アルファロメオ(純正) リアスプリング
以下、理屈っぽくて、独断と偏見に満ち、かつ大変長〜くなりますがお許しを。
私のみんカラの車両紹介で、新品の純正アッパーマウントを手に入れ(中略)1番バランスと性能が良い・・・と書いてます。それに関係するひとりごとです。
※ スプリングは、2.0 TB 用と 3.0 24V 用の比較になります。
以前、車高が経年変化で落ちてないか気になって、初めてコンタクトした某有名ショップにネットで相談しました。すると、GTV 24V リアの純正不等ピッチスプリングが線間接触に近い状態なら、1度 TB 用の等ピッチスプリングを試してみては?と勧められました。それは面白い、と思って早速 TB 用のスプリングをオークションで入手して交換、実験してみました。
画像左が TB 用、右が 25年使った 私の24V 用のスプリングです。TB 用の方が線径は太く自然長は短いですが、装着するとリアの車高が指1.5本+ほど上がり、NVH のVH が大きく(つまり乗り心地がハードに)なりました。
TB 乗りの知人に街乗りしてもらって、そうそうこの感じだと言っていたので、そうなんだと思います。
ところがコーナリングでは、リアが外側に出たり内側に戻ったりを繰り返す、不安定と感じられる挙動を示しました。昔の記憶では、TB に乗ると 24V より野性的だとは思いましたが、全くこんな不安定な挙動は見られませんでした。
この不安定な挙動は、スプリングを 新品の24V 用に戻すと消えました。(以前の 25年落ちスプリングでも同じでした。)
車高については、再度交換した24V 用ノーマルスプリングの新品と25年落ち品では、全くと言って良いほど同じ数値でした。
25年落ちの古いノーマルスプリングは、少なくとも静的にはへたってはいなかったのです。
※ちなみにフロントの車高も同じでした。
以下は私見であるとお断りした上で考えを述べさせて頂きます。TB と 24V ではフロントの荷重も違うし、実験?は、リアスプリングの交換だけだったので、異論がある方もあると思います。
以下、16行を追記訂正しました。
1. CG(カーグラフィック)で、『GTV がパッシブステアを採用し、TB のリアがコーナーでピクピクする挙動が CORSE では無くなった。』と述べられていました。
2. 品番を調べると、24V からリアサスロワアーム品番に変更があり、実物を見るとブッシュがゴムからボールジョイントになったようです。
3. 諸元を見ると、2.0TBより 24V はリアトレッドが広がりました。
4. スプリングは、前述のように不等ピッチとなり、車高も低くなりました。
(さて、TS はどうだったのか? トレッド値の差はホイールオフセット以外に何が違うのか、疑問が残ります。これについては、どなたか教えて頂けませんか?)
ここからは私の推測ですが、24V で滑らかで鋭いターンインと安定したコーナリング姿勢を実現するトーコントロールのためには、この不等ピッチスプリングによる車高と、リアアーム類のローズジョイント(ボールジョイント)との組み合わせが必要だったのかと思いました。
アルファロメオの開発陣が、GTV のサスペンションセッティングをモデル毎にかなり詰めているのだと思い知らされました。私の思い込みかもしれませんが😅。
1G でバンプラバーが触れる設定も、このために必要なのかもしれません。
※ ウレタン製のバンプラバーは、中空でかなり柔らかめだと思います。よく壊れてスプリングの内側に転がってますが(笑)。
試していないのですが、ローズジョイントをウレタンやゴムのブッシュに換えた場合、コーナリングは全く異なるものになる可能性があるのではないでしょうか?
以上は、同意を求めるものでも考えを押し付けるものでもありません。こんな考え方もあるということをお話ししたかったのです。GTV 24V を私のような年寄りがさらっと楽しむには、ノーマルスプリングと抜けていないショックアブソーバーがベストかなと思っています。ちゃんとアライメントも取って、ですが。
※ サーキットなどの競技では、このトーコントロール機能は邪魔になるか、とも思いました。昔、元テストドライバーの友人に、ターンインで舵角を速く与えて、その後はアクセルでコントロールしていると言われたことがあるのですが、無意識にそんな癖がついたのかもしれません。
あ、トルセン入れてたっけ💦。
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