クラッチ交換+AGSアクチュエーター交換

4月15日の走行中に発生したスローダウンからのAGS変速不能のちのエンスト現象でディーラー入庫後、ゴールデンウィークを挟んで、5月11日に修理完了とのことで受け取ってきた。

入庫後の故障診断は、AGSアクチュエーター不良により変速が出来ず、クラッチが繋がった状態で停車したためエンストした。
エンスト後の再始動が出来なかったのは、5速にギアが入ったままだったので、エンジン再始動が行われなかった。
また、クラッチの摩耗が進んでいた、とのこと。

これらは全て納得のいく内容であった。

ここからはディーラーにより対応が異なる内容になると思うが、今回のクラッチ交換については負担をお願いするが、AGSアクチュエーターに関してはメーカー負担(クレーム処理みたいなことらしい)を交渉すると言われた。
アクチュエーターは高額部品(24万円くらい)だとのことで、ありがたい話であったのだが、もし申請が通らなくて全額負担になっても直してほしいと伝え修理を進めてもらうことにした。

後日調べるとスズキには特別保証というものがあって、ミッション等の一部の重要な部品は5年または10万キロ以内での保証制度があるようだ。
今回の件がそれに該当したのかは不明。

無事にメーカー負担処理が通ったとのことで、クラッチ交換代金として10万円ジャストとしてくれた。
検索するともっと低価格でクラッチ交換した話を見かけたが、今回はAGSアクチュエーター交換も行われているので、クラッチ交換以外の時間や手間を考えると、文句なぞ言えないと思った。

AGSアクチュエーターについてだが、私の2015年式のアルトターボから改良が重ねられていて、5世代目にあたる部品に換装されたそうだ。
そのため、もしかしたら交換前の健全な状態と比べると、フィーリングに違和感があるかも、と言われたが、良い方向にも悪い方向にも大きな違いは体感できなかった。
間違いなく言えるのは、故障直前にしばしば体感していた、変速時のクラッチ滑りのような現象は解消し、クイックな変速が戻ってきたことだ。

最後にちょこっとディーラーに相談してみたのだが、今回のようにAGS変速時の違和感が再発したら、アクチュエーターオイルの交換だけを行ってくれるかどうか尋ねてみた。
返答は「考えさせてほしい」とのこと。
交換用オイルは工場に用意してあるが、実際の作業をするとなると…と、かなり渋い顔をされた。
技術的な意味ではなくて、やはり正規ディーラーで行うにはハードルが高い作業のようだ。