Average White Band(AWB アヴェレイジ・ホワイト・バンド)は、イギリス、スコットランド出身のソウル/R&Bバンドで、その名のとおりソウル/R&Bバンドとしては非常に珍しい白人主体のメンバー構成でも知られています。
今回紹介する「Let's Go Round Again」は、1980年にリリースされたスタジオアルバム「Shine」の収録曲で、イギリスの UK Singles Chart では最高第12位を記録するなど健闘しましたが、アメリカではいまいちヒットせず残念な結果に終わっています。ちなみに日本のポップファンの中では AOR の名曲として人気の高い楽曲となっています。
アルバム自体は、バンドの人気が低迷していた中で起死回生を狙ってプロデューサーに人気プロデューサーであった David Foster(デイヴィッド・フォスター)を迎え、当時流行していた AOR/ディスコサウンドを前面に打ち出した意欲作でしたが、結果的にその思惑は外れたようで、残念ながらアルバムリリースから2年後の1982年にはバンドは解散(その後再結成)しています。
個人的には AWB のアルバムといえば「Shine」、代表曲といえば「Let's Go Round Again」とアルバムタイトル曲の「Shine」が真っ先に思い浮かぶほどのお気に入りの楽曲ですが、改めて聴いてもやっぱり素敵な曲だと感じますね。
「You Are The Universe」はイギリスのアシッド・ジャズ/ファンク・グループである The Brand New Heavies が1997年にリリースした4thスタジオアルバム「Shelter」の収録曲で、同年、アルバム3枚目のシングルとしてもリリースされ、UK Singles Chart で第21位を記録しています。
ちなみにサイーダは ジャズ・ミュージシャン、音楽クリエーター・プロデューサーとして知られる Quincy Jones(クインシー・ジョーンズ)の秘蔵っ子と言われており その縁で Michael Jackson との関わりも深く、マイケルのバックコーラスや「Man In The Mirror」の作詞・作曲にも名を連ねています。