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2016年07月10日

北海道クラシックカーラリー2016に行ってきました(その1)

北海道クラシックカーラリー2016に行ってきました(その1) 昨日は旧道庁赤れんが前からスタートとなる『北海道クラシックカーラリー2016』に行ってきました。
札幌の市民は中心部に行くことを昔から『まちに行く』と言います。
小生は生まれが札幌市内の篠路ですが、同じまちなのに考えてみると不思議ですね。札幌市は昭和30年頃から琴似町、篠路村、白石村など周辺の町村を合併してきたその名残なのかもしれません。
さて、街中では駐車場にクルマを停めると、動ける範囲が制限され、駐車料金も高めなので、クルマで向かわず、篠路駅まで徒歩で歩き、JR学園都市線で札幌駅まで行くことにしました。
朝7時ですのでまだ空気が冷んやりします。

赤れんがに近づくにつれ、ちらほら、ラリー参加でないクラシックカーが散見されます。

アルファロメオの初代ジュリアですね。しかもエンブレムにtiがありますので。
1960年に発売されたジュリアの最初の車体です。
ラジエターから緑色のお漏らしをしています…。年数が経つとホースの劣化は避けられないですね。



今年、2代目ジュリアが発売されますが初代の面影がまるでないクルマになってしまいました…。



少し歩くと今度はロータス・ヨーロッパです。

後部はトランクではなく、MRなのでエンジンが収納されています。

当時のコンセプトが現行の86,BRZのような庶民でも買えるスポーツカーでした。

この丸目がポルシェやフェアレディZなど当時のスーパーカーブームを代表するデザインですね。低価格ながらも気品を感じます。


ラリー開始まで1時間前となり、ドライバー達が集まっています。どうやらミーティングが間もなく始まるようです。ラリーと言ってもタイムを競うものではなく、道央から道南まで目的地を順に走行するイベントです。寧ろ、古い年代のクルマなので、走行トラブルを起こさず無事にゴールできるかですね。


今回の目的はルノー・アルピーヌA110を見ることでした。
アルピーヌA110と言えば、小生が生まれる遥か前ですので写真や動画でしか確認できませんが、1960年代のラリーで活躍したクルマです。今見ても独創的なデザインが映えます。

デカールは今回のラリー用のものだけです。とても半世紀以上前とは思えない綺麗な状態です。

フォグがボンネットに付いているのが特徴的なんですよね。まさにラリーのために生まれたクルマです。

想像以上に小型です。横の子供が運転してちょうど良い大きさに感じます。

新型アルピーヌはセンターマフラーになってしまいました。

このフェンダーの盛り上がりもいいですね。

ルノーエンブレムが控えめに小さいのもまた良いです。


ランボルギーニ・ミウラも参加です。

記憶ではミウラのヘッドライトにまつ毛のようなものがあったと思っていたのですが、ウインカーがオレンジ色なのはミウラでも最終モデル150台生産のSVです。それですとまつ毛はありません。

この時代から既にハニカムグリルを使用しているのは驚かされます。

幼稚園の頃はカウンタックが好きで、ミウラにはあまり興味がありませんでしたが、今見ると、カウンタックよりもミウラの方がいいですね。


でも、ミウラよりもカウンタックの方が相変わらず人気があります。

スーパーカーブームを代表するクルマでした。今見ても近未来ぽいデザインです。


1970年代のスーパーカーブームでは、ランボルギーニ、フェラーリ、ポルシェのこの3社が主役でした。フェラーリの参加は1台もありませんがポルシェは多かったですね。それはある意味、故障が少なく長距離走行にも耐えられる証左と言えるかも知れません。
ポルシェ・911シリーズのうち、バンパー上部にウインカーがあるので初代・901です。
バンパーにウインカーが埋まっていれば2代目930です。


ポルシェ356はポルシェの最初のクルマです。敗戦後に作られたクルマですので、再塗装などされていると思いますが、とても綺麗な状態です。





『フォード・GT40』(マーク1・1965)です。ガルフオイルのカラーリングです。

今の車と違い窓が開かないため、このような小窓が付いています。

マクラレーンP1もマフラーがリアの中心にあるのを考えると、この方がMRにとっては排気効率が良いのでしょう。


『トヨタ2000GT』(1968)です。この会場に来る途中、『トヨタ・スポーツ800』(通称ヨタハチ)が走行しているのを見かけました。2000GTを押しつぶした感じでした。こちらはフォルムが美しいですね。

とても綺麗にリストアされています。


マフラは新車同様です。


日産・スカイラインGT-R初代(1971)です。初代はまだ丸目ライトではないんですよね。

エンジンルームは汚れなく光輝いています。これだけ綺麗にしていると異常があっても分かりやすいですね。


こちらはスカイラインGT(GC10・通称ハコスカ)(1970)です。

リアのバンパー部分の歪みは他のハコスカでも同じでしたので、最初からこのような仕様なんですね。


『マツダ・コスモスポーツ』は2台の参加がありました。
こちらは1968年もの。

どことなく宇宙船ぽいイメージを持っていました。リアを見て、当時の記憶は誤りではないと感じました。

皆さん、とてもクルマを綺麗に保っています。自分も見習わなくてはと感じます。

平成のクルマですらヘッドライトが黄ばんでいるのですが、曇りなく綺麗です。
昔はガラスでしたが、樹脂になってから紫外線による劣化は抑えられないですね。

もう一方は1969年ものです(なんだかワインみたい…)。



『ダットサン・フェアレディ1200』(1960)です。日本でも発売されましたが左ハンドルということは北米版ですね。



こちらも『ダットサン・フェアレディSP310』(1963)です。日本で発売されたものです。水色がいい色合いです。



『アルファロメオ・ジュリア・GTスピリット』(1966)、入口でお漏らししていたクルマのGT仕様です。

こちらは若い方がオーナーのようです。


『アルファロメオ・ジュニアZ(ザガート)』です。

やはり、こちらもエンジンルームが光り輝いています。清掃は点検も兼ねてできるので異常の早期発見にも繋がります。

半分が札幌からの参加、残り半分が道外からです。


『日産・フェアレディZ』(1971)です。比較的安価で手に入りやすく、また処分されにくいこともあるのか今回のなかでは、時々見かけるクルマと言えます。



スーパーカー、スポーツカー、高級車だけでなく、一般的な家庭で使用されていたクラシックカーも見てみたいところですが、参加台数が40台と制限され、しかも参加費がホテル代別で18万円(参加者のおかげで無料で自分らが見学できるのですが)と高額のため、間口を狭くしています。
誰でも気軽に参加できるクラシックカーイベントがあればと思うしだいですね。

続いて他のクルマも見てみます。『RONART Jaguar W152』 だそうです。
ルノーとジャガーが一緒に作ったの?と思いましたがルノーは『Renault』ですので、
これは『ロナート.ジャガー』と呼ぶそうで、『ロナート』は製作者の奥さんの名前で、ジャガーとの契約にて1957年に当時70台程作られたクルマとのこと。見た目程、古いクルマではないようです。

このむき出しエキマニがスチームパンクの世界観ですね。

リアの曲線も美しい仕上がりです。


『アルヴィス・カー・アンド・エンジニアリング・カンパニー・リミテッドの3LITER SPECIAL』(1938)とのこと。聞いたことのない自動車会社ですが、1967年頃までイギリスにて生産していたようです。

水色が映えています。つや消し黒のマフラーのカラーリングも合っていますね。

運転席には現代の測定器が取り付けられています。


『ジャガー・E-TYPE S-1 ROADSTAR』(1967)です。

ラジエータのところにミニチュアが。

ライトの形が一見、マツダ・コスモスポーツに似ていますが、微妙な角度によって、趣が全く異なります。

リアは当時のアメ車と比べても瀟洒ですね。


アメ車では『シボレー・ベル・エアー210』(1955)が参加です。
車内が諸外国に比べ広いですね。今の3ナンバー以上の広さがあるように感じました。

当時のアメ車にしては落ち着いたデザインです。


『オースチン・A35』(1959)です。イギリスの自動車メーカーでしたが、今では南京汽車が商標を持っています。鳥山明作品に登場しそうな洒落た感じがします。

ライトの配置がこのクルマに合って良いです。


『メルセデスベンツ 280SL』(1968)です。
内装を見ても古さを感じません。クラシックカーの所有者は歳を取った方が多いです。



参加車両を自動車メーカーで見ると以外にもオースチンが多いです。
『オースチン MARTIN DB2/4』(1955)

『オースチン HEALEY 100』(1955)

『オースチン HEALEY 3000 MKⅠ』(1960)


『オースチン HEALEY 3000 MKⅢ』(1964)


オースチンは違いが分からないですね…。

イギリスは自動車産業の発祥の地でしたので、小さな自動車メーカーが誕生しては消えていきました。このモーリスもそうですね。現在ではここも南京汽車が商標を持っています。
『モーリス Minor』(1960)です。



『マセラティ 3500GT』(1959)です。

史上初のGTカーだけあり、サイドにダクトが取付けられています。


『シムカ・8 Sports barchetta』(1938)とのこと。
このフェンダーがホイールを覆う構造は空気抵抗の軽減に貢献することでホンダ・初代インサイトに採用されていましたが、既に当時から考案されていたのですね。


ボルボ・P1800シリーズが3台あります。






記載文字数オーバーとなりましたので(その2)に続きます。
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Posted at 2016/07/10 16:00:26

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この記事へのコメント

2016年7月13日 20:14
スーパーカー&サーキットの狼世代なので、ロータスヨーロッパには憧れがありましたねぇ。

A110はラリーの画像なんかで見て、これも憧れましたね。実車は高速のSAとかでお目に掛った事がありますが、おっしゃるように独特のフォルムが素敵ですよね。

ダットサン・フェアレディSP310、これは乗った事があります!
といっても、友人の伯父さんのコレクションだったので、横向きリアシートに乗っただけですけどね。低いポジションが印象的でしたよ。
コメントへの返答
2016年7月13日 20:38
こんばんは。
ロータスヨーロッパ、アルピーヌA110共に
今見てもデザインがいいと感じました。
最近のロータスはつり目ばかりですので
このような丸目を見るとなおさらです。
新しいアルピーヌは同じフェイスでSUV
の話も出てきたので、マツダみたいに
全部同じ顔になるのも嫌だなと感じます。

フェアレディSP310は当時、こんなお洒落
なクルマがあったんだと驚きます。
リアシート横向きだったのですね。
今更ながら写真を見て気づきました。

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「@りょうまん号 さん。事故の修理からコーティングして戻ってきたばかりなのを、枝で傷を付けられていますので、証拠もないので泣き寝入りだったのですが、そのことも忘れて今回のことでしたので、心配に感じています。子供がもう少し大きくなれば違ってくるのではと思うのですが、先が長いです(笑)」
何シテル?   02/11 23:28
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