言わずと知れた水曜日は「どうでしょう」。
名文句、名場面、歴史から背景まで、嬉し楽しく、どうでしょうをお伝え致します。
さて、今週は水曜どうでしょうの「嬉野さん(通称:うれし~)」に注目。
彼こそ「カチッ」プレート発案者(笑。
若き日の大泉氏はパスタを食わせて言いました。
「嬉野クンは、本当に正直者だねぇ・・・。」
不味いパスタだが、大泉がかわいそうなので、不味いとは言えないが・・・。美味くはない。
一瞬の間に、そう思う声「実際は咽るだけ」が哀しく響く。
詳しくは、
最新DVD 第12弾「水曜どうでしょう 北極圏突入~アラスカ半島620マイル~」を見るべし。
誰よりも日本人らしいナップ節も炸裂!!
そんな嬉野さんの「2010年1月5日(火)」の日記
嬉野です。
去年の8月にね。
うちに小犬が来ましてね。
黒いトイプードルなんですけど、
部分的に毛に茶色が混じってて、
で、それって、ミス(失敗)カラーとか呼ばれているそうで、
失敗で生まれた犬はコンテストなんかには出せないというんでね、
嫌がられたんでしょうか、
長い間、買い手が付かなかったみたいでね、
ぽつんと犬屋の隅に売れ残ってて、
で、ついに値札もはがされて、
まさにブリーダーさん(釧路だそうですよ)に送り返されそうな運命になってた時に、偶然うちの女房が遭遇してね、
抱き上げたら嫌がりもしないでじっと見つめ返すので、
いたく気に入って、格安で引き取ってきたというやつでして。
そいつに女房がラッキーという名をつけましたもんですから、
うれしのラッキーくんというバカにめでたげな名前になってね、
以来、我が家でのびのびと暮らしておりますよ。
食っちゃ寝、食っちゃ寝してね、
いるだけですが、
そのわりにはすいぶんと愛らしいもので、
今では、うちの夫婦には無くてはならないヤツになりまして。
居るだけで好いという、
あぁいう存在の仕方というのも世の中にはあるんだなぁと、
あいつを見るたびに妙に感心するわけで。
適材適所とでもいうんでしょうかね、
縁と言うのは異なものでありますよ。
生産性のかけらもないやつでも、
環境によっては必要とされる場所があるということですから。
まさに捨てる神あれば、拾う神もありという、
世間というものは味なものでありますよ。
とまぁ、私は思いますよ。私はね。
犬は人より体温が高いので、
なんともいえない温もりがあってよいですね。
2005年に死んじゃったワン公も18年ほど生きたので、
ラッキーもこれから20年生きるとしたならば、
ひょっとしたなら、あいつより先に、嬉野さんの方が死ぬのかな。
そんな日が来る事も、また確かな未来だなぁと、
そげなことも、たまに思う年頃でありますよ。
その年頃を生きている世代の考えというものは、
その年頃になってみないと分からないものだというのは本当で、
長い間、生きていれば、いろんな変化を経験するのです。
だから親の心を子は知らぬはずで、
それを知れというのもまた、無理な話ということでね、
親としても、知らなかった昔にはもう戻れないのですからね、
分かっていればいるだけに小言にもなろうというわけで、
それでも親の思い通りに子が育つはずもなく、
子も一人で大きくなった気になるわけで、
でも、そんな凸凹のぶつかり合いの中からしか、
複雑な人間性は育ち得ないということもまた、
おそらく真実で、
そう思えば、親の知らないところでこそ、
子は育っていくのだと思います。
人間というものは、
なるようになっていくしかないのだと思えば、
信じるしかないのだということになるのでしょうね。
親が子に小言を言ったり、
子が親に文句を言ったりするのは、
相手にそうであって欲しいという、
お互いがお互いに求める欲がその根にあるからなのでしょうか。
でも、求めてしまうのは、
もともとそこに無いものだからなのかも知れぬと思えば、
相手のままで良しとする心も、
時には必要なのかもしれないわけでありますね。
会社のパソコンが突如壊れまして、
クマクマのパソコンを占拠して書いております、
本日の日記でありました。
それではまた明日。
小沢昭一さん的心でお会いいたしましょう!
解散!
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一生どうでしょう | 日記
Posted at
2010/01/07 01:45:29