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Time Machineのブログ一覧

2024年03月27日 イイね!

回顧を懐古

あくまで個人的主観なので誤解なきよう。

エンジン、ミッション、デフのナンバーズマッチはもちろん、当時の色、当時の装備なら及第点。工場出荷の状態をキープし続けるコンクールコンディションのクルマともなると扱いや価値がちがう。使い勝手を犠牲にしてまでそこまでこだわる姿勢は歴史的価値、芸術の域ですらある。
自分好みのカスタム、スタイルを追求するのは楽しみのひとつでもあるけれど、最近ではオリジナル然とした見た目に、より魅力を感じるようになってきた。

以下備忘録
















この年代のコルベットに乗ってる人ならわかる、ぴょこぴょこ跳ねるように上がるタコの針・・・そんなコミカルな動きとは裏腹に絶叫のような排気音、エンジンがひりつくような錯覚。ハンドルごしに見た風景、肌感覚。

・・・そんなことを思い出しながら、中古ゲージ一式をホワイトメーター化、独りご満悦だった17年前。







それから15年後の2022年4月、キロ表示追加。
しかし・・・










コレジャナイ












さらに1年半後の2023年10月。
↓コレで落ち着く。どちらも新品アッセン。








スピードメーターの裏側のカバー、その横に貼ってあったラベル。” 1 9 7 0 ”
交換歴のないオリジナルメーターと推察。
しばし手を止め、そこに刻まれた距離、積み重ねた年月に思いをはせる。



走行距離89342マイル。それを0にするのはたやすいが・・・さて。


この組み合わせも見納め。



リプロ品、コネクト部にネジが切ってあり、サイズもまったく合わない・・・なるほど、そういうことね。やめとこ。




結局、フェイスのみ交換しました。





89342マイル、キロ換算で142947キロ。



1970年、産声を上げたタイムマシンの歩みがここにある。


過去~現在、そして未来へ。


これまでも、そしてこれからも・・・。













Posted at 2024/03/27 09:01:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | 備忘録 | 日記
2024年03月23日 イイね!

プッシュロッド、ガイドの調整

「おうじょうこくな」

死んだばあちゃんがよく言っていた、地方言葉。

ニュアンスとしては「横着するな」

元は「往生をこく」からきてるんじゃないかなと思う。

やるべきことをちゃんとやっとかないと、あとでたいへんだぞ~って意味。


工具箱から出すのがめんどくさく、合わないドライバーで無理やり回してネジの頭つぶしたり、端折ってはずすべきボルトをはずさず作業して問題なかったところを破壊しちゃったり。

「めんどうくさい」と思った時点でその作業の半分は失敗。

うまくいかない時、イライラした時、そんな時ほど、そう考えるようにしている。



以下、個人的備忘録。


2年前の作業。
組んでから10年以上は経つ腰下。

サビてないことを願いつつオイルを循環。








バルブをダミースプリングに入れ替え。


ピストンの逃げ確認







アッセンブリグリス。記憶にないくらい前に購入。やっと使える。ブレークインで威力を発揮してくれるとうれしい。


↓画像で組まれているCompカムのレブキット、プッシュロッドに干渉することがわかり撤去してます。



プッシュロッドどガイド。ガイドは奥側のアジャストできるモノも準備。

ロッカーアームとバルブステムのアタリをチェック。

クランクを回しバルブを動かしてます。




IN側(右側)、使うプッシュロッドの長さを短くする必要がありそうです。


ここで秘密兵器、プッシュロッドの長さを決めるアルミ製のツールの登場。
画像が見当たらず、備忘録がわりのスクショ。
組み合わせ、締め込み量など駆使し長さを調整します。



これを標準より少し短めに調節、INプッシュロッドと入れ替え、クランクを回したところ、バルブスプリングの圧に耐えられず変形、座屈・・・。


やはり、手抜きはいかんでしょ。



めんどくさがらずダミースプリングを使うべきでした。










結局、感覚でチョイス。長さ8.425、外径0.375インチ(3/8)





ヘッド取り付け。時系列的にはここで過去記事のボルト折れ事件発生。
番号のマーキングは締め付けの順番。

↓MOROSOスタッドガードル、中古品。十数年前にebayで手に入れたモノ。
これつけるだけで動弁系の精度が上がり、結果7馬力から22馬力出力アップするらしいです。ホンマかいな。

中古品だけにネジ山がヤバい部分も。

Uボルト、今でも単品入手できるのがありがたい。



もろもろすべて組んで最終チェック

こっちはもともとOK

↓長さはいいものの、アタリがびみょ~(汗)
片当たりしてるような、スタッドガードルのせいでよけい芯がズレちゃってるような気がしないでもない・・・。

↓狭めたり、広げたりしながらバルブの真っ芯を押すよう、プッシュロッドの軸線を調整。










Posted at 2024/03/23 15:08:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | 備忘録 | 日記
2024年03月22日 イイね!

やっぱり何かあるよタイムマシン後編

すべてのネジ山を念入りにさらう。

張り付いている古いシーラントをはがす。


ヘッドを載せ、慎重にマニュアル通り3ステップで順に絞める。
片バンク16本、絞める順番に加え、ボルトの長さで締め付けトルクが変わるのでちょっとややこしい。




そしていよいよ最後の本締め1番目のボルト。ここで事件発生。


規定トルクで折れるはずのないボルトが、


折   れ   た  ~ !!!  




・・・ 絶 句 。



最近、めっきり老眼が進み、従来のグリップ根元をカリカリ回すプリセットタイプでは目盛りが見づらくストレスが溜まる、そこで今回は電気式のデジタルトルクアダプターを使用。デジタル表示でどれだけトルクがかかっているか目視で確認できるうえ、既定のトルクに近づくとブザー音とLEDで警告してくれる。なのですが・・・以下。

いよいよ本締めというところで突然電池切れる → しかたなく新品の電池に交換 → ところが交換した電池が不良品。(電圧不足、まれにある) → もう一度交換して再開 → そしたらボルトがポッキンコ♪

いざ使おうとすると突然使えなくなる、作業前に何度もやり直しになる。

フラグととらえるべきだったのかもしれません。







その後の復旧作業。

ボルトはずし、エキストラクタを差し込んで回す・・・。

言うほど簡単ではなく、まず下穴をあけようにも硬いボルトにドリルの刃が入っていきません。


↓ドリルの刃2本ダメにしてどうにか開けた穴。1本は喰い込んで中折れ、最悪です。しかも刃が横に逃げ中心からずれてる。


マイナスドライバーの刃先を突起にあて、ハンマーで衝撃を与える。
少し動いたものの状況変わらず。

頼みのエキストラクタも空振りに終わる。


いよいよホントに最後、頼みの綱の地元のエンジン加工屋に相談。

しばらく電話でやりとりしたあと「やっぱり、ウチではやれない」と。







完全に詰みました。

明日やってみてダメならもうあきらめよう。

・・・が、その前にあがくだけあがいてやる。

ポンコツにも五分の魂じゃ、ファイヤァァァ~~ッ!!

ヤケクソで潤滑浸透剤をたっぷりかけておいた。






翌朝。

ダメもとでチャレンジすると・・・



あれ、あれれ?



 呆 然 。



神は乗り越えられる試練しか与えない。どこかで聞いた言葉。

この場合、神ではなくタイムマシンから与えられた試練ともとれるが・・・





一連の出来事を思い返してみる。

トルクレンチの度重なる電池切れ、作業の中断。

「このボルトは使うべきではない」

そういうメッセージだったと考えればどうだろう?



結果オーライ。

思えば、これがひとつのターニングポイントだったような気がする。



そして問題のボルト。

選んだ理由がまさに値段が安かったから。

少し迷ったもののARPなどのハイブランドの約半分値だったのが決め手。

今さらながらモノよりも 値 段 で 判 断 したことを後悔。

それと締め付け順で1番目のボルトが折れたこともなんだか意味深い。

はれて公道を走れる日がきたら、それは「導き」があったということなのでしょう。

希望は捨てずにいよう。

Posted at 2024/03/22 10:58:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 備忘録 | 日記
2024年03月21日 イイね!

やっぱり何かあるよタイムマシン前編

「買う理由が値段なら買うな、買わない理由が値段なら買え」

どこで聞いた言葉か忘れちゃったけど、なにげに刺さった言葉。

ちょっと考えれば、あ~なるほどとストンと胸に落ちる。



2022年のGW初日の話。

航空便で足りない部品を取り寄せ準備万端。



↓ちょっと安すぎな気も?



ヘッドを載せ規定トルクで順番通り絞め込む。
型通りの作業で午前中に終わる予定だった。


しかしこのあと、エンジンブロックが再起不能になる事態に発展!

エンジン加工屋ですら、さじを投げる信じられないアクシデント。


やっぱりミソギは終わっていなかった・・・!?


振り返ってみれば予兆は何度もあった。


思えばそれがサインだった。



後編へと続く



Posted at 2024/03/21 10:42:06 | コメント(1) | トラックバック(0) | 備忘録 | 日記

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