車とボートの違いは当然ながら沢山ありますが、意外にへぇ~と思う話を一つ。
ステアリングを左右いずれかいっぱいに切り、デッドスローで前進させます。
船は定常円を描いて回ります。
ここから少しずつ加速していくとこの定常円の大きさはどうなるでしょう?
車の場合は、後荷重となりアンダー傾向が出て円が徐々に大きくなります。
ところが、船は加速すればするほど円が小さくなるのです。
(後輪のスリップアングルが前輪より大きくなるオーバーステアとは違います)
船は後から駆動をかけ、方向転換は駆動の方向を変えます。
車でいえば、後輪駆動でステアリングを回すと後輪が向きを変えるイメージでしょうか。なのでパワーをかけるほどリアがよりステアリングを切った方向と逆へ振られ、円が小さくなります。
理屈は単純なのですが、どうしても車の運転と比べてしまうので不思議な感じがします。だって小回りしたいときはエンジンを噴かした方がよいのですから。
車の場合はゆっくり回しますよね。(強いてタイヤを滑らせるターンは別ですよ。あくまでも通常の性質という話です)
ところで今日は船の限界を知るということで、フルスロットルから思い切りステアリングを切ってみるということをやりました。(もちろん講師指導の元)
すごかったです。大げさでなく、サーキットでのコーナリング並みの横Gがかかって見事旋回します(波や風の都合によっては当然転覆)。
普通に座っていましたが、そのGは想像以上で、体が宙に浮いてエッジに腰を強打しました。
その場は「あ痛っ」て感じだけでしたが、二日たっても痛みが取れません。
生活には支障がなく、この程度では普段は放っておきますが、今週はサーキットへ行くので念のため医院へ行ってきました。振動で骨のヒビが拡大!なんてことは嫌ですからね。
レントゲンの結果は.....異常無しでした。
でも痛くて寝返ったり走ったりできません。
こういう無防備な状態ってとっても嫌です。
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Posted at
2009/05/12 00:39:40