板金塗装PART2
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
…
前後ドア下側とサイドシルとの面を真直に合わせる様に叩きます。
画像はホボ完了って感じで、以上で叩きは終了。
パテ盛り分もいい感じに叩けました。
…
2
…
次はパテで整形の作業です。
パテの種類は、厚盛り可能&確実に硬化&速硬化性の有るポリパテです。
私は、FRP用の樹脂+タルク(粉末)で粘度調整して(これがポリパテ商品らしい)整形しました。
硬化後の収縮が極小のインパラフィンタイプのFRP樹脂に、タルクという粉末を混ぜていきます。
まずは百均のプラケースに基剤を写します。
下地用にタルクを少々混ぜたトロトロを多めに作り、別容器に計3容器に分けます。
分けた容器(2)にタルクを混ぜて、更にタルクを追加して、かなり柔らかいネンドくらいな感じにしておきます。
微妙混ぜが容器(1)(3)の2個、軟ネンド容器(2)1個となります。
まずは前に作った容器(1)に硬化剤をよく混ぜて板金面から少しハミ出すくらいの面積でハケを使って塗ります。
ハケは百均の安物なので、毛が抜けない様に毛の束ね金具をハンマーで潰して毛が抜け憎い加工をして使いました。
硬化が始まると固くなっていくので、硬完全化まで塗りが許す範囲まで重ね塗りします。
(FRP硬化について・気温次第ですが気温25℃辺りで、硬化剤投入後10〜分後、粘度が固くなり始めて次第にゼリーみたいになり、そのまま完全硬化します。固くなり始めからトータルで1〜2、3分後でほぼ完全硬化。
始めの硬化剤を混ぜてから、15分程で完全硬化(触ったりの加工が不可能になる)です。混ぜる硬化剤やスチレンモノマーの量で多少の前後調整が可能です。冬は硬化まで30分以上掛かったりするのでヒートガンで炙り必須です)
限界まで重ねたら、容器は放置して筆をスチレンモノマーという溶剤で洗います。
私はジャボジャボとか洗わず、要らない紙に筆を乗せて粘度調整用に用意していたスチレンモノマー入り百均スポイトから筆に少し垂らして紙に筆を擦り付け捲くる✕数回で洗浄完了としています。こうすれば洗い容器が要らないしスチレンモノマーも減り憎いという貧乏節約術?(笑)
子供の頃からヤッてましたが、プラモの塗装、他にも応用出来ますよ〜(笑)
常に純度の高い溶剤で洗浄?可能なのが高ポイントかと。
スチレンモノマーは、FRP樹脂に混ぜて粘度調整に使います。
作って置いていた軟ネンドに硬化剤をよく混ぜて凹みに盛って行きます。
空気が残らない様に注意しつつ削りシロを計算しながら盛り気味に整形します。
最後に、残った容器(3)に硬化剤を混ぜて全体に重ね塗りして、盛り作業は終了です。
…
3
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パテのガビガビの激しい盛りの所だけはディスクサンダーで軽く撫でて落とします。
可変速ランダムサンダーで微調整&仕上げ削りします。
(ランダムサンダー・専用サンドペーパーを125mm円盤にセットして、回転+細かい楕円軌道を描き、平面やユル曲面等を削り、磨く電動工具。強い抵抗では回転せず振動だけになるのでバフ掛け等は出来ない。私の物は可変速で静音タイプ)
整形完了で切削面を拭き取ると、微妙に削り過ぎや凹み、気泡跡、隙間等が見られるので、再度FRPパテを上塗りします。
削り面を洗浄しても削り跡とかカス等で凹凸感が判り憎い場合は、ホワイトプラサフを塗ると細かい部分がよく見えるので、私は最終確認前に使っています。
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4
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画像は、小さい空気穴や凹み集成に再度FRPを塗り、削った画像。
二度目の盛りの時、前後ドアのスキマにパテが入り込んで硬化し、ドアが開けられないトラブルが発生😱
ディスクサンダーでカットしたら開きましたが(笑)
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5
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ホワイトプラサフを軽く吹き、更に磨きます。
ドア面の下部を前後に走るアクセントライン(断面的に飛び出ている所)が難所です。
凸ラインは人間種の目に止まり安い
(いわゆる感性、的な性質?)
ハシからハシまで歪ませず真っ直ぐに凸らせないと、誰でも一瞬で違和感が芽生える模様。
荒いパテ盛りの山々を、極力真っ直ぐに削り上げて美しく角を出していき、最後、角は指でペーパーを使って丸みを持たせていきました。
…リアル「全集中」ニャ〜😺💨
オマケに、このラインが走る前後ドア継ぎ目の所の内側、特に助手席ドア後端の内面、後部ドア前端のパネルの折り込み(隙間の奥、表と裏)も美しく正確に仕上げないと、見る角度次第ではスキマがキレイなアールに見えません。
…板、棒ヤスリとペーパーで手削りに手磨き必須とか、マコトに面倒な箇所でした🌀
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6
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やっと仕上げ塗装に入ります。
塗装は市販の缶スプレーを使いました。
純正色ですが、当車両の経年変化から比べると若干、白い…
まあ、チラ見だと気付かないレベル…という事にしましたが(笑)
最悪、プラモ製作塗装で鍛えた技で、クリアに赤黃茶を混ぜた自作劣化クリアをハンドピースで上吹きすれば問題無いと思っていましたが、ソコまで拘らなくてもガマン出来る範疇でした😅
まずはホワイトプラサフを塗り、アサヒペン37J、Holts37J下塗り、Holts37J上塗り、クリアと塗り重ねました。
本来、各塗装の完全乾燥後に微削り、またはコンパウンド処理して次の塗装…の繰り返しですが、時間が有りません😅
塗装してヒートガンで炙って、10分程で次、って感じで削りナシで次々と塗り重ねていきました…
突貫仕上げで微妙だけど、遠目には気にならないって事で本日閉店…
…
7
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乾燥後にヨクヨク見ると、ドア下部を前後向きに通るアクセントラインは、まあまあ真直ですが、5cm程上の凹みの深さピークが前後方向に深く浅く波打つ様になっていました😅
時間に追われるとロクな事にならんというイツモの事例です(爆)
集成します…
😥
8
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凹みラインを再現するのが思ってた以上に難しく、ランダムサンダーで削ってる時は上手く出来たツモリでも、塗ると微妙な凹凸感が残っているのが判ります。
手持ちの機械に頼ると微調整に限界が有るので、最後は手磨きで仕上げます。
百均のPPボード0.7mm厚を適当にカットして耐水ペーパーを強両面テープで貼り付けます。
軽く半円柱に曲げて持ち、前後方向に波打つ凹みを均等な深さに慣らす様に削りました。
ペーパーは、60番を3回交換、180番は2回交換くらいで大体の修整は完了、ランダムサンダーの320番でザッと仕上げ。
今度は概ね均一化した凹みラインで仕上がりました。
が、やはり時間に追われて荒塗装重ねという(爆)
まだ微修整したいですが、とりま遠目にはまあまあの仕上がりとして、次の休み(晴れてくれ〜)までガマンしときます。
なにはともあれ、ソコソコ出来る自信は有ったけど、イメージ以上には良く出来たカモ?
初トライの板金塗装でココまで出来ればヨシとしようって感じです。
最後迄、お付き合いされた方、有難うございました✨
お疲れ様でした〜✋
【※その後、微修正の為、アサヒペンとホルツを何度と無く使ってて気付いたのが、アサヒペンの上にホルツの上塗りを重ねるのがベスト(私の車両の劣化具合とのバランス的に)だと思いました。】
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