オイルエレメント移動キット スバル車に他車種用流用 導入編
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
新品で約2万、中古だと3千円前後?
自車に適合する、中古のオイルエレメント移動キットをオクで探すのは大変です。
しかし車種別の違いが、何処なのかを理解しないと他車流用は出来ません。
どこがちがう?
何が違う?
自分の車はどう?など、なぜかはっきり書いてありません。
資料集めがかなり手間でした。
で、調べて判ったことは.......
●車種によるフィルターの直径の違い。(排気量などで太くなる)
エレメントのパッキン直径とエンジン側の当り面の大きさに違いがある。
移動キットによってはどちらにも対応している物がある。
●自動車メーカーによりフィルターのネジピッチの違い。(殆んどのトヨタとその他メーカーでの違い)
●エレメント部分の、専用取り付けステーの違い。
これは、同じ車種を選ばない限り無理です。
●ホース(オイルライン)の長さ
古い直4等は、ブロック横から取り出してすぐ側に付くものが殆んど。スバルはかなりラインを長くしないとダメそう?
2
スバルのオイルエレメントのネジピッチは、その他メーカー(M20×1.5P)の物を探します。
そしてフィルター径はスバルの場合、同一らしい(3.0フラット6は?)ので小さい方を選択。
エンジンに取り出しブロックを付ける為には、この二つに依存するのでここを把握しなければなりません。
しかし出品者は、ネジピッチやフィルター径を知らないので車種と、モデル名から判断して選択しなくてはなりません。
今回は出品されていた物の中から、適合してしかも安い物と言う事で、マツダのFC用をゲット。
写真は、エンジン側。オイルエレメントの替わりに取り付けるブロック。
エレメントと同様に真ん中のネジを締め込んでエンジンに取り付け。
オイルのイン・アウトをここから取り出しホースでユニットへ送ります。
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そして、ユニット部分。
このM20のネジにエレメントを取り付けてステーで固定。
これをボンネット内又はフェンダー内などに設置します。
自分の場合はダート走行での飛び石などを避ける為、エンジンルーム内に取り付けを考えています。
オンロード(サーキット等)では、フェンダー内の方が冷却の効率が良く、取り付けも簡単なのでこちらがお勧めです。
この製品は、トラスト製ですがエレメント側のネジピッチはM20×1.5Pに統一されています。(オプションでトヨタサイズ有り)
つまり、トヨタもこのピッチのエレメントに変えないとダメだと言う事。
4
で、一応ネジピッチの確認。
エンジン側とエレメント側のネジピッチが合えばオーケーです。
これまでのスバルのピッチで、ストックしていたエレメントも使えることが確認出来ました。
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ホースは殆んどが、こちらのエコノフィッティングで取り付けられています。
サイズはアールズで言う#10 内径 14.3ミリのもの。
コストが全然安くなりますので。
これ、早い話ホースバンドにカッコいいカバーが付いたもの。見た目も大事ですからね。
一緒に付いてきたホースの長さは35センチの物。
GCは1㍍ぐらいないとエンジンルームへ引っ張れません。
インとアウトで2㍍ぐらい使用する見込み。
かなり高いです、通常1メートルで6000円ぐらい。
処分品などをずっと狙い半額ぐらいになりましたが、ユニット自体の倍近くの出費になってしまいました。
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そもそも、わざわざ面倒な移動キットにした理由は。
●新設するセンサー達の設置とメンテがまとめて、楽に行える事。
●センサーケーブルの耐熱、耐衝撃保護が面倒で取り回しなどに苦労しない。
●オイルエレメントへのアクセスがアンダーガードによって妨げられている。(頻繁に安い物を使い交換する決意をしたので)
●スバルはエレメントがコンパクトな物が元々付いていますがフラット4は元来、エンジンオイル命のはず。
エレメントは最近安い物がいっぱい出ています。
高い物を大事に使うより安物を頻繁に変えられるようにしたかった。
●移動により、大きさの制限がなくなりエレメント自体を濾過面積の広い大きなものに出来る。
単位面積あたりの流入抵抗が減り、無理が懸からず高価で高性能な物で無くても安心して使える。
●オイルクーラーなどへの拡張性もある。
他にもこんな物を用意しました。
シールテープとセンサーのネジ径を変えるアダプター。
ジュランのアダプター、こんなの900円もします。
あと、オイルパンのドレーンプラグ。
前回、パッキンが痛んできたようだったので。
安くあげるはずが、やはり結構な出費です。
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センサーアダプターと油温、油圧センサーを仮組みした所。
こんな、感じでラジエターアッパーホースの横あたりに取り付けすると、水温センサーも丁度隣に来ます。
三つを保護チューブにまとめて配線出来、メインテナンスも楽な位置にまとまります。
他には走行中の飛び石と、マニホールドの熱害を心配しなくていい事。
下周りにあの細いセンサーの線が行けば対策が大変なはず。
ブロックを入れて容量の小さいエレメント(クリアランス確保のため背の低い物)に交換すると単価が高くなる為こまめに替える決心が鈍ってしまいます。
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エンジンルームにエレメント側を固定したところ。
3㍉のスチール製ステーを2本使い、揺れやエレメントを外す時にねじれないように丈夫に作りました。
1本を本体に固定し、もう1本を下から斜めにあてて振れ止めとしてネジで固定。
かなり硬いので加工が大変でしたが、満足のいく剛性を得られました。
取り付け位置はチャコールキャニスターを移動してエレメントが横向きに付くように変更しました。
横に向けないと、エレメント取り外しの際、こぼれたオイルがメッシュホースを伝わりエキマニ付近で煙を上げてしまいます。
これだと、下にオイル受けを置いて取り外す事が可能です。
後、スペースですが多少エレメントが大きくなっても取り付けられるように、余裕を持たせてあります。
と言うことで、ホースが確保できてからオイル全抜きで作業を行うためもう少し後になってしまうでしょう。
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