H56へミニカのシートをコンバート(実験編)

今回の整備手帳ではH3系のミニカのシートをパジェロミニにコンバートしてみます。


八幡ヤード街の利点を使い他車種からの応用でのシートバリエーションを一気に増やすのが実験の目的です。


さて、今回の実験に参加して頂くのはH56パジェロミニ.名付けて実験君３号。
八幡ヤード街では古参の部類に属するパジェロミニです。


実験君1号・２号は単なる落書きでの出演でしたが‥


３号は我が家のボロのアーキタイプとでも称しましょうか？

３号での実験はいきなり本番ではリスクが高く今まで成し得なかった弄りの実験台としてかなり重要な車両となってます。


この車両から得た実験結果は改良を加えながら我が家のボロへフィードバックされる仕組み。
パジェロミニ電動アンテナ化もこの車両が無ければ完成はしなかったでしょう。以後の野望編ではまた３号登場するか？？


まぁ‥しかし今回のゆる～ぃ実験ではヘヴィな実験専門の３号でなくても良かったのですが‥


たまたま横にトッポタウンビーが居たのと既に左側ドアが無かったので作業毎にドアを開け閉めしなくて良いので作業が楽かろうと思っただけでして・・・(^o^;)

さて作業に入ります。

大まかに３つに分けて実験してみます。

まずは実験１


《パジェロミニのレールを残しシートだけミニカ用に変えてみる》


パジェロミニの座面と背もたれを外しま～す。


画像のようにレール部分まで残し後はミニカ用のシートを移植するだけ。


画像ではサイドカバーが残ってますがシートを外す際にこの部分も一度バラさないといけません。この作業の注意点ですが角度調節＆スライドレバーを固定してあるプラスネジにネジ止め剤が塗布してあるのでナメないように注意する事です。


必要な工具は


２♯プラスドライバー


10㎜スパナ


12㎜.13㎜.14㎜
ソケット＆ボックスレンチ


以上です。

ミニカ用シートを何の苦労もなくコンバート完了。


今回実験で使用したミニカ・タウンビー専用シートは合皮製でちょっぴりクラシカルな意匠を取り入れてますね。


タウンビーの内装はこのシートに木目調のパネルを組み合わせてるので

パジェロミニにも設定のある木目調パネルを類を組み合わせてみるのも好みによっては面白いかも知れませんね。


その他にもH3系ミニカには色々なシートバリエーションがあるので今までパジェロミニのシートバリエーションではちょっぴり物足りなさを感じてた方もミニカ系のシートを使い自分の好みにカスタマイズできる楽しみが増えましたよ～(^O^)/

実験２


《２ドア仕様のミニカからシートを移植。》


何の苦労もなくパジェロミニへポン付けするだけです(笑)


唯一、注意点を挙げるとすればミニカは２ドア車を選ぶ事。

ご存じのようにパジェロミニの助手席後方には後席からの乗り降りを容易にする為に足踏み式のリリースレバーが付いてます。


２ドアミニカにも同じ機能を備えてますが４ドア車には必要性がないのでシートもこの機能が省略されています。


なので助手席側に限り２ドアミニカのシートを選ぶか実験１のようにパジェロミニのレールユニットを使うようにした方が良いです。


画像のシートは《２ドア車のミニカタウンビー》シートなので紛らわしく実験１のと同じに見えますがシートカバーの相違でも判るように全く別物です。

実験３


《実験１でバラしたミニカトッポタウンビーシートをまたトッポ用レールに再度組立てて改めてパジェロミニへコンバート。》


はい、これも見事にポン付け！
ついでにヘッドレストも互いに共用できるか実験の為運転席にはミニカ用を助手席には近くの車両から奪取したジュニア用を取り付け・・かなり悪趣味なビジュアルに・・・・

しかしこのレールは凄い！



トッポ用のレールには標準シートのレールベースに４㎝程のゲタが咬ませてあり座面を上げてあります。


これが今回の一番大きな成果！


シートリフター(アジャスター)を持たない旧パジェロミニ系は小柄な人にはシートポジションがチグハグになりがちなのですが‥驚くべき事にトッポ用シートレールををコンバートするとこの悪癖が劇的に改善される事が判明しました。


それに女性等にはどう考えてもおかしいと言わざる得ないハンドルのチルト角度も払拭！


トッポＢＪ用ステーを使ったローダウンミラーもトッピングすれば小柄な方への視界＆操作系が全く別物へと変貌します。


我が家のボロにも採用決定！

おまけにトッポ用シートレールを使うとシート下にはこんな広大なスペースが生まれま～す(笑)


標準シートでは高い所で12㎝がギリギリ精一杯なのに対してトッポ用シートレールを用いると床からシート下までの高さは楽々14㎝オーバーなり～。


このメリットはデカい！


足元がスッポリ収まる為に後席に座られる方の快適性は飛躍的に高まります。



標準シートでは苦労してたサブウーハー等の設置にも一役買うのでは？


ポン付けと申しましたがサイドシルの樹脂カバーの一部がレールのゲタ部分にちょっぴり干渉します。

当たらない所まで少し削ると良いのですが。

当たってるのがほんの少しなので画像のように無理やり押し込んでもカバーは付きます。


惜しむらくはこのトッポシートは中期以降の１／２ドア車だった事。
その為に後席用足踏み式レバーが装備されていません。


トッポ用のレールをコンバートするのに前期２ドアのレールを使うのがベターですな。

トッポ用シートを装着した場合の着座姿勢はこの様になります。


見た目あまり標準シートとの差を感じないのですが、実際座ってみるとヒップポイントが上がってるのがテキメンに分かります。


因みに雑誌等ではこの様な写真は女性モデルさんが着座してますね‥


できればそれに習いたかったのですが‥周りを見渡せど‥解体車とヴィジュアル不適格な解体屋オヤジばかりで‥モデル調達は最初から頓挫‥(-o-;)


しゃ～ないのでたまたま遊びにいらしてたパジェロジュニアのカテゴリーで活躍されてる某男性に半ば強引に胸から下モデルになって頂いてます(笑)。


逆に彼の整備手帳にはワタクシが《汚い短足脚タレ》として出演中‥(-.-;)


標準シートとトッポ用シートのゲタ部分の違い等を画像で詳しくupされてますので興味のある方はジュニアカテゴリーの方で参考にされてみては如何でしょうか？

最後に


今回の実験は着眼点はしょぼいけど応用ネタの可能性としては大成功だったように思います。


イメージチェンジの他にも「ノーマルシートよりもう少しサポートが欲しいが‥いかんせんレカロやブリッドを投入する金が無いなぁ～‥」と、お嘆きの方がいらっしゃるなら‥まぁ‥(^o^;)レカロとは言わないまでも張り出したショルダーがなんとも攻撃的なミニカダンガン用シート(画像)を解体屋等で見つけ出しパジェロミニへコンバートなんて如何でしょうか？


シートの選択肢が広がりを見せそれにトッポ用レールを使えば新たな可能性すら見えてきました。


生産台数の多いミニカの座席なら八幡ヤード街のような特殊な集積地でなくてもヤ○オクやご近所の解体屋さんでお目当ての品が手に入りやすいと思いますよ。

次回は我が家のパジェロミニ(ボロ)へトッポ用シートレールコンバート編に突入～。


おしまい