DUNLOP ENASAVE EC204  

【再レビュー】(2024/05/04)
1,000km以上走行する機会がありましたので改めてレビューしたいと思います。記念すべき100個目のレビューです。

結論から申し上げると、エコタイヤに対する私自身のイマイチである先入観もあったのですがそれを良い意味で裏切られる形で結構ロングツーリング向きなのではないかということです。少々ウルサイですけどね。

新しいタイヤだからという部分もありますが、修正舵が非常に少なく（ふらつかない）長時間の運転でも疲れませんでした。雪解けの終わったこの時期はどこも舗装の修繕がまだあまり進んでいない状況です。また最初のレビューでも書きましたが、当たりがとてもマイルドで突き上げ感が少ないのもリラックスして運転できた一つの要因かと思います。

商品説明を見ると、接地面の形状や圧力の見直しが図られ耐摩耗性能を向上させているとのことでしたが、その結果サイドウォールの柔らかさに加えて路面をしなやかに捉えているので上記のような体感になっているのでしょう。エクストラロード対応なので指定空気圧よりも少し高くエアを充填していますが、乗り心地はコンフォート系タイヤと大差無い様に思えます。クルマとの相性ってのもありますが…

速度高めで飛び込むややキツめのコーナーではその接地面の変形や圧力変化のせいでしょうか、弱めのスキール音に近い独特な音が聞こえます。グリップに不安があるわけではありませんが、限界は明らかに低そうな気はします。ただしステアリングへの感触がわかりやすいので、無茶を防ぐことはできそうです。

またエコタイヤだけに、定速クルージングではどんどん燃費計の数値が上がっていくので楽しくなってきます。ウルサイとは言ってもハイグリップタイヤよりは明らかに静かですし、快適性に影響を及ぼすレベルではありません。

耐摩耗性能も良いタイヤとなれば、以上のことからロングツーリング派に実は最適なのではないかと思った次第です。半分ヤケクソで選んだようなタイヤですが、思わぬ発見でした。