もう世間は次のラリー・・・ですが・・・私はつい先日、車を引き取ったばかりです(^^;
引き取りに行ったついで(?)に
「御岳スーパークライム」を走ってきました。全日本ラリーではまずつける事は出来ないカーナンバー1です(笑)ゼッケンは1ですがオフィシャルとして参加しています。なもんで1本目はメディア(映像クルーが入っていたんですよ)の危険を感じたので説明したりでタイムダウン。2本目は・・・というか山アリダートタイヤのSコンじゃ曲がらないって・・・(涙)。曲げようと沢山ハンドル切ると失速・・・。ヒルクライムは奥が深いです。ヒルクライムAクラス仲間に全然歯が立ちません。Sタイヤのターマック仕様でも重さで勝てないかも・・・。テクがない?はい(涙)。
後は爆音で排ガスが車室内に入り込んでくるもんで・・・と言い訳三昧(苦笑)。
あ、いきなり脱線しましたね。北海道に戻ります。
念願のラリー北海道は・・・無念のリタイヤ。それでも出場してよかった。ある意味、本当のラリー。速さだけでなく全てにおいてタフが要求される。20世紀時代のラリーは本当にもっともっとタフだったんだなと思う。
ラリー北海道はAPRCと全日本ラリーの併催ですが、規模はやはり国際格式。でもこの規模が全日本ラリーの常であって欲しいとおもうのは僕だけではないんじゃないかな・・・。
私が帯広入りしたのが水曜日の夜。ラリーDAYは金曜の夜から日曜日まで。てことは水曜日から有休している訳で・・・5月にはGWもあるのに普通のサラリーマンじゃこのご時世、出勤日数足りないってのやばいっての・・・(汗)。金銭面も含めていろんな意味でハードルが高いです。参加台数やらポイント係数を気にする前にここらへん気にしてよ・・・みたいな。もしもラリーがプロ化比重の大きな世界であれば、こんなのは小言でしょうけど・・・。
レッキで1日半。昔の国際ラリーは1週間もレッキしているんでそ?ゾッとする(^^;
そう考えれば出易くなったのだ・・・とポジティブに捕らえておこう(笑)
レッキは直前のバタバタでレンタカーで行うことに。スイフトのAT。景色はさすがに北海道。気持ちが良い。しかしその反面壊さない様に神経を使いながら走るもんで結構疲れが・・・。しかしそれよりもSSのコースに愕然。ストレートの長さからベンドの緩さ・・・日頃多く使われないベンドナンバー5~7がメイン(私は7段階)。慣れないベンド域と速度イメージが全くかみ合わず、色々な6や7をそれだけに留めるには補助語も足りない・・・。関東圏でのコースだと私はベンド7あたりはイージーとかジャスト(ちょっと)という言葉を多用してしまうのだけど・・・踏めそうとおもっても速度イメージが湧かないもんで、ひたすらベンドを言っていくしかなかった。後自分がもてる理解している補助語を足すのが精一杯。どの部分がどんな風に荒れるのかも予測が全然つかず、またレッキ中からわだちがあって舵角がすっとぶもんで、そういった場面で経験の無さが露骨に出る(^^;
そしてストレートの距離が・・・ぜんぜん判らない。いあわかっていても麻痺してきて、勝手に長さが変わる気分(激汗)。トリップは純正しかないので一応目安で純正トリップを使うけど、もう150m以上はどんだけ~とおもうぐらいどんぶり勘定(^^;
長いか超長いか果てしなく長いか・・・そんな気分だ。
そして全日本ラリーにでてからいつもなのだが、周囲のレッキ速度に私はちょっとついていけないので、煽られて集中が乱れるのですぐにパスさせて最後続に回るようにしています。そのほうが迷惑もかけないしね・・・(^^;
そして初の25kmクラスのレッキは・・・とにかく長い・・・ペースをあげようと思っても車が車だしタイヤがタイヤなので上げられないし、バーストだけは絶対に避けねばならないので無理も出来ない。ノーガードマシンは色々と辛い。
しかし、こういった未経験をフォローしてくれるのがベテランコドライバーの存在。
私は全日本ラリーに出るときに関しては全日本ラリー以上の経験者としか組まないようにしている。これはコドライバーの優劣のスキル的問題もあるが、ドライバーの経験不足を補うのが実は主名目だったりする。それだけでも精神的な負担は違うし。英語のPNでもそれが出来る出来ないは私の中では順位は下のほうで、それよりもそのラリーを知っているとか、ラリーの感所が判るかどうかのほうが大事で、その経験量からくる情報のほうが大事。それと経験豊富なコドライバーはドライバーのわがままに慣れている(笑)。それと私が学ぶ立場である事。経験を間接的に盗むにはベテランから本番に教わるのが一番吸収出来る。色々なドライバーと組むコドライバーはドライバーのスキルも見抜いて合わせれるしね。
そういった意味でも今回のペアはある程度素性の判っている関係なもんで気が楽だった。スノーの走り方を最初に教えてくれたのはこの方だったし?!
重さ(爆)の問題はあったが、経験を積む事が私の最大のテーマ。
あとは去年のラリー北海道で私はチームのサービスマネージャーを努めていて全体の流れや使う道などを知っていたというのも気が楽にリラックスできた要因だと思う。いつもはもっと神経がピリピリしてしまったりするのだけど、町並みからエリアを知っていたのでそういった面でも非常にあわてずにリラックス出来たと思う。今回サービスをお願いした「ガレージSEKINEN」様に車輌を委ねられたのも(かなり車検でご迷惑をおかけしてしまったが^^;)楽な要因だったし、レッキは疲れたけど県戦的なリラックスでラリー本番を迎えることが出来た。
昔、海外ラリーに出たいなら1度は出る前に見に行けと言われたことがあった。中と外では見え方も違うし、知っている場所と知らない場所とでは見える範囲も違うとか言われたっけかな。それを知っているだけでもゆとりがもてると言われたのだけど、まさにその通りだった。
しかしどんだけ長い距離を走ってレッキをしても、何か感覚的なものがつかめた感触がなく、想定速度のイメージもわかないのでグリップレベルもわからないし・・・これはいつものごとく探りながらのペースアップで、タイム差を伺うラリーをせねばならないと思った・・・(のは金曜日までだったが・・・)。
ということで、つづきます。
Posted at 2010/06/08 23:47:20 | |
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