その②Z34ブレーキマスターシリンダー流用(リザーバータンク移設作業)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
その①の続きです。
取り外したスイスポのマスターシリンダーからリザーバータンクを取り外し、Z34のマスターシリンダーに取り付ける作業をします。
2
問題はこのリザーバータンクを固定している割ピンみたいなシャフトです。
こいつが硬くて通常では抜けない、、。
バイスとかで試してみたけど、ビクともしません。
で、オークションで購入した中古のマスターシリンダーでいろいろと試して、やっと抜けました。
今回の作業の最大の難関でした。
3
土台として使用したバイスです。
マスターシリンダーを傷つけないように、バイスの上にウエスを分厚く敷き、ハンマーでゴツンと叩きます。
※注意:この方法は、決してお勧めできる方法ではありません。同じ方法でしようと思う方は、自己責任でお願いします。この作業は、ショップで油圧プレスを使って抜いてもらう方が無難だと思います。
4
ピンを抜くのに使用した工具です。
・ハンマー
・エクステンションバー(家にあった安物)
・4ミリ六角ビット(家にあった安物)
・M4×40ボルト×4~5本
・M4×50ボルト×4~5本
中古Z34用、新品Z34用、ZC33S用と3個のシリンダーからタンクを外したので、計3本のピンを抜きました。
このため、M4ボルトはハンマーで叩いていると曲がってくるので何本か準備しといてよかったです。
5
お勧めできませんが、一応、手順を紹介します(他にもっといい方法があると思いますけど、、、、。)
注意:ハンマーで叩く毎にシリンダーやバイスと、ウエスの確認をして、シリンダーに傷が入らないように注意します。特にピストン部分は衝撃が加わらないようにします。
①ラスペネをピンの両端のつけ根に吹き付けておきます。
②ピンを抜く方向とは逆の方向にエクステンションバーをあてがい、ハンマーでゴツンと叩きます。
③ピンの端がタンクの穴に面一くらいになったら、ラスペネを追加し、今度は逆にピンを抜く方向(ピンを戻す感じ)でエクステンションバーをハンマーで叩きます。
これで、ラスペネによって滑りがよくなります(といっても硬いのですが、、)。
更に叩いて、ピンの端がタンクの穴と面一になるまで叩きます。
④面一になったら、4ミリの六角ビットをバイスプライヤーで掴み、ピンにあてがいハンマーで叩きます。
⑤ビットで届かなくなったら、M4×40か50のボルトをバイスプライヤーで掴み、ピンに宛がいハンマーで叩きます。
といった感じで、途中でラスペネを補充しながら、ピンを抜きました。
※画像では、タンクの穴とピンが面一になったところで、ボルトをあてがっていますが、この状態のときは、六角ビットを使用して叩き込みます。
6
無事に3個のシリンダーからピンを抜くことができました。
この作業は、二度とやりたくないですね。プレスがあっても上手くいったかどうか、、、。
参考ですが、ピンは、圧入された状態で径4.2ミリでしたが、抜いた後では、径5ミリでした。つまり、5ミリのピンを4.2ミリの穴に圧入しているということ、、。
硬いはずだよなぁ、、、。ちなみのピンの長さは45ミリです。
7
取り外したリザーバータンクのここの部分をオレンジラインに沿うように加工します。
自分は超音波カッターを使いましたが、グラインダーやリューターでも加工できそうです。
8
ちょっと短く切り過ぎました(笑)。
この部分はタンクの揺れ防止の役目があるので、オレンジ矢印の箇所へギリギリ接するように合わせて切断するのがベストだと思います。
また、抜いたピンは使いたくないので、M4×50のビスを使用しました。
受け側のナットはあまりきつく締められないので緩み防止のため、ナイロンナットを使用しました。
9
無事にZ34用シリンダーへZC33Sのリザーバータンクがつきました。
10
次にブレーキパイプの向きを変更します。
Z34用マスターシリンダーは、同じ方向にフレアナットが入るようになっているので、2番に繋がる赤色のマーカーのブレーキラインの方向を180度変える必要があります。
TMスクエアのように、フィッティングを使用する方法もありますが、接続箇所が増えると漏れのリスクは高くなりますし、フィッティングを揃えると価格も高いんですよね、、、。
なので、別のSNSで装着していた方の投稿では、手曲げ(力技)で向きを変えていたのでスイスポのブレーキパイプは軟鉄製で多分、大丈夫だろうと思ったことと、失敗したらブレーキラインを作り直すくらいの覚悟でチャレンジしましたが、以外と上手く曲げることができました。
コツは、赤色マーカー部分、全体で曲げていくイメージで1箇所で極端に曲げないことを意識して向きを変えます。
※この作業も力技ですので、お勧めしません。自己責任でお願いします。ブレーキライン自体は工具さえあれば比較的、安価で作れるのですが、、、。
11
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( マスターシリンダー流用 の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク