油圧低下警告灯&警報回路製作 〜 警告灯編 〜
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
いきなり完成写真ですが、油圧低下警告灯&警報回路を一から(油圧を拾うところから)作っていきます。
「第二油圧計増設計画」シリーズの続編ですね。
現在オートゲージの油圧センサーがついていますが、先日までの整備手帳で書いていた通り、油圧センサーをオイルエレメントのとこにつけたサンドイッチブロックと、エンジンフロントカバーオイルポンプ直近に見つけた油圧サービスポートの部分とに、
油圧センサーを無駄に二つつけて、2つのセンサーをリレーで切り替えて一つの油圧計でモニター出来る様にしていました。
本当はオイルエレメント二次側の圧力を拾える場所が欲しかったんですが、どちらもオイルエレメント一次側の圧力を拾ってしまってるんで、
どちらの油圧取り出し口もほとんど同じ数字を表示していました。
これではほぼ意味がないことは分かりきっていたのですが、それでも何故あえて油圧センサーを2つ付けてまでこのサービスポートの油圧の傾向を確認しておきたかったかと言うと、
実はこの「油圧警告灯」を実現したかったからなのです。
ゲージを見ていただければ分かる通り、2キロ以下の目盛はいい加減でほぼ意味なし。w
今どき油圧低下ワーニング機能も付いていないだいたいテキトーいい加減いい塩梅なメーターなのですw
まあそういう緩さ、テキトーさが気に入ってこのオートゲージを選んだのですが、
やはり暖気完了後はアイドリングではほとんど針は触れず、目安としても微妙・・・
というわけで、サービスポートから取り出している油圧センサーを一つ外し、プレッシャースイッチに付け替えて油圧警告灯を追加することにしました。(前置き長っ!w)
「っていうかワーニング機能ついた油圧計と油圧センサー買えば解決じゃね?」
っていう意見は無しでお願いします。
このメーター気に入ってるんでww
2
回路記号とかテキトーですが、一応ババッと書いた回路図もぶん投げておきます。
プレッシャースイッチは純正でよくあるNC接点のを使います。
プレッシャースイッチの配線端子は、通常時はボディーアースされていて、
設定油圧に到達すると接点が開き、ボディーとの導通が切れるタイプです。
電源はメーターと同じくイグニッション系統を使います。
アクセサリー電源を使わずにイグニッションから電源取るのは、エンジン切る時や、ACC位置でラジオだけ聞きたいとかいう時に毎回警報なっちゃってうざいからです。
IG電源から警告灯とするパイロットランプを通してプレッシャースイッチに繋ぐわけですね。
そうするとIG位置にキーを回すと警告灯はプレッシャースイッチ接点を通してグランド(アース)に落ちて警告灯が点灯し、
エンジン始動して油圧がかかるとプレッシャースイッチの接点が開き、警告灯が消灯する仕組みです。
本来はシンプルにそれだけで良いのですが、
後に警告灯だけでなく警報ブザーもつけようと思っています。
警報がうるさくて停めたくなる時ってきっとあると思います。
なのでリレーのb接点(NC)を通してランプを繋げておきます。
トグルスイッチONで、リレーのコイルを叩き、
リレーがONしたら接点が切れて警報停止。
逆にしなかった理由(リレーのNO 接点を使わなかった理由)は、
仮にトグルスイッチやリレーのコイルの回路が配線抜けたりして不具合発生した場合、
実際には油圧が低下しているにも関わらず警報が鳴らず(点灯せず)、油圧低下に気づかない恐れがある為です。
逆に警報鳴りっぱなしつきっぱなしなら異常に気付きやすいですからね。
警報を意図的に切りたい時にのみスイッチを入れてリレーで警報を停めるという警報優先回路というわけですね。
今回は警告灯だけでブザーは後ほど追加します。
3
今回、油圧の検出に使うプレッシャースイッチは二葉電機さんの純正互換のものです。
4
S6311 ホンダ車用かな?
作動圧力はとりあえず純正と同じ30kPa(約0.3kg/㎠)です。
本当は1キロ以下とかで早めに警報出す為にもっと高い設定圧のものが欲しいのですがとりあえず早くて数百円で買えるこちらをテスト。
実はもっと高い圧力の海外のものを手配済みですw
5
何故ホンダ用のこれにしたかですが、
端子部ねじどめ、六角サイズが24mmとコンパクトでレンチもよく使うソケットサイズ。
そして、ねじ込み部がPT1/8で設定圧力が一番高い30kPaだったからです。
6
せっかく苦労して二つつけたオートゲージの油圧センサーですが、オイルブロックの方を残して、サービスポートに追加した方のセンサーは撤去です。
配線はそのまま接続先を変更して使います。
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油圧サービスポートのサイズはPT3/8で、1/8への変換ブッシング、PT1/8のエアーエルボで下に向けてあるところまでは一緒です。
オートゲージの油圧センダーNPT1/8をPT1/8に変換するアダプターと油圧センダーを外して、代わりにプレッシャースイッチをねじ込んだだけですね。
もちろんテーパーねじですのでシールテープか液状ガスケットなどは必須です。
私はシールテープ派ですね。
8
下に向けるのはコンプレッサーのブラケットや、コンプレッサー本体、Vベルトなどが邪魔をしているので苦肉の策です。
9
油圧低下警告灯は油圧計の右下に穴あけしてパイロットランプ取り付け。
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あえてアンバー色を選んだのは、警報油圧を純正のプレッシャースイッチより高い設定値のものを後ほど使い、
0.8キロ程度以下で警報とする予定だからです。
赤だとやばい感じですが、アンバーならコーションレベルってとこでしょうか?
まだ今は純正と同じくらいの圧力まで下がらないと警告灯光らないですけどね。
警告灯は、純正のオイルランプと一緒で、キーをイグニッション位置まで回すと点灯します。
そしてエンジン始動して油圧が立ち上がってすぐに消灯します。
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灰皿下のトグルスイッチを入れると警報一時解除です。
今回は油圧低下警告灯まで。
後ほどブザー追加して「ピー」っとビープ音を鳴らす油圧低下警報も追加し、
設定圧力の高いプレッシャースイッチに交換する予定です。
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