発祥の地

トップ画像は、JR久留米駅にある『とんこつ発祥の地』のモニュメントです。

とんこつラーメンは博多や長浜が発祥だと思われることがありますが、実は久留米が発祥の地なのです。そして、発祥の店は久留米の『南京千両』です。

塩、味噌、醤油と、それぞれのラーメンに発祥の店があるそうですが、現存するのは『南京千両』だけだそうです。

最近はここのラーメンが一番落ち着きます。毎週、ここに行くのが楽しみなのです。


私が発祥の地や発祥の店に惹かれるのは、ロードスターもガンダムも初代が好きなのと無関係ではないかも知れません。

週末、JR博多駅近辺を散策した時には、こんな記念碑を見つけました。

九州に鉄道を開いた先人たちが現在の立派な博多駅を見たら、きっと喜んでくれるでしょう。

さて、この日の目的地は、JR博多駅近くにある『承天寺（じょうてんじ）』です。

ここは『山笠発祥の地』として有名ですが、目的の『発祥地』はこれではありません。

このお寺の敷地内には、もう一つの発祥地の記念碑があるのです。


分かりにくいですか？これが拡大写真です。

福岡の人でも知らない人が多いですが、実は福岡は『うどん発祥の地』とされているのです。ちなみに、そばも、まんじゅうも福岡が発祥の地とされています。

福岡と言えば『ラーメン！』と思われがちですが、実は『うどん』もこよなく愛されています。なので、年末、『うどん県』で香川に年賀状が届くように陳情があったというニュースを複雑な思いで聞いた福岡県民は少なくないはずです。

もし、うどん発祥の地は博多なのだから、福岡こそ『うどん県』ですと主張したら、きっと香川の方はいい思いはしないでしょう。それと同じことなのです。逆の立場も理解して欲しいのです。

私の出身地の立場からすれば、『味噌煮込み』だってありますよって言いたいですし、稲庭だって、関西だって、うどんに強い思い入れのある県では、香川が『うどん県』を宣言したことに複雑な感情を抱いた人は多いんじゃないでしょうか。

香川県の魅力は『うどん』だけではないはず。うどんと言えば讃岐というのは間違いないところですが、もっと広い視野で他県のうどん文化との共存を考えて欲しいと思います。

※もちろん、夜は『牧のうどん』でスペシャルうどんを頂きました！