GG型アテンザスポーツ初期モデル(20Fクラシックレッド)です。
2003年1月に納車。2.3Lが主流でしたが、ファミリーカーとして2Lモデルを選びました。初代プレマシーからの乗り替えなので、実用性を重視しました。
発売当時は、1780mmの全幅はとても広い印象でしたが、今ではこれだけ幅がある方が自然です。ロングテール型ハッチバックはデザインを重視した低めのスタイルに見えますが、「5ナンバーフルサイズ+横幅10センチ」の範囲内で「大人4人+十分なラゲッジ」のユーティリティが確保されており、巧妙な機能的パッケージングです。
ずっとフルノーマルを維持しています。「15インチスチールホイール+樹脂キャップ」のアテンザは、ここみんカラでは見かけませんが、これと小径ゴム厚プレミアムタイヤの組合せが気に入っています。ソリッドのレッド、シルバーメッキのフロントグリル、リヤスポイラーレスも、初期型フルノーマルのこだわりです。
耐久性が低かった時代の記憶から「新車に10年も乗ったら、買い換えを考える」との先入観があったので、2013年(車齢10年)ごろからいくつかの車種に試乗しましたが、その帰りに自車に乗るといつも「これでいいじゃない!」と思いました。デザインとパッケージングの両立の面でこのアテンザを凌駕するものを見つけることはできず、この車のアドバンテージを再認識することになったことと、10年過ぎても基本部分の劣化が感じられなかったことから、もうしばらく乗り続けることにしました。
経年劣化が著しかった赤色(クラシックレッド)は、2019年4月(車齢16年)に同色で全塗装したことにより、新車のように蘇りました。その後カーナビ入れ換え、AUX接続増設などにより、利便性向上を図りました。2021年2月から本サイト向けにブログやレビューをまとめる中で、このクルマの特徴や良さを改めて認識しました。
大きめのロードノイズはREGNOを履くことで抑えましたが、それにより乗り味も向上しました。ステアリングにテレスコピック調整がなくても、ベストポジションが見つかりました。悪いと思っていた後方視界も、今では気になりません。更新が難しい専用オーディオは、AUX接続増設により拡張しました。オートクルーズ機能がなくても、リラックスしてロングドライブできるようになりました。今ひとつと感じていた燃費は、工夫すれば特に長距離で伸びるとわかりました。最大の弱点と思っていた古典的4ATの緩さにもすっかり馴染み、空走状態を活用しています。欠点と感じるものがなくなってきており、積極維持モードに転換しています。
最近はGG型アテンザを街で見かけることも少なくなりました。このサイズの5ドアハッチバックは、今では希少価値があります。中国ではGG型も数年前まで新車販売していたらしいので、まだしばらく部品が供給されることを期待しています。