バルブシステムを制するもの～その2～

壊してしまった部品を調達するため、ネットを探してみると新品カバー単体とほぼ同価格で中古品のアッセンブリーを見つけました。
廃車外しなのであまり期待していませんでしたが届いた部品はかなり汚い状態。
そのまま使えるなんて思ってないし壊れてさえいなければOKです。

カバーを固定しているネジも固着していましたがCRC556を吹き付けてしばらくしたら気合一発でなんとか外して、真鍮ブラシでひたすら磨いてこびり付いた汚れと白サビ、浮いた塗装を落とします。
パーツクリーナで脱脂して得意のミスターカラーで塗装すれば、ほうら見た目だけは新品みたいになりました。

気を取り直して組み付けをやりなおします。前篇で紹介するのを忘れてしまいましたが組み付けには接合面をスクレーバ等できれいにし、液体パッキンを塗布します。

カバーの接合面とOリングが入る溝に液体パッキンを塗布し、更に念のためサーモスタット本体側にも液体パッキンを塗布しました。

三本のネジのトルクが均等になるように交互に少しずつ締めこんでいきます。
液体パッキンが少しはみ出してしまいましたが気にしない気にしない。
LLC（もちろん新品）を注入すると今度は全く漏れませんでした。

せっかくタンクを外したのでついでにこれを取り付けます。
以前付けていたヘッドライト用のバッ直キットなのですが断線してしまい外していました。修理したので再度取り付けします。

更についでにプラグの状態もチェック。
ややくすぶり気味ですがこんなもんならまあ良いでしょう。次の交換では少し番手を下げてみようかな・・・

エンジンを始動して水温の上がり具合をチェックします。去年は青印と黄印の間を行ったりきたりしていました。黄印でラジエタが熱くなるのでここが82℃くらいなのでしょう。僕のニンジャはZRX1100のラジエタを移植していて電動ファンが作動するのが赤印の95℃。電動ファンが作動すれば停止状態でも水温は少し下がります。
GPZの純正ではレッドゾーン直前の105℃でやっとファンが回り出すので真夏の渋滞ではハラハラ物でした。
・・・正常な作動は確認できましたが結局不調の原因ははっきりしないままです。まあ結果オーライかな（＾＾；