だでぃさんのブログ一覧

１０月に入ってすぐに実家で認知症の母を一人で見ている兄から
「もう、お手上げだ！　兄弟集合して話し合いをしたい。」と電話があった。

以前から、兄の病気など一人きりで母を見ていくことは不可能に近いから
母を認知症対応グループホームに入れようと考えていたが、いかんせん
母自身が「認知症」であることを認めるわけないのでいろいろ厄介ではあった。

そんな中でも兄は「なるべくなら自宅で暮らしを送らせたい」と頑張ってきたのだ

ときには母が取るいろいろな行動に困惑しながら、関係各所とのやりとりもすべて
兄がやっていたのだが、やはりここにきて限界を感じ始めたのだ。いや、むしろ
もう限界なんてとっくに超えていたのだ・・・

姉もしばらくして合流して子供たちで話し合った。　どうにかして母を精神科の
お医者さんに診てもらいたい・・・
これまでも兄が精神科の予約を入れて受診の機会を得ていたのだが、母のドタキャン
癖が爆発し、絶対に病院に行かない状態になってしまっていた。

今回は何とかワタシが２日間ほど母と問答をくりかえし、といっても言ったことなんて数秒すれば忘れてしまうのだが・・・あとから合流した姉の助けもありなんとか
精神科の先生に繋げることができた。

この先生は全国的にも著名な先生だが、障がいや精神疾患、「認知症」にたいしての見解も非常にユニークかつ真摯に向き合ってくださる先生です。

今後は月に一回の実家への先生の往診と母の症状進行を見ながらこれからを模索していくことになるだろう。　
われわれもいずれ通る道・・・すごく考えさせられる数日間であった。