ハザードスイッチ増設・・配線確認訂正編&スイッチ改造編
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
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前回配線確認した後ずいぶん時間が経ってしまいましたが、ちょっと気になってもう一度確認しました。
考えてみたらハザードONにするとスイッチが点滅するので点滅信号が来ているはず・・
だとすれば前回V+(常時電源?)と思った③の線しかない、ということで③とアース線①にLEDを差し込んでハザードONにしてみたら点滅しました。
ちなみに前回確認したときはコネクタを外してテスタで調べたのですが、その時は約10Vの電圧が出ていましたが、今回外さずに調べたら電圧が確認できませんでした(ON/OFFしてるので)。
なにげにコネクタ外して調べたのが間違いでした。
2
と言うわけで改めて各配線を整理すると写真のようになります。
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ハザードの点滅信号が取り出せるのであれば、テール/ストップのダブル球を光らせるのと同じ要領で写真のように配線してやれば増設スイッチを光らせ且つ点滅させることが出来ます。
ただし写真の赤枠のようなものが有ればベストですが場合によっては改造が必要です。
定電流ダイオード(CRD)または抵抗の選定、それとLEDについて少しだけまじめに計算してみました。
結論から言うと
イルミ側:1mmAのCRD
ハザード点滅側:15mmAのCRD
です。
イルミ連動で光らせる場合は少し暗く、ハザード点滅させる場合は明るく光らせますが、まずイルミで光らせる場合
純正スイッチのイルミ電源は5Vなので、CRDの電流値が小さく且つピンチオフ電流を流すための肩電圧の小さいCRDが必要で、ちょうど良いのが1mA品です。
CRDの両端電圧は
・イルミ電源5V-赤LEDのVf2V-整流ダイオードのVf0.7V=2.3V
・CRD1mA品の肩電圧1.7V<CRDの両端電圧2.3V<最高使用電圧100V
・1mA時の消費電力Pd=1mA×2.3V=2.3mW<<定格電力300mW
で問題なし。
CRDでちょうど良いものがあったので、抵抗でなくCRDでいくことに。
次にハザード点滅させる場合のCRDとしては15mAまたは18mAあたりが候補になりますが、これらの肩電圧は4.5~4.6V
点滅信号の電圧はオシロじゃないと確認出来ませんが、前回コネクタを外して調べた際に約10Vの電圧が出ていたのでたぶん肩電圧以上だろうと思います。
仮に12Vだとして
・CRDの両端電圧=12-2-0.7=9.3V
・肩電圧4.6V<両端電圧9.3V<最高使用電圧30V
・15mA流す場合のPd=15mA×9.3V=139.5mW<定格電力300mW
・18mA流す場合のPd=18mA×9.3V=167.4mW<定格電力300mW
消費電力を考える際に車内温度が70℃を超えるので余裕度としては定格電力の半分以下にしようと考えると15mA品の方が無難ですね。
15mAと18mA品には載ってなかったので分かりませんが、20mA品のカタログ値1.66mW/℃を用いて25℃から50℃上昇して75℃になった場合を考えると、1.66mW/℃×50℃=83mW定格電力が小さくなり300-83=217mWになります。
18mA品でも大丈夫そうですが、15mAでも十分明るいのでここは余裕のある15mA品を使うことにしました。
赤LEDについては
Pd=2V×(1+15)mA=32mW
今回はスイッチの改造を前提に3mmの砲弾型を調達しましたが、定格電力が78mWなので半分以下になります。
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増設スイッチについては実は今回候補として2種類のスイッチを用意したのですが、結果として選んだのはエーモン工業の1622、貼り付けタイプのスイッチです。
照明つきですが、残念ながら色が白です。それとオルタネートタイプなのでモーメンタリーに改造が必要です。
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1622の改造についてはすでに先人がやっているのを見つけて、これを選んだ理由の一つでもあったりします。
ケースは4つの爪で止まってるのでリード線が出ている穴側から精密ドライバーでこじってケースを外します。
その後中央の部品の蓋を先のとがったもので爪を開けてやります(両側)。
これはちょっと気をつけないとすぐに折れそうです。
慎重に外してやるとスプリングが出てきますが、さらに写真のような針金みたいな部品をピンセットで取り除いてやるとモーメンタリーになります。
この針金みたいな部品がラッチを掛けるみたいです。
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次にLEDを3mmの赤色砲弾型に交換、そして制限抵抗(写真の赤○のR1=750Ω)を外してランド間をLEDの足を切った残りをジャンパ代わりにして短絡しておきます。
真ん中、下の写真は1mAのCRDで光らせた場合と15mAで光らせた場合です。
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バラしたスイッチを元の通りに組み立てて1mAと15mAで光らせた場合です。
これだけ明るさの差があればイルミONの場合でも点滅が分かりますね。
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外付けのCRDと整流ダイオードは配線にそのままつなげても良いのですが、曲げなどが気になったので基板に搭載しておきました。
整流ダイオードは一般的な1N4007です。
後はスイッチの取り付けのみですが、たぶん場所はDSCスイッチの横にしようと思います。
少し低い位置になりますが、やっぱり穴開けを最小にしたいので。
その代わりに今回は少し大きめで分かりやすいように飛び出し(高さ)のあるスイッチを選定しました。
今日はここまでで取り付けは明日やる予定です。
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