セントラル・サーキットで開催された EURO CUP 2009 Rd.1に参加してきました。
朝少し寝坊しましたが、途中で友人と合流してセントラルへダッシュ
いつもの通り用意して、いつも通りのセントラル。
しかし!これまでと違っているのは 晴れている!
ユーロカップに出るようになって、予選・決勝と晴れたのは初体験です。
やった~ と思ったものの、完全ドライを走るのは初めて。
今までとはブレーキングポイントも違うだろうし。。。何だか怖いでやんす。
とは言え、今回から出来た「BMW MINI クラス2(過給有)のラジアルクラスにエントリーしたので、何とか3位には入りたいです。(クラスエントリーは3台ですが、何か?)
しかし!去年夏から使っているネオバです。どうなる事やら。。。
ライバルのS君号がやってくると、何と新品の新型ネオバ!
まるでSタイヤのようなパターンに「こっそり入れ替えてしまおうか!」と思ってしまいました(マヂで)。
緊張しながらの予選スタート。
1週目にドライの様子を見ながら、2週目に入る頃には裏ストレート最後のコーナーで数台がコースアウト!しかも1台はひっくり返っています。
げぇ~どうなってるの?と思いながらコーナーを抜けるときにバックミラーに映るのは!何とグラベルに突入するライバルS君号!
え?何?何?赤旗!
と思いながらピットにはいると。。。これにて予選終了のアナウンスが聞こえてきます。
まだアタックしてませんが。。。
それよりも気になるのが、帰ってこないS君号。
長く感じる時間を待ちながら、自走で戻ってきたS君号を見たらホッとしました。
何とかご無事で!と思ったのですが、助手席側を見ると。。。
フロントバンパーは割れ、押されて奥へ入ったフォグランプ。
ヘッドライトが砕け散り、ボンネットからリアフェンダーまでの凹みとキズ。
ミラーは配線だけでぶら下がっています。
どうやらライン上にオイルが撒かれてあったようで、オイルフラッグも出てなかったので気がつかずに。。。だそうです。
その前を走っていた僕が無事だったのは、レコードラインを走っていない証なのですか?
凹んだ車に凹むS君。
△のシュガー氏による緊急解体工事がスタートするも、今日の決勝は諦めるしか無いようです。
1週だけとはいえ、リザルトをみると。。。S君!予選3位ぢゃん!
しかもH号のスーパーマスンよりも前!
折角の3位スタートなのに、残念です。
S君「決勝に出よう」と!
え?と思った瞬間、シュガー氏の突貫普及工事がスタート!
当たり方が良かったのでしょう。足回りはダメージ無しです。
テープでぐるぐる巻きになっていくS君号。
ミラーはどうしようもないのですが、テープでは無理。
が!何と別チームの先輩から借りる事ができました。
何とも嬉しいではないですか。
これも普段からのS君の信頼ですね~
オフィシャルに再車検をしてもらった所、出走オッケーの判断が出ました。
良かったね~学生最後のユーロカップ出場だね~(注:卒業済みです)
喜ぶのもつかの間。
S君3位スタート、僕7位スタート。。。
S君スタート上手、僕はスタートだめだめ。。。
こりゃ~、あかんわ!
と、こっそり初優勝を狙ってたのですが。。。
さて、いよいよ決勝のスタート。
フォーメーションラップ後にグリッドに戻ってくるも、大緊張で自分のグリッドを見失ってウロウロしましたが。ドンマイです。
レッドシグナルがブラックアウトしてスタートダッシュ。
1速でガツンとクラッチをつなぎ、ホイールスピンをして2速にアップするとアクセルを戻してしまって一気に減速。
にょほほ~ やってしまいましたヘナチョコスタート。
S君はドンドン進むわ!僕はドンドン抜かれるわ!
どうしてもスタートは失敗しちゃいます。
諦めモードで「今日はドライの勉強だな!」と思い、周回を重ねると。。。
僕の2台前にS号が!
視界にはいると一気に戦闘モードにグッド
どころが、前の赤ヴィータが手強いのです。
コーナーと登りで速いのなんの!
何周か後ろを走ったのですが、どう考えても下りの立ち上がりでしか抜けそうにありません。
という事は、1~2コーナーか橋の下しかありません。
向こうはSタイヤ(訂正:ラジアルでした)でラヂアルのこちらは橋の下では限界なので、2コーナーから裏ストレートで挑戦しよう!無理なら諦めようと。。。
残り周回を気にしながら、何とか残り3週でS君号と僕の間には車がいなくなりました。
何とか追いつこうと限界の来ているネオバに無理をさせながら。。。
裏ストレート最後のグラベルでイエローフラッグが出てまして、そこで何とか追いつく事が出来るのですが、イエローなので抜けず減速!あ!減速しすぎまして、登りでかなり先行されてしまいます。
しかもあちらはニューネオバ。
中速以上のコーナーでは侵入速度が違います。
追いつけません。
橋の下をくぐり、最終コーナーで僕がド・アンダーで追いつけず。
てっきりチェッカーだと勘違いしてたのですが、あ!もう1週ある!
「無理しないでね」という、みっちゃん監督の言葉をすっかり忘れておりまして、最後のヒートアップ。
裏ストレートからの立ち上がりと登りで差が開くのですが、ヘアピンで何とか差を詰めます。
橋の下では無理の出来ない僕に比べ、S君の突っ込みはイケてました。
最終コーナーでも先行され、後はストレート勝負です。
達が上がりで1車長前に出るS号にピッタリとつけ、左に出て一気に行こう!と思っても、彼もさすがにブロックします。
ストレート真ん中で何とか横に並ぶと、後はアクセルを床が抜けるまで踏むだけダッシュ!ダッシュ!
何とか前に出ようと、船を漕ぐように体を前後させて加速させます(え?無意味なの?)
そのまま横並びでチェッカー!
ピットで応援していた皆様!楽しんで頂けましたか?
みっちゃん監督コメント「2台とも近づきすぎ!ぶつかるかと思ったよ!」。。。
リザルト発表(-_-)
はい!勝ちました。
卒業記念に勝ちを譲るとか良いながら、大人げない僕ですが「勝ちたかった」んです。
ゴールでの2台の差は・・・1000分の19秒です。
数十センチの差です。
平均速度はどちらも同じ98.22km
僕のベストタイムは、必死で追いつこうとしていたラスト2週目に出た1分39秒470でした。自己ベスト更新です。
多分、S君が前にいなければ出なかったタイムです。
初めて表彰台に、しかも真ん中に立つ事が出来ました。
応援してくれた友人&先輩の皆様、サポートしてくれたシュガー氏、朝早くから一緒に来てくれる嫁兼監督のみっちゃん。本当にありがとうございます。
そして今回はクラッシュしながらも、これまでで一番熱い走りで引っ張ってくれたS君!本当にありがとう。
クラッシュという辛い事もありましたが、復活を心待ちにしています。
社会人になると出場出来ない事も出来るでしょうが、これからも遊んで下さい。
僕よりも(なかり)年下のS君ですが、サキトでは大先輩です。
もしも彼と出会っていなければ、レースに出る事もありませんでした。
S君、心からありがとう!
そして「R56JCWとかR53GPとかで復活しないでね~」と。。。