インパネの外し方、メータフード、ハザードスイッチまでの道のり（その１）

シートから肩を浮かせずにハザードスイッチを押したい。

というわがままを叶えるために作業をしました。
まず、ハザードの制御ラインまでたどり着かねばなりません。
助手席左側足元にジャンクションボックスがあり、それのグレーのコネクタの白線がハザードの制御線なのですが、そこは加工したくなかったので、ハザードスイッチ側から信号を取り出すことにしました。

そこで、その１として、まずはハザードスイッチまで辿り着こうと思います。
必要なものは、写真のような内装剥がしと、プラスドライバー、養生テープのみです。

まずは、助手席前のインパネガーニッシュを外します。

サービスマニュアルに外し方が書いてありますが、何度も外している中で、一番やりやすいと感じた方法を紹介します。
まず、グローブボックスを開きます。
（写真では外してありますが、外さないでも開ければ、上のすきまから手は入るかと思います。）
突っ込んだ左手で、てきとーに裏から押してみると、たまたまガーニッシュのツメ部分を押し上げた時に、少しガーニッシュが浮きます。
その浮いたところの上下に、養生テープなどを貼り、傷がつかないようにします。
そして、ガーニッシュを浮かせ、その隙間に内装剥がしを挿入し、テコのようにしてガーニッシュを上に持ち上げます。
すると、そこのツメが外れますので、そのまま左隣のツメに移動させ２個めを外します。
そこまで外れれば、あとは指が入るでしょうから、左側をすべて外し、その後右側へ進みながらツメを外して行きます。
形状が細長いので、途中で曲げてしまわないように気をつけます。

オーディオパネルの上にビスが見えてきますので、２本外します。
マグネット付きのドライバーを使うと楽です。

ビスを外したら、このあたりを持って、手前に引きます。
写真では片手ですが、左右両側を両手で持って、引くと楽です。

オーディオパネルが外れたら、運転席膝前のパネルを外します。
下側に２本ビスがあるので、それを外します。

ビスを外したら、あとは勇気を出して、このあたり（ステアリングの左下の方）をぐいっと引っ張ると、ごごっと外れます。
あとは、右側も同じ様に引っ張り取り外します。
ETCを付けている方は、配線がありますので、引っ張りすぎないように気をつけましょう。

次は、このパネルです。
ビスはありません。
ツメが多く硬いので、これも勇気を持ってこのあたりを引っ張ります。
上だけ引っ張ると、下が外れず上だけが外れます。
その状態では、隣のメーターフードの左下のあたりでパネルが擦れて傷が付く恐れがあるので、内装を剥がすことに慣れていない場合、メーターパネルの左側、トリップメータのためのスイッチがある辺りに養生テープを貼っておいたほうが良いかと思います。

次は、メーターパネルの右側のパネルです。
写真の位置に内装剥がしを指し、奥に向けて手を動かすと、手前にパネルが浮いてきます。
ここだけで外れない場合は、もう少し右側にもさせる箇所があるので、そちらも外してみると良いかと思います。

エンジンスタート用の配線がつながっておりますので、パネルが外れたら、コネクターを外しておきます。
コネクターロックのツメがありますので、無理に引っ張らないように気をつけてください。

その２に続く