。
2
前回オーバーホールした時から左右合計2、3個交換したんだが、今回左右合計8個共、全て崩壊していた。溶けるというより、溶けて硬化してパリパリになって崩壊するのでラバーシールの役割果たさない。
3
ちょうど在庫が8個あったので全部使った。また調達しておかねば。。グリスはWAKO’Sのいつものやつ。
4
装着は多少コツは必要だけど、ピストン側の溝に填めるだけ。手の指の届きにくい奥側(Hub中心側)がちゃんと填まってるかを確認する事。マイナスドライバーでブーツの縁を押しながらクルクル回して半周くらい外れることなく回ればOK。あとは外周側をキャリパー側の溝に填めるのだが、ここはスポスポ状態なのでガッチリ填まらなくても特に気にせずに。この画の様に浮いた状態がこのブレンボの標準仕様というか、大きな欠点。
以前にも言及したけど、純正の状態はこのブーツを填めてからマスキングしてキャリパーの塗装をしているので、塗料が上手く接着剤の役割をしていて、この外周側の溝はガッチリ固定されているが、一度純正のブーツを取り外してしまうとその”塗料シール”の役目が終わる。なので、この様にブーツだけ交換すると、どうしても外溝はパッドの消費量に比例して浮いてくる。なので、ブーツ交換自体、単なる気休めなんだよね。ここ浮いてたらブーツの意味半減しちゃうからね。
要するにキャリパー側の溝幅が太すぎるだけなんだと思ってる。あと0.2mmほど細くしてくれるとガッチリ填まると思うんだよね。国産キャリパーだと軒並みCリングで抑えるんだが、ブレンボは全部このタイプなのかね??
これが理由かどうかは知らんが、ルノーはラバーブーツだけのサービス部品を準備しておらず、ブーツ破れをどうしてもDealerで交換したい場合はキャリパー全交換となるのでご注意を。ブーツなんか1個数百円の消耗品なんだが、こういった所がルノーというメーカーは大変お粗末。
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ついでに久しぶりに純正ホイール&2ショット。
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