ボルトの長さにご注意を

先ほどのブログに書きました、
とあるアクシデントについて。


イシカワエンジニアリングさんにて
ブレーキパッドの交換作業が終了し、

メカニックさんが試し乗りをして帰ってきたのですが、

「フロント右あたりから、曲がるときにコトコト異音がする」

とのこと。


？？

異音ってなんだ？

たしかに、スタビライザーのブッシュのグリス切れで、
ギシギシ音がしたり、
サス廻りのたまにするコキッって音はあるんだけど・・・

イシカワさん曰く、
ホイールの回転と連動しているらしい。


「来るときまでは、そんな連動音なかったな」

助手席に乗ってみる。

するとたしかに、連動音がする。


直進のときは鳴らず、

左旋回のときのみ、フロント右の足回りから連動音。



心当たりがあります。

9月の車検の際、
スペーサーを前後外しましたが、
ボルトはスペーサー利用時の、

・フロント　首下　40ｍｍ
・リア　　　首下　45ｍｍ

を、
そのまま使っておりました。

もちろん、
45ｍｍをフロントに使うと、
ナックルとハブを止めている内部のボルトの頭と干渉し、
ホイールが回らないことは確認していて、

40ｍｍであれば、
ボルトと干渉しないことを自身で確認していました。

当然、純正より長いため、
スペーサーは近日戻そうは考えていたのですが、
なかなか時間がなくて・・・



異音がするフロント右のホイールを一旦外し、
メカニックと一緒に確認してみたところ、

40ｍｍのハブボルトの頭に、
ほんの薄ーく擦れた形跡が見つかりました。

さらにボルト穴から裏側を覗いてみたところ、
そのナックル側のボルトのうち1本の頭が、
同様に薄く擦れた跡があったのです。


異音の原因は、間違いなくこれだろう。

とりあえず、
イシカワさんが純正のハブボルトを貸してくれて、
再度走行すると異音もなくなりました。

近日、純正ボルトを返しにうかがいます。




ではなぜ、

いままで大丈夫だったのに、
今回擦れてしまったのか？



締め付けトルクです。


みつまは自宅では、120Ｎ・ｍ　で締めていました。
ネットの情報を元にこの数字でした。

しかしながら、
イシカワさんでは、140Ｎ・ｍ　で締めておりました。

そのため、
いままでギリギリ当たらなかったのが、
締め付けが増したことによって、
コンマ数ミリ単位で接触してしまったのでしょう。



イシカワさん曰く、
純正の状態での締め付けトルクは、140Ｎ・ｍ。

スペーサー取付時は、150Ｎ・ｍ。

で、作業を行なっているそうです。




まぁこの結果により、

・フロントは、首下40ｍｍをスペーサー無しで付けてはならない。
　また直進では当たらなくても、
　カーブの際にはコンマ数ｍｍ単位で動いている。

・リアは、首下45ｍｍでも干渉は今のところ無し。
　大事をとれば、40ｍｍ以下。


ということが分かりました。

もちろん、

スペーサー無しの場合は、純正ボルトを使うことを、
強くオススメします。



ボルトの長さ、気をつけましょう。


by みつま