先日投稿したブログの続編という事で、こちらでは自車での体験以外の事について触れていきたいと思います。
M3でのジムカーナ走行レッスンですが
前の白い方を運転しました。
添乗して頂いたのは現役のレーシングドライバーさん。ランボルギーニ(だっけ)に乗ってレースに参加されているドライバーさんにコーチして頂きながら、M3でジムカーナ走行に挑戦しました。
乗ってまずご指摘頂いたのがドライビングポジション。
ステアリングを切った時に肩が離れないような位置で握ることで姿勢を安定させる事。ハンドルは持ち替える事はせず、両手でパドルシフトの位置を握って基本そこから離さない事。これによりロスが減って素早いハンドル操作ができるそうです。
教えられた通りに運転してみるとこれが本当に楽で、自分の体を安定させて運転する事ができました。
そして基本的にどのコーナーもハンドルを持ち替える事なくワンアクション(左右に約90°から130°)で曲がれます。とのこと。本当に曲がれました。
走行前のレクチャーの時、インストラクターの方が
「コーナーに突っ込みすぎる人が多い、結果的にそれではタイムが縮まらない。曲がれるギリギリの速度を覚えてしっかりブレーキングして、アウトインアウトで、ハンドルを戻しながらアクセルを開けていく。この基本がやはり一番大切で早く走れる」と仰っていました。
そして実際走って見ると、アウトインアウトのライン取りも、しっかりワンアクションで曲がるためなんだなと実感しました。
M3でのジムカーナは1周だけなので、Z4の時より頑張ってギリギリまでアクセルを踏みましたが、案外曲がれるものでした。ブレーキの利きが全然違います。めちゃめちゃ止まる。吹っ飛ばされるほど止まる笑
存分にアクセルとブレーキのベタ踏み(自分の中では)を体験しました。やっぱりすごいですね、Mモデル。進行の都合上このレッスンの写真は無いです。
さて、お待ちかねのニューモデル試乗タイム。
全部は覚えていませんが、電気自動車を含むMモデル6台にアルピナ2台の8台を4台ずつのグループに分けて2回乗れるセッティングでした。
私が乗れたのは
・M4カブリオレ
・アルピナD5s
の2台。
・M4カブリオレ
3000cc、510馬力、直6ツインターボエンジンの4人乗りソフトトップカブリオレです。
エンジンスタートボタン、ここにあるんですね笑
先ほどM3に乗った時にシフトの扱いは聞いていたのでスムーズにスタートできました。
先日乗らせてもらったメルセデスベンツC200ローレウスより、メーター周りは見やすい気がします。最近の標準なのか、フロントガラスにメーターが映し出されます。
外から見ると大きな車格ですが、走って見ると案外感じない?ような気がして狭いカーブもサクサク走れました。
試乗は、モビリティリゾートもてぎの構内道路を周回するのでガンガン飛ばす走りはできませんでしたが、登り坂とかはちょっと踏み込んだり、Mモードを使ってみたり色々試してみました。余裕の走りですね。街乗りでは余裕過ぎてあまりエンジンも回せず静かですね。とにかくオープンなのに静寂性が高く安定した走りでした。(当然っちゃ当然ですね笑)
・アルピナD5s
3000cc、347馬力、直6ビ・ターボディーゼルエンジン
何といってもアルピナ、この高級感あふれる内装ですよ。
憧れのアルピナに乗れたことに感動です。
シートの座り心地がどれよりも気持ちよかったです。
ですが走り出し、パーキングの解除の仕方がわからずもたつきました笑
窓を閉めるとあまりにも静かで、ロールスロイスか?と思うほど。(ロールスロイス乗ったことありませんが)
扱いやすさは言うまでも無く、スポーツモードにすると、しっかり地に足付けて地面をしっかりとらえて力強く走る感じがしました。
これがディーゼルエンジンなんて微塵も感じません。
欲しくなっちゃいますね~~笑
試乗の待ち時間などは、Mパフォーマンスのパーツをふんだんに纏ったデモカーを見学していました。
リアエンブレムにカメラが。
これエンブレム交換だけでも大変そうって思っちゃいました(笑)
E85とは比べ物にならないくらい機器の詰まったエンジンルーム。
至る所に剛性を上げるためのパーツや、風を誘導するカーボンパーツが付いています。4本出しのマフラーもいかついですね。
でっかいブレーキキャリパーにディスクと、わけのわからないサイズのタイヤ。
295/25R21なんて初めて見ました。
そして午後はサーキットを先導走行体験した後、レーシングドライバーが本気で走るM4に同乗してそのMモデルの凄さを体感しました。
正直この体験が一番印象に残っています。文字通りぶっ飛びます。
私が乗ったM4を運転していたのは、現役のレーシングドライバーでモータージャーナリストの方。驚いたのは…ブレーキが燃えていた事。
順番待ちをしていたら1周してきたこのM4、煙を上げてるではないですか。
フロントブレーキから出火。ですがドライバーさん、めっちゃ笑ってる。
割とある事のようで…そのまま消火して2周目に向かいました。
次戻ってきたら今度は4輪全てのブレーキから煙が。(笑)
また消火して私たちの番になりました。3台くらいで体験をしていましたが、まさかブレーキ燃えてるM4に乗るとは(笑)
(写真は私が同乗した後に車交換する時なので煙だけです)
乗り込んでお聞きしたら、問題は無いですとの事。
ピットから出ると、飛行機をはるかに超える加速でシートに押し付けられ、
かと思えばすぐコーナーで、何かにぶつかったのか?と思うくらいの衝撃で前に吹っ飛ばされ(シートベルトの重要性がよーーーーーくわかりました)
今まで経験したことない横向きのGに耐え、またとんでもない加速…の繰り返しです。
率直な感想は、車ってこんな動きするんだな、車ってこんな走りしても壊れないんだな、こんな速度でカーブ曲がれるんだな…でした。
勢いがすごすぎて、ドライバーさんが走りながら解説してくれるのですが相づちうつ余裕すらないです笑
ちらっとメーターを見ると、目の前にコーナーが迫ってるのに200km/h近く出ていました。実際の距離はわかりませんが、目の前にコーナーがあってフルブレーキして、曲がってる時80km/hくらいで、一体制動距離何メートル?って感じでした。
降りてから感じたのは、プロレーサーの体力、精神力、忍耐力は想像以上に高いという事。あの速度域であの操作を何周もするって、相当な精神力と忍耐力に集中力が必要ですし、たった1周同乗しただけなのにすごい体力奪われた気がしました。体力無いとレーサーは務まらない事が良く分かります。
運転席以外は三点式のシートベルトなので、手すり持って踏ん張らないと簡単に持ってかれます。ブレーキングであれだけ吹っ飛ぶわけですから、高速道路の事故なんてベルトしてなかったらそりゃ車外に飛ばされますよ。大切さが身に染みました。
そしてプロレーサーですから、余裕の表情で攻め込みます。すごいです。
何より、Mモデルのポテンシャルの高さが非常によくわかりました。
※公式より
「M」の称号。
それは、BMWがサーキットで鍛え上げた、究極のスポーツドライビングの証。
こうあるように、市販されている乗用車でありながら、サーキットに入ればあれだけの走りに耐えられる、文字通り究極のスポーツドライビングマシン。
Mの称号がいかにすごいか、十分に体感できた時間でした。
再度になりますが、このイベントの様子は、来月発売の雑誌
「LE VOLANT」と「BMWマガジン」に掲載予定のようです。
ぜひ気になった方はご覧ください。
私も買って思い出します笑
こんなにBMWが並ぶ中に居られて、Z4を全開で走らせる事が出来て改めてとても楽しかったです。
サーキットを走るとタイヤカスがリアにいっぱい張り付くんですね笑
翌日からの勤務終了後に洗車に行きました。
お疲れ様でした。あと数日は引越しに頑張ってもらいます笑
長文失礼しました。最後までお読みいただきありがとうございます。