PIONEER / carrozzeria DMH-SZ700  

これまで、同じPIONEERのディスプレイオーディオ・FH-8500DVSを使っていました。
この製品にも十分に満足していたのですが、先日（スコーカー寄りの役割で）ツィーターの増設や、フロントのみのマルチ接続に設定を変更して、より良い音がでるようになったのを機に、メインユニットを交換したらどんな音が出るんだろうという欲が湧いてきまして...
そこで、上位機種であるDMH-SZ700がメルカリで手頃な価格で出ていたので、手に入れてみました。
取り付けは割と前に完了していましたので、しばらく使ってみてのレビューをしてみます♪

僕なりに感じた、前機種・FH-8500DVSとの目立った違いは以下の通りです。
【音質は確かに良い】
これが今回の主目的だったのですが、確かに8500DVSよりはちょっと聴いて分かる位の音の違いがありました。より自然な音というか、解像度が高い音というか。もう、これだけでユニット交換の目的は果たせているので、これだけで満足です♪
DSPそのものがより高性能であったり、圧縮音源の原音への復元機能が優れている効果があるのでしょうけれど、この機種はCD等のドライブを持っておらず、そのためのモーターが搭載されていないせいもあって、ノイズが乗りにくいという効果があるような気がします。

以前は、車内でCDから音楽を聴く機会が多かったのですが、最近では「ディスプレイオーディオ」という機能を最大限に生かして、iPhoneをUSB接続して「Car Play」機能を使って曲をかけることがメインになったので、CDレスのこのSZ700でもまったく支障がなくなりました。

ハイレゾにも対応しているので、機会があれば音源を手に入れて聴いてみようと思います。

【マップの自車位置の正確性が上がった】
以前からカーナビユニットを使っていなかったのですが、8500DVSを付けて「Car Play」でiPhoneのマップ機能を使えるようになって、ちょいちょいカーナビとしても利用をするようになりました。
8500DVSでは、単にiPhoneのGPSを使って自車位置を測定していましたが、SZ700ではユニット自体がGPSセンサーをもっていて、加えて車速信号も入力できる仕組みです。
これ、どれくらい影響があるのかと思っていたら、以前よりスムーズ・正確にマップ上で位置が決まるようになりました。
マップの処理はiPhone上で行っているはずなので、補足としてユニット側のGPS・車速情報が「Car Play」を通してiPhone側にも送られるのでしょうね。

【Wi-Fi接続できる、そしてAlexaが使えるのは良い】
Wi-Fi機能を持ったユニットで、もともとモバイルルーターを持っていたので通信接続が可能です。
そして、AmazonのAlexaが利用可能でしたので、設定をして使ってみました。まぁ、確かにAlexaに頼んでラジオをかけたりできるので便利ですね。AmazonMusicも使ってみて、サブスクリプションで音楽を聴けるのもいいなと思いましたが、音質はそれなりのレベルにとどまってしまうのは、致し方なしとしてもちょっと残念なところ...

【タッチパネルの精度はいまいち】
8500DVSでは設定項目の中にあった「タッチパネルの誤差補正」機能が、なぜかSZ700にはありませんでした...
そのせいもあるのかないのか、パネルの感度や精度は8500DVSの方が良かったように思います。
とは言え、操作のほとんどはステアリングリモコンで行えてしまうので、そこまでの支障はないのですが。

今回、同じPIONEER製だったので、取り付けキットは流用できましたし、各配線の接続もイメージがしやすかったです♪
しかし、オーディオ裏からはサブウーファーやアンプ、そしてブースト計やデイライトの電源ばかりか、イルミネーション音の信号なども取り出していたため、それらの配線がユニット交換後も正しく接続できているかを確認するのが頭が沸騰しそうになりました。いやぁ、他各パーツも無事に動いているので良かったです♪