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B21W後期標準車には、フロントバンパー左右にフォグランプ取り付け可能なスペースが設けられており、ノーマル状態では平たいカバーが装着されています。
ここをオプションの専用フィニッシャーに交換することで、後付け感なくフォグランプが装着できるようになっています。
そこで、ノーマルのままでは見た目がよろしくないのでフォグランプを装着することにしました。
しかし、純正オプションのフォグキットはかなり高価なため、少しでも安価にフォグ装着できないかと画策したのが事の始まり。
FASTやCALIASを駆使した調査の末、今回用意したのは日産純正OPの「フォグランプレスキット」です。
このキットを使用してフォグランプ装着作業をざっくりとですが紹介してみたいと思います。
今回の記事では基本的に取付要領書を補足する形で進めていきます。
実際の取り付けには必ず要領書を用意して進めてください。
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用意したキットは単純に純正OPフォグランプキットからフォグ灯体を抜いただけのもので、本来はフォグ未装着の標準車にリングイルミフォグを取り付けるために設定されているものです。
つまり、ここにヤフオクで探し出した中古フォグ灯体を組み合わせれば、フルセットが一式揃うというワケです。
キット内容は専用フィニッシャー、ランプブラケット、バンパー内ハーネス、車内側ハーネス、フォグランプスイッチ、取り付け用ショートパーツ、取扱説明書。
価格は部品のみで約9000円。ちなみに灯体付きフルセットで4万円弱します。
実際はブラケットとフィニッシャーだけ部販で購入し、フォグスイッチと配線類に市販品を用意すれば取り付けを簡易的にでき、トータルの価格もさらに安くできると思います。
しかし、純正キットを使用するとメーター内に用意されているフォグランプインジケーターを点灯できるという大きなメリットがあります。
日産純正OPは基本的に取付要領書は付属しないため、日産ディーラーでCALIASから印刷してもらいましょう。
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部品を入手する際に注意する点は、フォグ灯体の種類です。
実は標準車OP用とハイウェイスター用では形状が異なり、互換性がありません。
左が標準車用、右がHWS用。
見分け方るポイントは複数あります。
標準車用はメーカー刻印がAOKIで金属ステー、バルブがH11。
HWS用はメーカー刻印がamsで樹脂ステー、バルブがH16。
FASTのイラストでは同じように見えたので、どうせ同じとタカを括ってHWS用を買った結果、見事に失敗しました←
ヤフオクでも数が少ないのですが、運良く左右共に入手できました。
5〜6000円くらいで手に入ると思います。
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フォグは黄色派なので、取り付け前にあらかじめ中古ノーマルバルブからPIAAのソーラーイエローに交換しておきました。
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さっそく車をバラしていきます。
フロントをジャッキアップするか、スロープに乗せておきましょう。
まずはフロントバンパーの取り外し。
バンパー取り外しで引っ掛けやすいヘッドライトとフェンダー前端を養生することをおすすめします。
ナンバー裏のナット一個を外したら、あとは全て樹脂クリップです。
グリル上3個、バンパー下4個、バンパー左右各2個。
バンパー左右クリップのうち、下側は頭にプラスが切ってあるネジ式。上側はフェンダー取り付け部にある通常のクリップ。ハンドルを切った状態でバンパー内部を覗き込むと確認しやすい。
そとから見えるクリップを全て外したら、グリル左右を手前に引き、裏側にあるグリルとヘッドライト間の固定用クリップを外す。
最後に左右フェンダーとの取り付け部を引き抜けばバンパーが外れます。
アラウンドビューモニター装着車はフロントカメラハーネスを外す必要があると思います。
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バンパーが取れたところ。
配線はこの状態で取り付けます。
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まず、フロントバンパーにフィニッシャーとブラケットを取り付けていきます。
まず左右フィニッシャーを外します。
外れたら要領書に従って、左側のみバンパーの一部をカットします。
多少大きめにカットしてしまっても大丈夫です。
ここは灯体左下にある光軸調整ネジの逃げになります。
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加工が済んだら、キットのフィニッシャーにナットを取り付け、バンパーにはめ込みます。
ランプブラケットは裏側からネジで固定します。
ブラケットを取り付けたらフォグ灯体をタッピングスクリューで固定。
これでバンパー側の作業は終わりです。
その2へ続く。
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