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謎のクリエイターのブログ一覧

2009年12月16日 イイね!

FRPのお話2

型について・・・・

型の製作で前準備は話しましたが 次はゲルコートですね

私は主に茶や青を仕様しています、色はどれでもトナーいれればいいので変わりませんが

黒だけは絶対に使いません、白ゲルが塗れているか判断しやすいとかで使っている方もいるようですが

トナーの問題でクラックがでやすくなりますから 私の中では黒は選択肢にないです。

また樹脂ですが 今年が大きな境目になりました。 ほぼ収縮しない型樹脂を前の親方が作りまして

私もそのデータを元に使用させていただいております、ベースに3種類の物をブレンドします

こちらは公開できませんが 型が白くなると言えば1種類は分かるかな?

積層 表面に小さな巣穴が出来ないように1枚目は300マット1Pもしくはサフェーシング1Pでとめ

450>CFRP>450>450>450>450>450>足で終わりです。

1枚 4枚 ラストの3回に分けて脱泡をします、以前と違い補強にCFRPを3番目だけしかいれており

ません。それで十分です。。。

補強に関しては人それぞれの見解があったり 工場の環境ややり方にもあるのでここでは私なりの

意見を述べますが 厚く張った型がありますがこれは壊れにくくする為と変形を抑える為だそうです

(私はやらないので人の意見ですが)逆を考えれば重くなり型にしなりがでない為クラックが出やすく

なったり製品製作では熱が入りずらい為オーブンがないと厳しいと思います。

私は8Pしか積層しませんが適度な強度があればいいと思っております、製品を作る人次第で

型はかなり使用できます 実際うちで使用している型ですでに130を超えた型がありますが いたって

なにも変わっておりません。 それと積層方法にも問題がありますね、うちは型から製品にいたって

まで 樹脂抜きを施します、最低限の樹脂で固めるのが私はBESTだと判断してやっております。

ポリ樹脂自体あまり強度がありませんから 余った樹脂を捨てたことがある人は分かると思いますけど

クラックが出やすくはずです 製品での積層は特に樹脂を抜いておりますが他製品と違い厚みが

同じ450マット2Pに比べ薄くなります ただし柔軟性があり割れにくく軽量であり低収縮を実現できま

す。強度がほしければマットを増やしたりクロスやCFRPなどで補えばそれでいいわけですね。

型の製作に戻りますが 型を長持ちさせるのに欠かせないのが離型処理です。型が出来て

水研ぎで1500まで その後コンパウンドで磨いて一度中性洗剤で洗います。

安定までに5回の製品を抜きます。1回目2回目3回目までは Hitemp2 ボンリース2 PVA

4回目 5回目 Hitemp2 ボンリース2 その後ボンリース1だけでやってます もちろんですが

離型が弱ければHitempをまたいれることがあります Hitempだけではゲルをはじきやすいので

ボンリースを使用しますが それ以外に光沢をだす為にも使っております。

型で割り面の作りがいいと製品を抜いた際カッターで仕上げが終わるのと製品をみても割り面の

位置がわからないぐらいの仕上がりが出来ます。???????わかりますか????

型とマスターの予算を削ると製品の価格に反映するってことですね、バンパーサイズですと

最悪修理なども考えて軽く3時間以上(パテの硬化時間などもいれて)の時間差がでると思いますよ、

そのコストを考えると・・・・・どっちとります???????
Posted at 2009/12/16 08:07:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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