水溶性デポジットって何ぞや
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
何気に燃料添加剤を見ていてトヨタのGRインジェクタクリーナーが目に留まったのですが
購入レビューを見ると水溶性デポジットの除去が気になって買ってみたってコメントが多かったです
正直デポジットの油溶性とか水溶性とか知らなかったのでちょっと覗いてみると・・・
2
書いて有りますね
様はデポジットには油溶性と水溶性があるので両方除去しないとデポジットは残ってしまうそうです
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これはトヨタと日本ケミカル工業が連名で「インジェクタのデポジットを洗浄するためのクリーナ」の名称で特許を取得している様です
要点をかいつまむと水溶性デポジットの除去が必要になった背景として今まで油溶性のデポジットのみ除去していたので水溶性デポジットが残って堆積してしまっているらしいです
水溶性デポジットの除去のために非イオン性界面活性剤と陰イオン界面活性剤を入れると異物が生成されてしまうから非イオン界面活性剤のみで除去効果を確保できる組み合わせを見つけたってのが大まかな流れの様です
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ですが水溶性デポジットの除去や「界面活性剤」の記載は改めて見たり調べると割とよく見るのですよね
有名な所でヒューエルワンも言い方は変えていますが「IVD洗浄剤」と言っているものがどうやら界面活性剤の事の様です
今のヒューエルワンは2014年の特許公開後の製品で2018年にモデルチェンジした際に非イオン性界面活性剤が追加されているので少なからずその影響は受けていると思われます
5
ヒューエルワンには安全データシートがあるのである程度成分は解ります
…と言ってもほとんど秘匿ですがw
その中にあるポリ(オキシエチレン)アルキルエーテルが非イオン性界面活性剤の事です
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ヒューエルワンが非イオン性界面活性剤の含有率を15~25%とかなり低くしているのは多分この辺りを避けるための影響ではないでしょうか?
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特許で提出されている実施例ではPEAと非イオン界面活性剤は1:1の配合になっています
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これはGRインジェクタクリーナーも同様で
この界面活性剤との比率と量が他にない特徴の様ですかね?
その分PEAは既存品より少なめな様です
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そこでちょっと気になるのが日本ケミカル工業と連名になっている点
と言うかGRインジェクタクリーナーも含め自動車メーカー純正の燃料添加剤は全て日本ケミカル工業製です
GRインジェクタクリーナーが発売になったのが2021年ですが
この前後にマツダや三菱等の純正燃料添加剤も一斉に新商品に変わっています
スバルのPEAカーボンクリーナーが
「2」になったのも2020年で
成分を見ると
ポリエーテルアミン、界面活性剤、グリコール系溶剤、石油系溶剤
となっています
これはデータシートに有るGRインジェクタクリーナーの成分と全く同じです
比率まで同じかは解りませんが・・・
もしや同じ物?
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スバルの「PEAカーボンクリーナー2」はタンク容量63㍑に合わせて228mLに調節して~65㍑までで1本としている点からもがスバル車にはこれが一番最適だったんだなと改めて思いました
長く付き合わせて申し訳ないですが回りくどく一週回っただけのお話です
( ;´Д`)
しかし配合比率や実施例がはっきりしているGRインジェクタクリーナーはやはり安心感が有りますし少し高いのも成分比率の違いをどうしても疑ってしまいますね…
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