グレイスに乗っていて現状気になる点は3つ
1、 段差に乗り降りした際に小さな横揺れで車体全体がグラグラするのが気になる→リアが揺れてるっぽい?気がする
2 前のサスが30mmくらい動いてるのか車体前側がボヨンボヨンする、ダンパーの抜けたサスみたい→
ボヨンボヨンはダウンサスを入れた時ぐらいから気になり出して、車高調→レグノと足周りの構成要素が硬くなるにつれ酷くなった印象
ノーマルのバランスが崩れて相対的に柔らかいマウント部が必要以上に動いている、のかな??
3 全開加速で速度が乗ると前が浮くのか接地感が無くなり怖い。ビビってアクセル踏めないやんけ。
以上の3点です。どれもサスペンション関係の不満ですが症状的にサス本体の問題と言うよりもマウント部のゴムが怪しい…
と、いう訳で前後サスのマウント関係を強化を試みました
先ずはリアから、こちらはダンパーの車体への取り付け部に上側のスポンジ?製っぽいパーツと下部にもスポンジ?っぽい2つのパーツが使われています。
上側のは流用強化の定番らしいエリシオン用のゴム製のをチョイス
下部のダンパーマウンティングCOMPとか言うパーツは調べみるとグレイスとフィットは共通部品で
したが、部品番号違いでヴェゼル·シャトル用のがありました。グレイスと比べて車重が重く荷物も積むヴェゼルシャトル用マウントならフィット用よか強化されているんじゃなさろうかということでこちらを購入。
部品が揃った所で早速リアダンパーを外してグレイスのそれと比べて見たところ…
上がグレイスから外した物で下がヴェゼル用の新品です。ヴェゼル用のは長期在庫だったのかスポンジ?が変色していますがそれ以外は両者全く同じに見えます。金属部も同じにしか見えません。付属のカラーは違いますが性能的にはそう変わらんわな。
外したマウントは全然劣化している様には見えませんがもう9万キロも走っているし折角なので新しいのに変えました。
そして上側のエリシオン用のは穴径が小さくまた高さも高過ぎて取り付け不可でしたorz
部品代の千円が無駄な出費に
リア側は一応交換したけど正直意味無かったなーと、落ち込みつつフロント側に着手します
フロント側もサス上部はボディに上下2つの部品でマウントされています
上側は流用定番のエアウェイブ用を購入
左がグレイスから取り外したもので右がエアウェィブ用です
ゴムの硬度は分かりませんがグレイス用よりも明らかにブ厚い作りになっています
ここが厚い方が強化されるとか乗り心地が良くなるだとか諸説があり実際のところ正直よく分かりませんが、ブ厚い方がガッチリ固定されるイメージがあるのでエアウェィブ用に交換します。
下部のマウントはクスコからピロアッパーが市販されていたり他にも複数社からゴムの強度をアップした強化品が売られていて選択肢があります。が、どれもお値段が結構お高いのが悩みどころ
クスコのピロは高価過ぎるし恐らく強化し過ぎるので候補から外れるとして、ゴム製の強化品も10%強化で純正部品の数倍の価格とコスパが悪く購入するのを躊躇われます
ヴェゼルやシャトル、フィットRSも同じ部品番号のが使われておりホンダ車得意の流用強化も出来ません
さーて、どうしたもんかいなー?と、パーツ選択に悩んでいると、?!、そういえば初代フィット用の新品が手元にあるのを思い出しました。
前に乗っていたフィットアリアでサスの突き上げがあまりにも酷くてあれこれ対策を講じていたときに買ったけど結局使わなかった奴です
初代フィット用マウントゴムの形状を見るとグレイスのそれとはちょっと違ってどちらかというと市販の強化品に似た形をしています。
強化品ぽくて何となく固そうだし、先ずはこれを試しに使う事にして、更にエンジン等のマウント強化DIYでよくある手法のエポキシパテでマウントゴムの溝を埋めてみました。
取り外したグレイスのと比較、初代フィット用のが切れ込みの溝が狭くなってます
フロント側はマウントゴム交換の為にサスを丸ごと外す必要があり、また、初めてだったこともあり相当に手間取りましたが何とか無事に交換する事が出来ました
ダンパーロッドを固定しているナットはインパクトが無いと外せ無かったので新たにインパクトドライバーを購入したり、ダンパーロッドのネジを舐めてしまい修復する為にその他工具を買ったりと結構な出費となりましたが、目的は達成できたので無問題
運転席側はカウルトップに加えてワイパーまで外す必要がありめんどくさい、ここは滅多に分解しないのでついでにお掃除しておきました
作業中は交換するのに必死で写真を撮る余裕など微塵も無く、交換後には少し余裕が出来たので使った工具を並べてパチリ
ジャッキは3個必要ですねあって良かったw
さてお金も時間も使った今回のモディファイですが肝心の効果は…
取り敢えず乗った感じでは突き上げがシャープに酷くなり車内に入る振動も増えました。マウント部を固めた効果は充分以上に感じられます。というか固すぎないかこれw
ノーマルの快適性を捨てて自分好みの引き締まった乗り心地へと改造した訳で騒音が増えたり弊害が出るのはまあ当然ですねえ
気になっていた点1の左右へのグラグラはリア周りはそのままなのにだいぶ減りました。フロントを固めた効用かな?まあだいぶ気にならなくなったからヨシッ!
問題点2のフロントボヨンボヨンもまだ残っていますがボヨンボヨンからボヨに回数も動きも減った感じです。副作用で突き上げの衝撃が相当に増えてしまったけど問題の改善出来たからヨシッ!
問題点3の高速域では浮遊感が減少し手応えが出て以前よりは安心して踏める様になりました。
と、これまでの不満を解決できたのは良かったものの、ちと固め過ぎたようで乗り心地が明らかに悪化し、同乗者を乗せるのをちょっと躊躇うくらいにw
グラグラボヨンボヨンは減ったものの相当乗り心地が悪化してしまい総合的に改悪した感が若干ありますが、これから馴染んでヘタって少しずつ柔らかくなる(はず)ですし、6月の車検前に硬いレグノから柔らかいタイヤに履き替える予定なのでしばらくはこのままで我慢して様子見でいこうと思います