FEDERAL 595EVO
●購入経緯
この数年、運転が下手になってる気がします。年齢と共に人体センサの感度や操作の精度が劣化しているのは痛感しますが、これはある程度やむを得ません。しかし、それとも違う何かを感じるのです。で、突如「タイヤの性能に頼り過ぎているのでは?」と思い至りました。
そう言えば、昔は減りを気にせず安いアジアンでひたすら走ってました。絶対的なタイムでなく、1周前の自分のタイムを超える事に価値を見出していました。それは今も変わりません。しかし、いつの間にかグリップの良いアジアンタイヤ使うのが普通になっており、タイヤの減りが気になるように...。これはいけません。ハイグリップタイヤは優しいので、精度の低い操作を許容して甘やかす上、財布には極めて厳しいのです。
やっとそこに気付き、甘やかされた自分を見直すため「安いアジアン」を見繕う事にしました。
●オートウェイ ファイナリスト595EVO選定理由
当初はNS-2決め打ちでした。安いし、減らないし、お値段の割にはグリップするし、変な癖も無い良いタイヤです。ただ、以前は4500円/本位だったのに、今は7000円超えてます。昨今の物価高で仕方ないのですが、もう少し安くて使えるタイヤは無いか探したところ、どう見てもフェデラルが作っているであろうオートウェイオリヂナルタイヤ見つけたので、何となくこれにしました。お値段もギリギリ5千円台で納得です。
●タイヤ評価
・サーキット
悪くありません。もちろんグリップは高くないのでタイムは出ませんが、素直な良いタイヤです。ちゃんと曲がるし、止まります。変な違和感はありません。そして限界は高くないので、無理な操作はタイヤが「あ、それはアカン」と教えてくれます。その時も突如破綻する訳でなく、「あ~、ちょっと無理かも。出来るだ頑張るけど、やっぱ無理~。」みたいな感じで伝わってくるので、練習向きです。
寒い時期でも、R-S4みたいに最初数周は氷上体験という事も無く、最初からある程度グリップします。ただ、ウェット走行はまだ未体験なので何とも言えませんが、まぁ大丈夫でしょう(ウェット駄目でした。末尾に追記)。
季節等の条件もあるので一概には言えませんが、美浜だとR-S4や595RS-RRから概ね2秒落ち位でした。お値段と耐久性考えると、十分以上のグリップです。練習には最適ですので、息子にも親父命令でこれを履かせました。(笑) これできっちり走れる様になったら、きっとハイグリの性能生かせる事でしょう。
・一般道
サーキットで問題ないタイヤが一般道で問題あるはずもなく、性能面は安心して使えます。ロードノイズも全く問題ありません。普通のタイヤです。
・ドリフトみたいな事
お安いタイヤで減らないので、つい調子にのって久しぶりにドリフト遊びしてみました。結果、アカン事になりました。MLMで遊んだのですが、30分過ぎた位でトレッド面剥離して終了...。orz まだバリ山だったのに~。(T_T)
私の様にお遊びレベルのドリフトの真似事でも剥離したので、ガチ勢にはまったく向かないと思います。ジムカーナも厳しいかも知れません。安くて減らないだけに、ちと残念。
●総括
コスパの良いタイヤです。絶対的なタイムは求めないけどサーキット走りたいという人にはお勧めできます。あ、もちろん普段使いも性能面ではお勧めできますが、経年劣化等は当然ながら不明です。とは言え、昨今は国内ブランドでも経年劣化は悪化傾向という噂見るので、価格考えると良い選択になる可能性もありそうです。
サーキット(グリップ)練習&一般使用としての評価は★4かな。経年劣化はまだ未評価なので除きます。
●240501追記:ウェット走行してみました。
ウェットはお勧め出来ません。今回は少々特殊な状況で、フロントはフェデラル製595EVO、リアは新しいナンカン製595EVOの組み合わせです。ナンカン製595EVOはウェット特性が向上しているのがウリです。この組み合わせで走ったところ、フロントはびっくりする位グリップしません。ブレーキングはまだマシなのですが、横のグリップがすっぽ抜ける感じで、とにかく向きが変わりません。リアが1.5ウェイ機械式という事が関係しているかも知れませんが、とにかくタイヤが逃げてノーズが入らないのです。私は結構ウェット好きなのですが、少々手を焼きました。過去に使ったタイヤで、ここまでウェットグリップしないタイヤはありませんでした。少なくとも他のタイヤは、ウェットでも楽しく走れました。
ドライだとNS-2が同じくらいの立ち位置かと思いうのですが、NS-2もウェットなりに走れました。ただその頃のデフはトルセンだったので、一概に比較出来ないかも知れませんが。
なお、ナンカン製のリアは結構食っており、変にリアが出る事も無く、終始安心感ありました。まぁ、フロントが食わないのでリアが出なかっただけかも知れませんが、たまたまディレッツァDZ102を履く86に乗る機会があったので比較すると...。
DZ102はフロントがきっちりグリップして向きを変える事が出来ます。が、リアグリップが弱く、直線でもシフトアップ時にホイルスピンして姿勢が乱れる事が多々あり、アクセルワークには相当気を使いましたが、ナンカン製595EVOでそのような事は発生せず、アクセルは安心して踏めました。
もし機会があれば、フロント側もナンカン製に換えて、ウェットで曲がらないのはタイヤの問題かデフ問題かを切り分けてみたいものです。
購入価格 | 23,940 円 |
---|
入手ルート | ネットショッピング(Yahoo!ショッピング) ※4本送料込み 215/45-17 |
タグ
関連コンテンツ( 595EVO の関連コンテンツ )
おすすめアイテム
[PR]Yahoo!オークション
[PR]Yahoo!ショッピング
類似商品と比較する
関連レビューピックアップ
関連リンク