山下工業研究所 コーケン
Ko-kenのラチェットハンドルは、私にとって高品質な工具の世界にハマるきっかけとなりました。
特にこの旧型グリップのラチェットは、20年以上前に私が最初に手に入れたラチェットハンドルでとても思い出深い品。
当時乗っていたモンキーやエイプ、エボ3の整備やカスタムは、ほとんどこのラチェットを使用して行っていました。
そして今でもバリバリ現役です♪
これでも昔はコンパクトなラチェットでした。
今ではヘッドもよりコンパクトに、より多ギアで細かい送り角のラチェットが主流となり、この時代の24枚ギアのラチェットは骨董品とも言えますが、Ko-kenの魅力は何と言ってもギアの軽さ。
それは今でも魅力的なんです♪
この首振りエクステンションバーも、今でこそ色んなメーカーから出ていますが、元祖はこのKo-kenの物。
首振りの滑らかさと奥まで差し込んでストレート状態にした時のカッチリ感は、さすが元祖と呼ぶに相応しい高精度。
そしてよりオートモーティブに特化し進化。
整備士さんの欲求を叶えるべく誕生したZ-EAL(ジール)シリーズ。
Ko-kenの最大の特徴であるギアの軽さはそのままに、36枚ギアに進化。
さらに近年では、私は持っていませんが、72枚モデルも誕生しました。
残念ながら少しギアが固くなってしまいましたが、それでも他ブランドの72枚ギアと比べるとやはり動きは軽いです。
このZ-EALの小型ヘッドの3/8ラチェットに3/8→1/4変換エクステンションで使用するのがお気に入りです♪
同じ10mmソケットを通常の3/8エクステンションに装着した物と比べると、そのコンパクトさは一目瞭然。
入り組んだバイクのエンジン周りや最近の車の狭いエンジンルームでも活躍しますね。
国内工具3大メーカーといえばKTC、TONE、そしてこのKo-ken。
国内販売でシェアを拡大して来たKTCやTONEとは違い、Ko-kenは世界にも目を向けた戦略を展開し海外の評価も高く、ヨーロッパではショーケースに入れられ高級工具として扱われることもあるそうです。
時代の流れというか、デフレの影響も大きく、近年では日本の工具メーカーでも廉価版工具としてアジア生産品をラインナップに取り入れるブランドが増えました。
そんな中でも、Ko-kenはMADE IN JAPANにとことん拘り世界に日本のモノづくりを発信し続ける、日本が誇る工具メーカーです。
あなたのお気に入り工具はなんですか?
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2024/02/05 02:27:54