2022年10月25日
BUFFALOのNAS(LinkStation LS220D)HDD換装
ヤフオクでバッファローのNAS(LS220DN0202B)HDD無を購入してみた。
ヤフオク購入品は本体のみなので、ACアダプター(12V 4A)はハードオフで購入(330円)、またHDDもないため、ヤフオクで使用時間が短めなWD10EFRX(いわゆるレッド=NAS用)を2台購入。
作業機材は、LS220D本体(HDD2本入り)・ACアダプタ・LANケーブル2本・ルータ・PC
(PC⇔LANケーブル⇔ルータ⇔LANケーブル⇔LS220D本体)
LS220D本体とPCを直接接続でもできるらしいが、未チャレンジ。
ルータはインターネットに接続せずに行いました
ファイル準備
①TFTP Boot Recovery 1.53
「TFTP Boot Recovery 1.53.rar」でググれば結構落ちてます。
②ls200-v178.exe(LinkStation 200シリーズ ファームウェア アップデータ (Windows) Ver.1.78 )
BUFFALO公式HPから落とす。
③ls_series-v174.exe(LinkStationシリーズ ファームウェア アップデーター (Windows))
ダウンロード可能な最新版のLS220D用ファームウェア(現在Ver.1.78)の中にある、LSUpdater.exeを使用した場合、
(ダイヤログ)「HDDのパーティション情報が確認できませんでした。ファームウェアをアップデートすることができません。アップデートを中止します」
が出てきて、フォーマットしない仕様になっているため、ファームウェア更新が中断されてしまいます。
このため、以前ダウンロードして所有していたLS-WXL用のファームウェア(ls_series-v174.exe(最新の一つ前のVer))内のLSUpdater.exeを使用すればファームウェア更新が出来ました
((ダイヤログ)「HDDのパーテーション情報が確認できませんでした HDDをフォーマットし、ファームウェアのアップデートをおこないます ※HDD内の内容は完全に消えてしまいます HDDのフォーマットをおこなってよろしいですか?」
が出てきて、ちゃんと最後までファームウエア更新完了)
本来の機種用ではないのですが、成功しました.
後で比較したのですが、LS-WXL用の「ls_series-v174.exe」解凍後の「LSUpdater.exe」は LS-WXL用の最新の「ls_series-v175.exe」解凍後の「LSUpdater.exe」と同一の可能性が高いと思われます。(共に ファイルバージョン1.0.0.0・製品バージョン1.7.11.0・更新日時2015/01/23 10:09:36・サイズ350,512バイト)
LS-WXLとLS220D用のLSUpdater.exeは別物なのでしょうか?
②と③は実行すると C:\boot フォルダに ls200-v178 と ls_series-v174 フォルダができます。
③解凍後 C:\boot フォルダに配置、さらにTFTP Boot Recovery 1.53フォルダ内のinitrd.buffalo・uImage.buffaloを削除
ls200-v178 フォルダ内の LSUpdater.exe を削除後、 ls_series-v174 フォルダ内の LSUpdater.exeを ls200-v178 フォルダ内に配置
(ls200-v178 フォルダ内の LSUpdater.exeを ls_series-v174 フォルダ内の LSUpdater.exe に置き換える)
(置き換え後、 ls_series-v174 フォルダは削除)
ls200-v178 フォルダ内の LSUpdater.iniをメモ帳などで開き、
[Flags]
VersionCheck = 0
NoFormatting = 0
に変更し上書き保存
ls200-v178 フォルダ内の initrd.img と uImage.img を C:\boot の直下へコピー(元ファイルは残すため複製)し、initrd.img・uImage.img のファイル名変更(initrd.zip・uImage.zipやinitrd.img.zip・uImage.img.zip等、「拡張子が変更になると…」などのアラートはOK)
initrd.zip(initrd.img.zip)内にあるinitrd.buffaloをTFTP Boot Recovery 1.53フォルダ内へ解凍
uImage.zip(uImage.img.zip)内にあるuImage.buffaloをTFTP Boot Recovery 1.53フォルダ内へ解凍
解凍時のパスワードは次のどれからしい
aAhvlM1Yp7_2VSm6BhgkmTOrCN1JyE0C5Q6cB3oBB
1NIf_2yUOlRDpYZUVNqboRpMBoZwT4PzoUvOPUp6l
YvSInIQopeipx66t_DCdfEvfP47qeVPhNhAuSYmA4
IeY8omJwGlGkIbJm2FH_MV4fLsXE8ieu0gNYwE6Ty
(TFTP Boot Recovery 1.53フォルダ内のinitrd.buffalo・uImage.buffaloをinitrd.zip(initrd.img.zip)・uImage.zip(uImage.img.zip)内のinitrd.buffalo・uImage.buffaloに置き換える)
(置き換え後、initrd.zip(initrd.img.zip)・uImage.zip(uImage.img.zip)は削除)
最終的には
TFTP Boot Recovery 1.53フォルダは
$initrd
$kernel
initrd.buffalo <initrd.zip(initrd.img.zip)から>
NasNavi.exe
READMEMT.txt
TFTP Boot.exe
TFTPServerMT.exe
TFTPServerMT.ini
TFTPServerMT.log
uImage.buffalo <uImage.zip(uImage.img.zip)から>
ls200-v178 フォルダは
hddrootfs.img
initrd.img
linkstation_version.ini
linkstation_version.txt
LSUpdater.exe <【ls-174】からの同ファイルに置き換え済み>
LSUpdater.ini <VersionCheck = 0 ・ NoFormatting = 0 に書き換え済み>
u-boot.img
uImage.img
となります。
環境を整える
TFTP Boot RecoveryはNASにinitrd.buffalo・uImage.buffaloを提供するサーバとして動作するみたいです、この時にNASは192.168.11.1から同ファイルを取得するらしいので母艦(PC)は192.168.11.1。
initrd.buffalo・uImage.buffaloが書き込まれたNASはDHCPからIPを取得するらしい。
(何も書き込まれていない場合、169.254.xxx.xxxになるらしい)
このような感じなので、ルータとPCに設定する。
PCの設定
IPアドレス(I):192.168.11.1
サブネットマスク(U):255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ(D):192.168.11.100
ルータ設定(elecom WRC-1167GHBK2-Iを使用)
しばらく使っていなかったため、電源ON → 裏のスライドスイッチを[RT]に → リセットスイッチを針金で押し続け、パワーランプが点減したら、リセットスイッチをリリース、しばらくすると、正常に起動します。(ケーブルはLANポート(黒いコネクタ)に挿す)
PCのブラウザから192.168.2.1へアクセス(ID&Passは共にadmin)(必要があればPCのIP等の設定を変える)
WAN設定&LAN設定 → LAN設定
IPアドレス:192.168.11.100
サブネットマスク:255.255.255.0
DHCP範囲:192.168.11.2 - 192.168.11.99 <192.168.11.1はPCが利用するため>
一応Windows Defender ファイヤーウォールを切っておいたほうが良いかもしれない
ルータを中心にPC・LS220DをLANケーブルを接続
実際の流れ
LS220Dに電源を入れると、ちょっと白点滅後に、赤7回点滅します
(ネット上では6回点滅っと書いてあることが多いですが、自分の環境では赤7回でした、赤7回はE07またはE16らしく「ディスクが認識されていない」らしいのですが、無視して続行)
LS220D裏側のファンクションスイッチを押すと、早い白点滅(白点灯?)
TFTP Boot Recovery 1.53フォルダのTFTP Boot.exeを起動
ウィンドが立ち上がり、下のほうに
--------------------------------------------------------------------------
accepting requests..
Client 192.168.11.150:3029 C:\BUFFALO\TFTPBootRecovery\uImage.buffalo, 1952 Blocks Served
Client 192.168.11.150:3872 C:\BUFFALO\TFTPBootRecovery\initrd.buffalo, 8158 Blocks Served
-------------------------------------------------------------------------------------
となったら、ctrt + c で TFTP Boot.exeを停止
そのまま、しばらくすると、LS220Dは早い白点滅から白点灯になります。
この時点でNASNavigator2で検索可能、"!"びっくりマーク(エラー表示)で検索されています
次に ls200-v178 フォルダの LSUpdater.exe を起動
対象のNAS(LS220D)が検索されるので[ファームウェア更新]
「HDDのパーテーション情報が確認できませんでした HDDをフォーマットし、ファームウェアのアップデートをおこないます ※HDD内の内容は完全に消えてしまいます HDDのフォーマットをおこなってよろしいですか?」
ダイヤログ → [はい(Y)]
しばらくすれば、再起動がかかり終了。
参考:
https://kanalabo.net/repair/linkstation_hdd_change2/
https://zakinco.hatenablog.com/entry/2019/08/26/111314
https://nagamitsu1976.hatenadiary.jp/entry/2020/09/02/150136
https://bigorange.cocolog-nifty.com/blog/2018/01/nas-hddlinkstat.html
https://www.yokoweb.net/2019/09/09/linkstation_ls-vl_change_ssd/
https://qiita.com/arachan@github/items/53ceafc15c9b65f6425c
https://bbs.kakaku.com/bbs/K0001083454/SortID=23496278/
https://bike8615.blogspot.com/2019/09/
google検索「tftp boot recovery ls220d 7回」
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Posted at
2022/10/25 22:28:16
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