純正OP/ビルトイン・サブウーファーボックス分解・点検(その②)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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コード固定用のタイラップも付いておりましたがコチラも一旦邪魔なのでカットします。(これはそのままでも大丈夫です)
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そうするとカバーが外れてアンプ基板が見えます。
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気になるコネクタアサインですが、親切かつわかりやすい用に記載がされておりました。
購入前にネットでこいつのことをちょくちょく調べていたのですが、やはりその情報どおり、サブウーファー信号を入力するのではなくスピーカーに出力された音から低音を拾ってこのアンプで出力しているようですね。たしかに純正オーディオやナビの場合、純正ヘッドユニットとカプラーの間にハーネスを割り込ませればワンアクションで接続は完了しますからね。ただヘッドユニットからラゲッジルームまでハーネスを引き伸ばさないといけないのはトランクにアンプを置く場合などと一緒で手間がかかります。
今回のようにこのウーファー&アンプユニット自体は結構オークションや中古屋に転がっているんですけどハーネス付きをめったに見ないのはそのためでしょうね。(装備済みの車両から内装剥がしてハーネスを抜き取るのが大変)
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とりあえず基盤の記載を元に割り出したコネクタのアサインはこのようになっていると思います(チェックしていないので確実では有りませんが・・・)
アース(GND)が2箇所あるのは常時電源用とアクセサリー用で系統をわけているのだと思います(常時電源のほうはメイン電源になるので太いアース線が使われている・・はず)。ただ上と下どっちが常時電源用か分かりません。まあまずはアクセサリに+つないでとっちかのアースをちょんちょんテスターで突っつけばわかると思います。
電源周りは普通の外付けアンプと一緒ですね。リレーが内蔵されていてアクセサリー電源がONになると常時電源もONになるという仕組みです。
違うのは音声信号入力で、こちらはヘッドユニット内のアンプにて音声出力に増幅されたものを入力して、そのうちの低音部を拾ってこのウーファーにて更に増幅・低音出力をするという仕様のようです。
一般的な外付けアンプやパワードウーファーは基本的には増幅されていない音声信号のみを入力してその信号をアンプにて音声出力に変換出力しています。ただし、物によってはRCAが無いヘッドユニットもありますので、その場合は上記のような増幅済み出力をアンプにて再変換・出力します。
(というか基本的にハイエンドや、別のプロセッサーユニットを組まないと社外でもメインスピーカー4chのRCA出力が無い場合のが多いと思います。自分も以前装備していたalpineのヘッドユニットはプロセッサーユニットを別付けしないとRCA信号出力は出せませんでした)
と、ちょっと話がズレましたがもしこのGathersアンプを使用したいのであれば下記の作業をすればなんとかなることがわかりました。
●ヘッドユニットからラゲッジルームに引き込まなければならない配線
・常時電源(バッ直だとなおベター)
・アクセサリー電源
・アース線(これもバッ直だとベター。
●ラゲッジルーム部から引き回さなければならない配線
・左右リアスピーカー線(分岐させてアンプに引き伸ばさなければならない
という感じの引き回しをすれば運用は可能です。
結論から言うと結局前から電源類の配線は引き回さなければならないので別付けのアンプを購入したほうが良いと思います。電源引き回す時にヘッドユニットからのRCA線引き回すのも手間はほぼ一緒ですので・・・
なのでこのGathersアンプはもう使うことは無いかと思われます。
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上記のアサイン表と同じ向きのコネクタ写真です。真ん中の空き部分はコネクタロック用の爪用です。
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と、構造はあらかた理解できたので今度は動作確認です。といってもスピーカー部分のみですが。
とりあえず以前取り付けたセンタースピーカー用の1chアンプを利用してチェック。
アンプのRCAケーブルセンタースピーカーRCA出力コネクタからサブウーファーRCA出力コネクタに切替、アンプから伸びているセンタースピーカー音声出力ケーブルをウーファーのスピーカーに接続して動作チェックです。
音に関しては問題なくなったのですが、期待していた低音のドコドコが出ていない・・・・アンプのゲイン調整をいじっても音量が変わるだけなのでちゃんとゲイン調整機能は生きている・・・・
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なんでだろうと思ったらそういえばセンタースピーカー用モノアンプなのでどう考えてもパワー不足です。(45Wじゃあ無理だな)
ちなみにGathersのは100Wあります。
まあスピーカーの出音チェックができたので大丈夫でしょう。
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といった感じで一通り(?)チェックはできたのでOKとします。最終的には筐体しか使わなくなりそうな気もしますがまあそれも一興です。
ちなみにこいつ、新品で購入すると50000近くします・・・新車で購入した場合、つけるかというと悩むレベルですよね・・・自分ならカロとかのパワードサブウーファー買っちゃいそう(そっちのが安いし音も良い)。
ただビルトインサブウーファーを純正で出しているケースって結構レアだと思うんですよね。なのでこのアイテムだけはスパイク発売当時非常に印象に残っていました。
ちなみに実は自分の親が前期モビスパを新車で購入していたりします。たしかその時もつけたほうがいいんじゃね?ってそそのかした記憶がありますがつけてくれませんでした・・・なおその親のモビスパは20万キロほど走行して3年ほど前にアクセラ(新車)に変わっておりました。
それが巡り巡って15年、自分がつけれることになったのは嬉しいですね。
はやく装備してズンドコ鳴らしてみたいです!
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