ロールオーバーバルブ交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
サーキットの広場でスラロームやターンをした後、異様にガソリン臭いという症状が出ていました。
チャコールキャニスターからが疑われますが、燃料タンク近辺からも漏れているのではないかと思い、タンクに取り付けられているロールオーバーバルブ系統の交換を行うことにしました。
必要な部品は写真の通りです。
クリップは4個、ホースは写真の品番で適切な長さで切って使います。
この作業は燃料タンクに直接触れ、燃料も露出する作業です。
作業中は火気厳禁は言うまでもなく、運転席、助手席側のドアは全開で、可能であれば扇風機も使用し換気体制を整えて作業を行ってください。
2
まずは燃料タンクにアクセスすべく、室内の後ろ側にあるカーペットを外します。
写真赤丸部にクリップがありますのでそれを外します。
赤丸部以外にもありますので見落としの無いよう行ってください。
3
これはシートベルトの肩側の付け根付近のカーペットの写真です。
奥まったところにもクリップがあります。
また、青丸部のビスで留められている部品も外します。
ここのクリップやビスは、水抜きのドレンに落としやすいので注意してください。
落とすと救出が少々厄介です。
4
カーペットが外れたら写真のようなパネルが出てきます。
写真赤丸部のビスを全て外します。
5
外すとこのように燃料タンク上部が見えます。
パッと見た感じ漏れた形跡はありません・・・
右側に見切れているのが燃料ポンプ。真ん中付近の鉄の丸の部品がロールオーバーバルブ、左下にあるプラスチックの部品がワンウェイバルブです。
燃料ポンプ周りは以前に交換済みのため今回は交換しません。
交換作業前に、まずは燃料タンク内のガス圧を抜くため、燃料キャップを開けます。
その後、写真のように部品周辺が汚れているので、燃料へのゴミ混合を防ぐ為に清掃します。
6
清掃が終わったら、各部品を外します。
まずは写真青丸部のクリップとホースを外します。
ワンウェイバルブのエンジン側のホースが奥まって外しにくいですが、何とか外しました。
その後、写真赤丸部のボルト、ビスを外し、各部品をタンクから取り出します。
ロールオーバーバルブはゴムパッキンが貼り付いているので最初は力が必要かもしれません。
ロールオーバーバルブを外すと燃料タンク内が見えますので、ゴミなどの混入が無いよう注意してください。
7
外したホースの長さに合わせて新品のホースを切り出し、各新品部品を同じように組み付けます。
ワンウェイバルブは向き(写真赤矢印方向)がありますので注意が必要です。
後は外した順番と逆に組み付ければ作業終了です。
外した部品を見ても明らかな劣化はありませんが、20年以上使った部品なので交換しておいて損はないかと思います。
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