2013年10月14日
BMWって、狼っぽい
猛獣というと、どっちかというとネコ科のほうが優勢ですが、イヌ科の猛獣といえばやはり狼です。
体力も復活してきたので、750iで遠出したのですが、この車のV8エンジンはS5なんかと比べてもビーティな感じは少なく、ベルベットのような艶やかで滑らかな風合いが前面にあります。高級車のV8エンジンとしては、正統的です。BMWが凄いのは、そこに「心地よさ」や「スポーティさ」を持ち合わせているんだから、凄いもんです。
で、音なんですが、なんか狼の遠吠えみたいに聞こえるんですよね、BMWの8気筒って。S5のドラムロールみたいなダララララ!!!!って風合いとは正反対かもしれません。ネコ系の猛獣ほどボディコントロールが柔軟でないけど、一日中高速を保って狩りが出来て、機動力も抜群といわれる狼ですから、なんかBMWのキャラクターとちょっと被る気がします。
考えてみると、7シリーズ、リアシートは広いけどサイド部分はリアのホイールアーチにやや押されて、座面自体は奥にすっこんでいます。乗降性はホイールアーチとは無縁の位置にリアシートを配置している他のメーカーのラグジュアリーセダンの方が良いです。ようするに、7シリーズに至ってもBMWは走りをおざなりに出来ていません。
ここ最近は随分と民政化(?)したBMWですが、考えてみればE21系3シリーズみたいな小さなボディの車にデカい直6を乗せてバンバン売り出していたわけですから、大きな会社にしてはやる事が孤高です。
狼は基本的にはウルフパックといって、群れを作って行動しますが、たまに群れないで一人で生活をする狼がいるそうです。これが一匹オオカミの語源とも言われています。何となく、BMWってウルフパックじゃないけど強烈な個性を、その群れの大きさの割には発揮しつつ、常にまとまって行動しているような雰囲気があった気がします。それこそBMWのカッコよさに思えます。
今じゃなんかそのウルフパックもトヨタと仲良くなったり、なんか筋が見えてこなかったり、イマイチな雰囲気になってきましたが・・・。
狼っぽさがあったころのBMWが好きなわけで、段々と民政化し始めたBMWはやはり興味がありません。4シリーズカブリオレとか、またまたメタルトップだしなぁ・・・。
ほいじゃぁ、アウディは何ですかね。
なんか動物っぽさがない、笑。ただ、技術による先進、というわりにドライビングフィールは案外大ざっぱというか、クアトロと自由長の少なめなマルチリンクサスでゴリゴリ走るってのは、なんかサイみたい。んー、あんまり動物に入ってこないですね。
そういえば、フェラーリなんか跳ね馬という割にウマっぽさゼロです。馬みたいに酷使したら壊れるし、なんか違う。フェラーリもマセラティもみんなこれらは「高級娼婦」みたいな感じです。人間じゃん、笑。まぁ最近はその高級娼婦も、アングラ的なものから、なんか法人化した雰囲気がありますが。
んー、娼婦とはかかわりたくないし、サイってどうなんだか?そう考えると、狼とが正直一番相性いい感じします。ロバみたいなボルボも良いんですけどね、笑。
まぁそれでも仕立てのいいスキャバル辺りの生地で仕上げたスーツに、強靭な筋肉を隠し持つ、知的なアスリートを連想させるアストンマーチンは、やはり何につけいいなぁと思います。
なんで手を出さないのか、ようするにそんなアスリートハンサムボーイとほど遠いからですね・・・しばらく狼に育ててもらって鍛えなきゃ、笑。
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Posted at
2013/10/14 23:31:35
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