車速リレー無音化
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
CEPの車速リレーを購入しました。後付けBSMのブザー低速時無効化に使いたいと思います。リレーはカチカチ動作音がうるさいので、まずはMOSFETを使って無音化します。リレーを外し、5x5のユニバーサル基板に回路をつけ2階構造にしました。限られた5x5に実装するにはジャンパー線が必要でしたのでちょっと微妙ですが見えない場所なので見逃してください…
あまり大電流を流すつもりはないので、ヒートシンクはなしです。無駄に2車速分、それ以上とそれ以下でONする回路にしましたが多分ここまで使う予定はないです…
以下半導体の取り付け可否についての理論計算です。高さ制限(ケース内に入れる)こともあり、今回は+側の出力が欲しかったことからP-MOSの2SJ681を使いました。60V5A仕様ですがヒートシンクはないので2A以下で使いたいと思います。最初間違えて2SJ680を使ってしまい負荷テストで触れないほど熱くなりました…(こっちは耐圧高いがON抵抗が10倍、発熱も10倍です)
2SJ681はヒートシンクなしでは熱抵抗6.25°C/Wとのことで、スペックシートよりP=RI^2=120mΩ(ON抵抗)×2A(負荷電流想定値)^2=0.5W程度の発熱が見込まれます。そのため、6.25°C/Wx0.5W=3°Cの上昇が見込まれます。直射日光で外気温80°Cまで上がっても(実際はしません)、83°C程度までの上昇で、越えてはいけないジャンクション温度150°Cに対して余裕はありそうです。実際はケースに入れてる分、放熱は悪そうですが、日陰に設置するので大丈夫だと思います。
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後付けBSMのブザーはマイナス側は常時通電、プラス側は要求時のみ12Vがかかる仕様のようでしたので、要求があった際に車速リレーを通じで30km/h以上ではブザーありにしました。(beforeが左でafterが右です)
停車時に動くと、例えば夜間無灯火の自転車のすり抜け防止には役立ちますがやはり後ろの車に反応するのでちょっと煩わしいです…
その他RCTA用にバック時と、起動直後の動作テスト?のブザーも通る様に信号を入れました。
※図に入れ忘れましたがBSM本体にもRVS信号は入ってます。
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簡単な回路説明です。
まずIGの入力をRC回路を用いてIG入力直後だけ電圧が高い状態にしてリレーに入れます。(図の左側)
RVS信号や30km/h以上の条件とそれぞれOR回路としたいため、ダイオードを通してブザーの入力を通すリレーに信号を入れます。(図の右側)
これでA:IG入力後の数秒後、B:バック中、C:30km/hのいずれかの条件で作動します。
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まとめ
フロントカメラを初めとする、ソナー類等、低速限定で電源を入れたい物、または特定の車速以上で電源を入れる(少し詳しい方にはブザー等の信号を特定の条件で入れる)などにおすすめです。そのままではリレーのカチカチ音がうるさいのでMOSFET化はマストな作業と感じました。例外として毎回スイッチ入ったのを確認したいという要望にはこのままで応えられると思います。(ただ、やっぱりカチカチうるさいかと…)
最近はCEPから一瞬ONにする物など高性能版は出ているようです。
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