交通ルールはマナーじゃない

23日にあった常磐道での事故。

事故現場写真を見てもそれほど深刻ではない感じでしたが片方は３人死亡ということで、何があったかと思ってました。最新のニュースでは結局３人ともシートベルトしてなかったとか。（もう片方は全員シートベルトしててケガはあったけど無事）

やっぱりと思いつつ、冷たく言えばただの無駄死にでしたね。

シートベルトの必要性は言うほどのもでもないですが、中にはしてないほうが助かることもあるとか強弁言う人もいそうだな、とか。

それについて特に否定はしませんけど、例えばヘビースモーカーでも長生きする人はいますし、ビルの５階から落ちても助かる人もいます。なかには銃で頭を撃たれても死なない人もいますから。


いつも思うのですが、必要性がよく分からないけどルールだから守ろう、という人の方が不十分な知識を元に自己流判断で生きている人よりも現実的にはかなりまともに生きていける可能性が高いんじゃないでしょうか。

今のご時世、個性とか自主性の尊重とか言ってますけど、知識も半端なのに理解できないものは守らなくても良いなどという勝手な判断は実際のところ危険な場合がありますよね。

交通法規って確かに完璧ではないのかもしれませんが、それでも長い時間をかけて貴重な人命の損失を教訓に作られているものなんですよね。
別に危険とは思わないから、従うかどうかはマナーの問題でしょ？とかそういうレベルの話ではないはずです。

ともかく、知識さえあれば自分でしっかり考えられる人がほとんどのはずです。
（体系的に教えてくれる資料が少なくいのが不満。私もまだまだ知識不足ですからもっと知りたいです。ITARDAも悪くないけど読みにくい）

それだからこそ、十分な理由も説明せずルールを守れとか言うだけじゃなくて、具体的な事例をこと細かく説明してルールの妥当性が理解しやすいようにもっと丁寧に教えてくれるようにしてもらった方が良いのではないかと思ったりしています。

教習所はもちろん、免許更新もおざなりの安全講習じゃなくて少なくも１日かけてみっちり教えるとか。何年かに１回一日ぐらいなら全然いいですよね。

交通ルールは警察の陰謀でそれに捕まるは損だからいやいや守る、というのではなくて実は守った方が自分含めて全体の利益になっているんだという気持ちを持てるようになったら良いなとは思います。