こちらの仕事も区切りがつき、5月初旬に退職した女房の希望で5月15日から5泊6日の日程で九州に行ってきました。
長期滞在型施設に宿泊し、ここを基点に大分県を中心にドライブ旅行してきました。
1日目
山陽、中国、九州自動車道は何回も走っているので往きは瀬戸大橋を通り四国経由としました。
与島PAから見た瀬戸大橋。
高松自動車道にある豊浜SAで昼食。
ここのレストランで天ぷら冷やしうどんを食べましたが、さすがうどんの本場の香川県で、腰があり
非常に美味しかったです。
フェリーは佐田岬の三崎港から出ている「国道九四フェリー」を利用しました。
大分県の佐賀関まで70分の航行ですが、値段が2人+車で9、000円以上でした。
高いのでもう二度と利用しません。
船内車室はこんな感じです。
四国西端にある佐田岬の夕方5時頃の景観です。
大分市内で夕食を取り、宿に着いたのは21時前。チェックインが18:00でしたが事前連絡し
たので対応していただきました。疲れたので即熟睡。
2日目
原尻の滝→沈堕の滝→六連橋→高千穂峡を巡りました。
宿泊したのは大分県の長湯温泉にある「BBC長湯」という長期滞在型施設で、管理棟を中心に独立した住居を林を切り開いて点在させています。
食事は朝食のみですが珈琲と共に毎朝部屋まで運んでくれます。調理器具、食器は備わっているので昼食、夕食は自炊可能ですが4日間共外食としました。風呂は備わっていない為、徒歩5分位の所にある提携温泉旅館を利用するシステムです。
宿泊した住居は寝室を兼ねたLD、書斎、台所、洗面、トイレ、ロフト付で、利用費は1日7、000円/人とあまり高くはありません。
室内は禁煙ですが、各住居にはテラスがあり、喫煙者としてはありがたい対応でした。
駐車場は木々の間にゆったりと駐められる配置となっています。
原尻の滝(大分県豊後大野市緒方町原尻)
田園の中にあり、近くに行くまでは姿が全く見えませんでした。規模は大きくありませんが
「東洋のナイアガラ」と言われているようです。
大麦畑
原尻の滝に隣接した畑で、キリンビールと契約して栽培しています。
沈堕の滝(大分県豊後大野市大野町矢田)
こちらは「大野のナイアガラ」の別名があります。古くからの名瀑で、雪舟が画題とした事
でも有名とのこと。
六連橋(大分県竹田市門田)
正式名称は「明正井路第一拱石橋」
水路橋としては日本最長(78m)で、原尻の滝から高千穂峡に向かう県道8号線をまたいで架かっています。
高千穂峡(宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井)
五ヶ瀬川にかかる峡谷で、国の名勝、天然記念物に指定されています。
流れ落ちる真名井の滝は日本の滝百選の一つで、直近まで手こぎボートで遊覧しました。
ひんやりとした空気の中、木漏れ日が降り注ぐ景観は絶景で深く心に残りました。
3日目
九重“夢”大吊橋→宇佐のマチュピチュ→宇佐神宮→高崎山自然動物園に行ってきました。
九重“夢”大吊橋(大分県玖珠郡九重町)
2006年に完成した、「九重“夢”大吊橋」は長さ390m、高さ173mで、歩道専用吊橋としての長さは
日本で2番目ですが、高さは国内最高となっています。谷瀬のつり橋と違ってあまり揺れませんでした。
震動の滝「雄滝」左と「雌滝」右
山間を裂いて落ちる光景は神秘的でした。日本の滝百選に選ばれています。
宇佐のマチュピチュ(大分県宇佐市院内町西椎屋815)
国道387号沿いに展望台があります。ペルーのマチュピチュの雰囲気は少しありますが、
個人的にはもう一つといった感じでした。宇佐のレストランで地元の人から巡った所を聞かれ、
ここの感想を言った所、「すみません」と謝っていました。(笑)
宇佐神宮(大分県宇佐市南宇佐2859)
全国に約44,000ある八幡宮の総本社です。境内は広く、静かで荘厳でした。
雰囲気は三重の伊勢神宮に似ています。
宇佐神宮「南中楼門」
樹齢800年のご神木(高さ約30m、幹まわり約5m)との調和が綺麗で見事でした。
別大国道
別府市と大分市を結ぶ一般道の幹線道路でマラソンコースとしても有名です。
右側は海岸沿いの「お猿資料館」駐車場、左側は高崎山で道路をまたぐ橋の上から撮影しています。
高崎山自然動物園(大分県大分市神崎3098−1)
サルが自然の状態で、オリもなく観光客のまたの間を走り抜けて行きます。
餌の時間には山から猿が下りてきて、夕方の芋を巻く時間の疾走は迫力がありました。
小猿の毛づくろい
4日目
別府の海地獄→狭霧台をドライブし、早めに戻って温泉を堪能しました。
「海地獄」
コバルトブルーの色と湯煙は心を打ちます。数十年前全ての地獄を巡りをしましたが
ここが一番印象に残っています。ただ当時と比べると外国人観光客の数が圧倒的に
多くなっています。
喫茶店「アップル」
一般道で湯布院に向かう途中にあります。おなかが空いたのでここで昼食。
雰囲気も洒落ていて、珈琲もパンも美味しくいただきました。
狭霧台(大分県由布市湯布院町川上野々草1946−14)
湯布院の全景と由布岳が望める県道11号の途中にあります。
別府から湯布院までのワインディングロードは変化に富み、美しい景色の中を走るので
爽快感が半端ではありませんでした。
湯布院全景
ラムネ温泉
「BBC長湯」から徒歩で7分位のところにあります。
外部の露天風呂は温度も低く、皆さん文字通り「長湯」しています。泉質は炭酸泉で5分
も浸からないうちに体中が細かい泡で一杯になります。1時間以上浸かって疲れを癒やしました。
5日目
福岡県みやま市の従兄弟の家へ向かう為BBCを出てやまなみハイウエイ、九州自動車道をドライブしました。
城山展望所。
やまなみハイウエイの途中にある標高748mの展望所で、ここから雄大な阿蘇のカルデラが一望できます。
道の駅「阿蘇」
城山展望所から熊本へ向かう途中にあり、阿蘇五岳を望むことのできる雰囲気抜群の道の駅。
JR豊肥本線阿蘇駅に隣接しています。
九州自動車道の「北熊本SA」で昼食。
本場熊本豚骨ラーメンは思っていたより臭みはなく、結構美味しかったです。
九州芸文館(福岡県筑後市津島1131)
午後2時半に従兄弟宅に到着したので、九州新幹線筑後船小屋駅前に2013年に開館した九州芸文館に連れて行ってもらいました。
「芸術文化」「体験」「交流」を三本の柱とした芸術文化交流施設ですが駅を含む広大な公園の中にあります。隈研吾氏がデザインした建物は斬新で印象的でした。
夜はみやま市の食事処で懐石料理をご馳走になりました。帰りは当然飲まない奥さんの運転です。従兄弟の愛車マークⅡは既に18年、23万km走っていますが、当分買い替える予定は無いそうです。エンジンも快調でサスペンションもヘタリが無く、かなりメンテしている感じでした。
6日目
午前11時前にみやま市を出発し、途中休憩を挟みながら午後8時に大阪へ帰ってきました。
走行距離680km、燃費は17.42km/Lでした。
ほとんどACC設定で、レーンキープアシスト、エアコンONの状態でしたが意外と延びませんでした。
ACCの設定速度を上げすぎた為かも知れません。
全行程の結果は走行距離1962.4km、使用ガソリン126.7Lで燃費は15.48km/Lでした。