Shell Helix Ultra 0w-30  

スノコ　スヴェルト5w-30を何やかんや3000kmオーバーでしたので前々から気になっていたShellオイルにしました。
此方のオイル、昨今のクルマ事情に合わせて2022年夏に新たにラインナップされた商品です。従来のShellオイルのフラグシップであるUltraは5w-40のみでした、此方はフェラーリの純正指定品です。正直気にはなっていましたが、粘度が高くターボ車ですらないので入れる機会はなさそうだな〜と思っていたところにUltraシリーズに新たに0w-30と5w-30が加わりました。0w-30がACEA規格でC2&C3認証、5w-30がC3認証でした、C規格はガソリン車とクリーンディーゼル車の両エンジンに使える規格品でC2認証もされている0wがおそらく5wより柔らかいはずです、どちらもACEAではMIDクラスですが違いはHTHS粘度らしいです。

実際にオイル交換した感想は確かに柔らかくて滑らかです、エンジン音も穏やかです。エステルは入ってないと思いますが、エステル系オイルのスヴェルト5w-30と比較しても個人的な意見ですがスヴェルト5w-30より滑らかです、それでいて低回転からキチンとトルクが出ている為とても乗り易いのです。スヴェルトの前がNC40でフィーリングはまだ覚えているのであちらと比較すると流石にNC40のが滑らかなんですが、コストは明確に違うので近くの量販店で入手できる内はずっとこのオイルで良いと思わせるぐらい良いフィーリングです。

ちょっと不思議なフィーリングなんです、柔らかく低回転では淀みなく回りエンジン音も穏やかなのに低回転域で思いの外トルクが出ている！？
それでいてエンジンを回すと良いサウンドのみを響かせてくれる！？！？
丁寧に運転さえしていれば燃費は確実に11km/Lオーバーを表示させてくれます。

過去に同じくShell ヒリックスHX-7 5w-30を入れたことは有りますがハッキリと伝わるぐらいオイルが硬かったですし、エンジン回転も重めでした、正直好みのフィーリングではありませんでした。

このUltra 0w-30はACEA規格取得でFULL SYNTHETICとパッケージに明記されています。
API規格のグループⅢといえどVHVIのベースは鉱物油ですので、ACEA規格品ですとFULL SYNTHETICと明記できないらしいのです、10%でも鉱物油が入っていたらそれは化学油ではなく鉱物油と明記しなさい…ということらしいです。
ですから此方のULTRAシリーズのベースオイルはShellの天然ガス由来のXHVIで鉱物油の入っていない純粋な化学油ということなんでしょう、とても良いオイルです。