ナポレックス LZ-42　プロレーシングMTシフトノブ  

現行型レガシィというのは、３００万円オーバーの車のくせに、それに見合った車内の質感と言うものに欠けております。センターコンソールのフタなんてプラスチック丸出しなので、指で弾くといい音がします。普通３００万円クラスの車ともなればセンターコンソールは革やら合皮やらであり、指で弾いても音なんてしません。シフトブーツのフェイクレザーはなかなかの出来ですが、他の場所はイマイチですよね。

そんなわけで質感に対する歯がゆさで、納車からずっと貧乏ゆすりが止まらなかったのですが、そろそろ内装改造計画を始めようとシフトノブを変えてみました。純正のノブは実は嫌いではないし、純正のシフトブーツとのマッチングも最高なのですが、ＳＴＩのクイックシフトとの兼ね合いもあって、重量のあるシフトノブが欲しかったのです。純正のシフトノブは、後日バラして本革に張り替える予定。



本製品には、ヘビーorライトとロングorショートの組み合わせがあり、材質は本革とアルミとなっております。今回はヘビー／ショートを選びました。若干アルミの部分が多いのが気になりますが、この感触、質感フェチになりつつある僕にとってはたまりません。手のひらにはしっとりとした本革の感触があり、指先には滑らかなアルミが触れ、意味も無くシフトノブに手を置きたくなります。

肝心の操作感も良く、重めの重量がシフトワークをアシストしてくれるので、クイックシフト導入による固さは消えました。重いシフトノブはミッションを傷めるという話もありますが、そもそも操作ミスこそがその一番の原因であるはずです。なので、確実なシフト操作をもたらすように設計された本製品は、正しく使う分にはミッションへのダメージも少ないかと思われます。



ただし、本製品はすでに廃盤となっており、市場にある在庫でしか手に入りません。実勢価格も約5500円なので、正直安いとは言えません。

また、シフトブーツの上端からシフトノブの間まで、シフトの棒が丸見え状態になってしまうため、気にする方は気にするかもしれません。純正の５ＭＴ用シフトノブを外した方はご存知でしょうが、シフトブーツ内部（裏側）のリングに引っ掛けられる作りになっているので、一体感ある印象が出せるんですよね。社外品には当然それが無い。



なので個人的には★５つですが、客観的な評価としては微妙です。まあ質感の良さで★３つを進呈。値段が安けりゃ★４つでした。ファッション感覚で気軽に買うには高すぎるもん。

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